まがりかどの先に

まがりかどの先にはきっと良いことがあると信じ、目の前の人生の小路をてくてく歩き続ける日々の雑記です。

奈良の大仏さんに御参拝

2021年03月30日 | 少し働く日々

本日の交通誘導のシルバーバイトは、市原市の東の端の方の現場だった。

市原市は、ベイエリアには工業地帯があり、市役所のある五井周辺は、田舎Jinにすると大都会である。
反面、内陸側は、山深く、まだ市原市字田舎といえるエリアが広がっている。
今日の現場は、そんな字田舎だった。

朝現場に向かうとき、『大仏通り』という気になる道路を通った。

お昼休みの徒然に調べたら、沿道に、平安時代(ここまで古いと伝説)に平将門さんが京(奈良)の東大寺の大仏を模して建立したという縁起のある等身大(高さ約1.5m)の大仏さんがあると分かった。

どうも、将門さん、この地で新皇を名乗り、京を模した自らの都を構えようとしたらしい。

現場は最終日で早めに作業が終わったので、帰路にちょっと寄り道をしてお参りしてきた。

古い樹齢のスダジイなどに囲まれ、周りの公園では桜が満開。

今の大仏さんは将門さん当時のものではないとのことだけれど、長い時間軸での地域の皆さんの思いも感じられ、これはこれでなかなか神々しい。

仏像などの偶像をなぜ有難がって拝むのか、ずっと考えてきた。

疑問に思っている割には、仏像や神社などにはけっこうお参りしてる自分があるけれど、こういう古い樹齢の木々、自然の中で、地域の皆さんの思いが形になった石像に手を合わせていると、長い時間の流れが感じられて、心が落ち着いた。

仏像などの有り難さは、きっとこういうことなのかもしれないと、ちょっと手がかりに触れた気がした。

奈良の大仏さんといえば、奈良 東大寺さんの14.7mの立派な大仏さんを思い浮かべる。

1/10の小さな大仏さんだけれど、市原の地に、平将門さんのロマンの入り口があったことを発見し、楽しく帰宅した。

辛いことも多いけれど、いろいろなところへ出かけその地に興味津々。

自分向きのバイトでもあると思っている。

コメント
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