まがりかどの先に

まがりかどの先にはきっと良いことがあると信じ、目の前の人生の小路をてくてく歩き続ける日々の雑記です。

夫源病に、苦笑い

2016年04月14日 | 早期退職

新聞の読者投稿欄をながめていたら、『夫源病』という言葉が目に留まりました。

定年したおやじが原因で、カミさんが体調不良になってしまうという現象が巷に多発しているらしい。

思わず、さもあらん、と苦笑いです。

あたしとカミさんは、同じ学年。定年を迎えたその日以降の状況を想像すると、記事になっていた『夫(婦)源病』そのものだと思います。

共働きは、ダブルインカムの優位はありますが、うちの場合、同じ時に勤務先がなくなり、同時に、会社モードで角突き合わせて、あんたが悪い、と批判しあう。想像もしたくもない。

母の介護をする中で、掃除、洗濯、食事等、主婦的なことは何もできない自分に気付きました。
母が亡くなり相続等の整理ができたときに、次はいよいよ自分(カミさん)の番だと思いました。

いずれはどちらかひとり残る時間があって、終わる。お互い、生活者として自立していなくては。
この『夫(婦)源病』的な要因は、早期退職に踏み切ったトリガーになったかな、と今になって思います。

自由人になってみると、おれはやってる、と思っていた主夫的な仕事も何もできない自分に気付きました。

若いころは、一心同体のように思っていても、家で会う時間は一日数時間。職場いる時間は10時間以上。そんな生活が40年近く続いたら、家族を思う一心は同じであっても、なかなか同体にはならないですね。

難しい!

 

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ぶれていない自分

2016年04月10日 | 早期退職

 

 
終わり良ければ、全てよし!かな?

定年まで4年余り、非正規社員での再雇用満了まで9年余りを残して早期退職しましたが、今は多少のアルバイトをしながら、基本自由業です。「もったいないねぇ」「何か失敗でもしたの?」「...
 

歩きの計画を妄想していて、PCをとじる前にと、メールチェックしたら、gooブログさんから、『1年前のgooブログ』というメールが入っていました。

タイトルにひかれ、自分で書いた記事を読んでみたら、「うん、いいじゃないか!」
ぜんぜんぶれていない自分を発見。

人生、いつ終わるかわからない終着点ですが、今与えられた環境・時間の中で、好きなことをやって自分を満足させる過ごし方が、自分清算会社、”小路てくてく”の事業方針なんだなと再認識できました。

こういう振り返りは、デジタル社会のメリットですね。
gooブログさん、ありがとう!

 

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臨時出費がかさむ

2016年04月04日 | 早期退職

早期退職して、1年半。思ったより穏やかな日々を遅れています。

生活基盤部分の見直しも行い、定例の出費、お小遣いくらいまで、アルバイトで賄えるようになったのは、我ながら大きな変化を起こせたと感心です。

これからも、少し働いた分、今まで蓄えた分を上手く使って、トータルで不足なく身じまいをしたいというのが、長期的な思いなのですが、想定外のことが多いのが人生です。

最近の想定外の出費

〇浄化槽の漏水  150000円 (1月)

 築後30年近く経ったわが家では、こういった大きな修繕費等が時々発生。

〇慶弔費  40,000円(2月)

 会社関係はなくなりましたが、家から出た親族、同級生、地域でお付き合いのある人などの仏は、欠かせません。

〇加齢による医療費 10,000円(3月)

 寿命がつきればそれでいいのですが、痛みや苦しさを避けたい。公的医療保険があるといっても、結構お金がかかります。健康が一番ですね。

〇車検費用 84,000円(3月)

 これは想定内でしたが、まとまったお金という点で、痛い費用です。

今年に入り出費が続き、月平均10万円くらい、蓄えを切り崩している状態。

まあ、なるようになるんで、それでいいんですが、早期退職に限らず、老後は、どこまでいっても、お金の心配はしなくてはならないようです。
でも、それが生きるってことかもしれませんね。

 

 

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意外にかかる、住宅維持費

2015年11月07日 | 早期退職

昨日、ちょっと出歩いていた間に、浄化槽の定期点検がありました。

8月の汲み取り清掃の際、作業に来てくれた方が、もしかしたら、漏水があるかもしれませんが、汲み取り作業をしますか?と、声をかけてくれたのですが、この辺のことに疎いあたしは、漏水工事と汲み取りの関係がよくわからず、やってくださいと応えました。

もし、浄化槽の漏水だったら、今回の汲み取り代金が無駄になりますよ、と言ってくれたのですが、なぜですか?という素直な返答ができなかった。
そう聞いていたら、きっと詳しく説明してくれたと思います。

======  家にいる時間が多くなって感じること ======
・固定電話は、年老いた叔父もいるので、まさかの電話かと出てみると、振り込め詐欺みたいなもの、インターネット接続、不動産などのセールスばかり。しかも、みんな、粘り腰。
・インターフォンに出てみれば、宗教の勧誘やソーラーなどの売込みばかり。体調が悪いときなどは、必死に起きだし、階下へ行ってみて、腹が立つより、意気消沈。
=======

浄化槽の定期点検業者さんとは、家を建て替えた時以来だから、もう27年目のお付き合い。
今までは、いつも不在で、定期点検の作業担当の方の顔をみるようになったのは、この1年。年に1度の汲み取りの方と会ったのは、初めてでした。

家に来る人に不信感のある毎日なので、親切にアドバイスしてくれた声が聞き取れなかったんですね。

それじゃ、もう少し様子をみましょう。次回、定期点検に来る者に伝えておきます。その時異常があれば、修理した方がいいですよ。
ガタイのいい、一見怖そうな彼でしたが、そう言ってくれました。

それから、はや3か月。

いつも定期点検に来てくれる方の点検表の備考欄に、「漏水してます!」とのコメント。早速、浄化槽の定期点検業者さんに見積を頼みました。

浄化槽の漏水修理を検索してみたら、当然ですが、”くみ取って清掃した後、亀裂、破損部分をみつけ、補修する”とある。

汲み取りに来てくれた彼は、これを言っていたんだと、ようやく気付いた次第。
まったく、とほほ。

他人(ひと)の話に、もっと耳を傾けなければ。
(でも、こういう老いを認める素直な気持ちを悪用した経済犯罪が多いのも現実。ホント、世知辛い!)

汲み取りの方の話をもっと素直に聞いていれば、3万円近い汲み取り・清掃料が節約できたんですね。
助けてくれる手を振り払ってしまった!

血管同様、柔軟な心(素直な感性)を維持することの大切さを痛感です。

見積もり金額はこれからですが、汲み取り・清掃料だけで3万円近くかかるわけですから、修理代が入れば、10万~20万くらいにはなるのかも。

早期退職する数年前から、どうも自分は、違う山に登っちゃったな、感があって、家の修理(屋根・外壁の塗装など)、寝る時間を使ってのバイクツーリングなど、稼ぎのあるうちに、打てる手は打って、やり残しはないようにと、してきたものの、想定外の住宅維持費は今後もかかりそう。

昨年の今頃は、バルコニーの防水シートが寿命、トイレの床材の張替え等で、最後のお給料が、そこで消えました。

その後、暇に任せて、自分でやった宅内の竹・雑木の整理。親の代の農作業場、今、物置の屋根のペイントは、合計4~5万円で済みましたが、業者を入れてきっちりやれば、40~50万円以上の出費になったのではないかと思います。

もっと老いて、作業ができなくなったときを思うと、ちょっと悲観的になりました。
まっ、なるようになるんですが。

わが家の周りは田園地帯で、賃貸はありませんが、すこし離れた街での新しいアパートの相場は月5万円くらいらしい。
屋根の下に住むのに、年間60万円。
そう思えば、それに相応した維持費には違いないんですが、『形あるものは、壊れていくんだ』という当たり前のことをしっかり認識しなかった自分は、奢っていたんだと反省です。

やるだけやって、作業の自炊もできなくなり、お金も尽きたとき、物も命も朽ち果てるしかありませんね。

そんな際も、自己の心は、健やかに、明るく行きたい!

これが、自分清算会社『小路てくてく』の社是かな。
朽ちても、みじめな気持ちで終わりたくない!

 

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仕事の仲間は有難い

2015年10月25日 | 早期退職

今月の初めに、街のホームセンターで、今も再雇用で働いている先輩とばったり会い、懐かしく、立ち話。

「〇〇さんが、あんたが退職したのなら、是非昔の仲間で一席設けたいといっているんだけど、もう、辞めて1年経ってしまったね。ほんとうに、申し訳ない。この間も催促されたんだけど、今月中にはなんとか設定するから参加してほしい」
そんな話がありました。

みなさんがお元気なら、そんな気を使わないで下さい、と言って別れたのですが、金曜日に数名の先輩が集まってくれ、楽しい時間を過ごしました。

あたしが採用の時の職場の先輩たちで、もう、70代になる人もぼちぼち出ているグループです。仕事を教えてくれた、原点の職場でした。

会えば、若い頃にすぐに戻ってしまい、年取ってからの同窓会(同窓会は面倒なので、出たことはないですが)って、こんな感じなのかな、というノリで騒いでしまいました。

早期退職をして、一人になったとき、俺、友達っていないや。会社へ戻って働くつもりはないし、これからは、ほんとうに一人だ、と改めて確認しました。
60年近くも生きてきて、何をやっていたんだろう、と思い知った時期でもありました。

1年と少し経った今、分かったことは、友達はいませんが、たくさんの時間を共有した、職場の仲間たちは結構いて、さらっとした関係ですが、気を配ってくれる人がいたり、こちらも手助けできることはしたり、人の関係は、案外ある自分に気付きました。

30年近く前の上司や先輩が、いまだに心にかけてくれていたり、後輩たちが、1年以上経った今も時々連絡をくれたり、あたしからは、何もしてあげられないのだけれど、ほんとうに有難いです。

仕事、会社組織というルールの中では、人づきあいが苦手なあたしも、それなりに生きてきたということなのかもしれません。

今は、ルールはない。
人づきあいが苦手、嫌いという理由で、引き籠りのような生活もしようと思えばできる。

でも、人づきあいが苦手、嫌いだからこそ、引き籠りような方向へ進んでいってはいかんなぁと感じました。

もう一つ、あたしの場合は、早期退職後に、以前の会社に執着して仕事を求めずに良かった。
今は、前職とはまったく関係ない、趣味の延長のようなアルバイトで時間をおくっていますが、おかげでたくさんの気づきがありました。

先輩たちは、みなさん、元気でいられれば何とかなる、と言っていました。
年金が主の生活だとは思うのですが、ほとんどの人が、牛乳の集金だけやってる、シルバーで適当に働いている、そんな声が聞こえました。
会社を辞めた時は、もう、精一杯働いたので楽をしたい、そんな表情でしたが、今は、生活のためではなく、働くことが楽しみのようです。

いろいろ、感じた先輩たちとの懇親会でした。

人づきあいは苦手、面倒。この気持ちは変わりません。

でも、短気を起こさず、じっくりあるがままを受け止めて、許容範囲のものは取り込んでいく程度の人づきあい、関わり方の努力はしていこうと思っています。

 


 

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