まがりかどの先に

まがりかどの先にはきっと良いことがあると信じ、目の前の人生の小路をてくてく歩き続ける日々の雑記です。

関東ふれあいのみち(千葉18、19)ひとりウォーク

2018年03月08日 | 関東ふれあいの道(千葉)ひとりウォーク
二月の『魔女の一撃』の違和感もようやくなくなり、関東ふれあいのみちひとりウォークを再開した。
 
今回は、JR外房線勝浦駅が起点の、荒磯のみち(千葉18コース 8.4Km)と、JR外房線鵜原駅が起点の、理想郷をたずねるみち(千葉19コース 3.2Km)を歩いてきた。
 
 
JR外房線勝浦駅に降り立つと、雛人形が出迎えてくれた。
 
勝浦市は、例年かつうらビッグひな祭りを行っていて、今年も2月23日(金)~3月4日(日)で開催されていた。
数日早ければ、このイベントも見られたのだけれど、まあ、仕方がないかと思いつつ、駅前の国道を横切って勝浦漁港へ下りた。
 
勝浦漁港は、カツオの水揚げ関東一を誇る活気のある漁港で、今日もみなさん忙しく動き回っていた。例年6月ごろに、カツオ祭りというイベントも行っているが、今年の漁獲はどうなんだろう。新鮮なカツオを採れたてのおろしにんにくで少しつまみながらのはたまらない。
 
漁港を右手に見て、海岸沿いをしばらく歩くと、八幡岬公園(勝浦城址)の入り口が見えてきた。
 
 
このトンネルの先が城郭跡で、現在は公園として整備されていた。
 

荒磯のみちのチェックポイントの休憩所。
公園の遊具も新しく、よく整備されている。
 

城郭の主郭と思われる部分には、徳川家康の側室となり歴史に名を残したお萬の方様の銅像があった。お萬の方様は、徳川頼房(水戸家)、徳川頼宣(紀伊家)の母、水戸黄門さんのお祖母さんにあたる。徳川幕府の基礎を産み落としたような女性である。
遠い戦国時代の十六世紀に、この八幡岬勝浦城をおさめていた正木氏の娘として生まれたのだという。
 
 
 
想像上の顔には違いないが、なにか強い意志を持った奥深い表情で静かに海を見つめていた。世の中、諸行無常ですよ。それでも、私は確かにここにいた。そして人はこれからも流れの中でめんめんと生きていくんですよ。そう言っているようだった。
 
 
公園を出て右折。
勝浦灯台に向かう尾根道は、早咲の桜が満開だった。
 
 
大正6年3月に灯がともされた勝浦灯台。
ここは、外房で最も東に突き出た部分で、「ひらめきケ丘」というらしい。
この丘から見る日の出は絶景である、と案内板にあった。
 
 
道沿いに日本海軍駆逐艦沖風殉難平和観音像慰霊碑の案内板があったので立ち寄ってみた。
 

コンクリートで作られた小さな階段を上っていくと、丘の上に海に向かって観音像が祀ってあった。
 
駆逐艦沖風は、1944(昭和19)年1月、勝浦灯台南方海域にてアメリカ海軍潜水艦『トリガー』の雷撃を受け沈没しており、その際の慰霊のようだ。
同時に、ニューギニアビアク島の土を持ち帰って合祀し、彼の地で玉砕した方々の慰霊と平和の大切さを伝えていた。
 
観音様の望む海のはるか向こうに、目には見えなくてもニューギニアビアク島はある。時間も距離も遠く離れていても、亡くなったたくさんの方々の思いは、今を生きる人たちにきっと通じる。そんな気持ちになり、般若心経を唱え、手を合わせてきた。
 
 
 
戊辰戦争時の遺跡、官軍塚。
ここも公園としてよく整備されていた。
 

勝浦市役所脇から、最も海岸に近い集落の生活道に出て、海を右手にみながら沢倉、部原と歩き、コースの終点、部原三又バス停に届いた。
 
 
が、帰りのバスがない(/_;)。
マップ上の直線距離で、駅まで2Kmくらいなので、国道を歩くことにした。
 
 
勝浦駅から隣の鵜原駅へ電車で移動。
 
 
鵜原駅を出て右折し、商店街を進むと、鵜原海岸への案内板があり、海に出られた。
 
 
ここが理想郷をたずねるみちのチェックポイント。
 
 
海に建てられた鳥居の周りでは、地元の漁師さんが海藻とりにいそしんでいた。
 

海を右手に進むと、理想郷へ上る道があり、山道の遊歩道を上った。この周辺は、2015年05月に房総駅間ひとりウォークで歩いており、寄り道せずに通過。じっくり見ると、きれいな風景が多い場所だ。
 

理想郷を下りて案内板に沿って進むと、千葉県立海の博物館とかつうら海中公園がある。はじめてならば、時間を割いて見学するのも良いと思う。
海中公園は、潜水艦に乗ったような気分になる(笑)。
 
 

尾名浦海岸周辺の景色。
理想郷同様のリアス式海岸で、浸食された岩が絶景を作っていた。
ここはまた機会をつくってゆっくり来たいなぁ。
 
 
左折して国道にでるとゴールの松部港バス停があった。
駅までは、1㎞程度なので、歩いて駅に戻り帰途についた。
 
マップ上は、バス停を起点に駅までとなっているが、バスの運行数は少ないので、駅起点で歩き始めて方が歩きやすいのではないかと感じた。
 
腰の具合も異変なし。これからまたどんどん歩けるといいな。

コース名:千葉18 
スタート 小港バス部原三又バス停
ゴール  JR外房線勝浦駅    8.4km
コース名:千葉19 
スタート 小港バス松部港バス停
ゴール  JR外房線鵜原駅    3.1km
実際に歩いた日 2018年03月06日(火)
本日の歩数   30,917歩
 
 
2015年『房総駅間ひとりウォーク』ブログ内記事(参考)
 
 

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<今日は何の日>
1935(昭和10)年の今日、忠犬ハチ公、帰らぬ主人を十年待ち続け死す。満11歳。
 
ワンコ先生も11歳になる。もう終盤なんだぁ。
時間のある限り、弄りまわして遊んであげようと思う。
 
コメント
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