まがりかどの先に

まがりかどの先にはきっと良いことがあると信じ、目の前の人生の小路をてくてく歩き続ける日々の雑記です。

配偶者控除があるから女性は外で働かないの?

2014年11月08日 | 日記

新聞によると、平成25年度末を目途に、専業主婦の配偶者控除の見直しが行われるらしい。

見直しの目的は、「働く女性を増やすため」だそうだ。

う~~~ん、よく分からない!

配偶者控除があるから、専業主婦は働かないのかと言えば、そうではないように見える。

私の周りでも、専業じいちゃん、専業ばあちゃんはたくさんいるが、若い女性世代はパートで働らきながら、家事・育児などの主婦業を行っている人がほとんど。

「働く女性」は既にたくさんいる。

現状は、税金面での配偶者控除、健保扶養、年金3号被保険者という制度で負担が軽減されているが、負担軽減されているから、ことさらその額にこだわって働かないのではないと思うのだ。

子育て中や老親の軽い介護などがある場合は、朝夕時間を除いたパート等の働き方は良い働き方だと思う。

子供が自立してきた時期に育児等に入る前に培ってきた知識・スキルを活かし戻れる職場がないというのがむしろ問題なのだろう。

税、健康保険、年金を負担しても、パートで年収103万円より、自分の能力を活かして年収240万円の方が手元にたくさんお金が残るということは誰でも分かる。おそらく働きたくても、その受け皿がないのだろう。

週20時間働いている人が、40時間働けば8万円の給料は16万円にはなる。表面上は、良い話しのようにも思える。

でも・・・。

・フルタイムで働くようになった元専業主婦の専業部分の労働は誰がやるの?

夫婦で分担と言っても、それが自然にできているくらいなら、既にフルタイムで共働きしているでしょ。

・小学校くらいまでのお子さんの家族との団らん・家庭教育は誰がやるの?

働いた給料で保育機関や塾に預ける(それじゃぁ何のために働いている)の?

子育てにはお金は必須、でもお金だけになったらたぶんロクなことはない。

・一人の人が倍の時間働くだけの仕事がそれぞれの地域にあるの?

都市部にはあるかもしれないが、田舎では今でもできることと仕事のミスマッチは多いような感じ!

・週30時間を超え厚生年金、健康保険への加入要件を満たした時、雇用する側全てがその負担に耐えられる?パートの安い労働力だからもっている部分もあるのでは?

等々

素人なりにいろいろと思いつくことはあるが、配偶者控除の見直しも、要は、税収不足でどうにもなりません。個々の家庭での負担をお願いしますということなのだろう。

できるだけ全員で、とうちゃん、かあちゃん、じいちゃんもばあちゃんも元気なら役割分担し、働いて個々の均衡をとってください。事業者の方も雇用形態の変化で負担が増えますが、能力のある人はたくさん眠っています。経営努力をお願いします。という話だと思う。

自分たちが国の運営を見誤りました。痛み分けでなんとか良くしていかなければなりません。どうか国民のみなさん、ご理解とご協力をという姿勢が大方の理解を得る第一歩のように思えるのだが。

「先人たちの判断ミスです。その時はそこまでは分かりませんでした。私たちは悪くはありません。先人たちの誤りを今私たちは“働く女性を増やすため”にという新たな視点で制度改革を行っています」的な上から目線のように感じてならない。

田舎暮らしのBakaじいじいには難しいことはよく分からないので政治家頼みだが、どうか謙虚に広く意見を聴き、現状分析し、バランスのよい制度改定を行って欲しいと願うばかりだ。

 【今日のわが家】

カミさん+娘3号は、東京で待ち合わせてミュージカル。(働いている組)

私はエコキュートのリコールでパナソニックさんの工事の立会い(新品に無償交換)。雑木の枝落とし。年賀欠礼状の印刷。VAIO(PC)のCPU処理が落ちない対策(VAIO解析マネージャーが原因とわかり機能停止し対策)

(無職の人 無職だって家で働いているのに・・・涙)

 

コメント
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