まがりかどの先に

まがりかどの先にはきっと良いことがあると信じ、目の前の人生の小路をてくてく歩き続ける日々の雑記です。

新緑散策

2015年05月28日 | ぶらぶらウォーキングの日々

千葉県立養老渓谷奥清澄自然公園内の梅ケ瀬に、日高誠実(のぶざね)邸跡を訪ねてきました。紅葉も大変きれいな所のようですが、今は、春燃ゆで、新緑がたまらなくきれいでした。

小湊鉄道養老渓谷駅からハイキングコースがあります。関東ふれあいの道にもなっていることから、適度に画像のような道標があり、マップがなくても、気ままに歩けました。

養老渓谷駅側からこんな橋をゆったり渡り、

 

いい感じの道端のお地蔵(延命地蔵)さんにお参りした後、前のベンチを借り、お昼。
関係者の方の働きかけで、周囲もとてもよく維持されており、感心しました。

 

分かれ道で、案内板がありました。マムシ、イノシシ、猿、蜂、山ビルなどがいるので、自己責任で歩いてね、という内容の注意板も設置されていました。
自然は豊かですが、確かにいろいろ出そうな雰囲気です。

日高邸跡は梅ケ瀬渓谷の奥にあるとのことなので、梅ケ瀬渓谷側に進むと、段々、山深く、緑が多くなってきました。
もみじの並木で、ここは紅葉すると凄そうです。この辺りまでは、車でも行けそうですが、紅葉の時期などは、すれ違いが厳しいかもしれませんね。
脱輪したり、こすったりすることを考えたら、ゆっくり歩いた方がよさそうです。
この道の先に、かなり広い駐車場もありました。

 

駐車場から先は、梅ケ瀬川沿いに人が歩けるだけの小路が伸びています。

途中の竹藪では、タケノコの頭を食いちぎったり、根元を掘り上げた痕跡がたくさん残っていました。
イノシシが出たらどうしよう?と、ちょっと弱気にはなったのですが、梅ケ瀬川の石を渡って、何度も川を渡りながら、新緑、川の中を泳ぐ小魚を見て楽しみ、川音、鳥の鳴き声を聞きながら、のんびりと歩いている内に、イノシシや猿のことは忘れてしまいました。
イノシシや猿も変なオヤジがごそごそ歩いていたら、怖がって逃げますよね(笑)

 

渓谷の源流辺り(行き止り)に日高邸跡は残っていました。あまり訪れる人がいないのか、木の顕彰碑は、朽ちてぼろぼろ。跡地の中央には、石の顕彰碑もありました。

 

当時の建物の礎石でしょうか、建物の痕跡です。よく、こういう場所を見つけ、建物を建てたなぁと感心しきりでした。
当時は、自然豊かで、今ほど猿や鹿、イノシシの被害もなかったのでしょうから、案外暮らしやすかったんですかね。現在は被害が多いようで、畑や田んぼを囲んだ電気柵がそこここに設置されていました。

現地にあった案内板によると、日高誠実氏は、日向国鍋島藩の出身で、幕末から明治にかけ生きた人物。勝海舟、伊藤博文、山県有朋らとも親交があったようです。
50歳の時に陸軍を辞め、当地を奈良県の月ヶ瀬のような、東海の名勝地・理想郷にする夢を持って開拓。
梅林の造成、林業、畜産、養魚を振興させる取組みを行いながら、国漢、英数、書道、剣道を教えて地域の人材育成に努めたとありました。
塾生はのべ千人にも及んだとのこと、すごい所に、すごい人がいたもんです。

お天気も良いので、ふっと思いついて出かけた2万歩余りの散策でしたが、この周辺は、歩きやすそうな他のコースもたくさんありましたので、また出かけてみようと思っています。

 

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