まがりかどの先に

まがりかどの先にはきっと良いことがあると信じ、目の前の人生の小路をてくてく歩き続ける日々の雑記です。

はて?(その5:利用者激減の郵便料金値上げって?)

2024年06月02日 | 日記

郵便料金の値上げが本決まりになり、実施されるようだ。

「郵便局さん頑張っているのに赤字で可愛そうだから仕方がないよ」という見方もできるけれど、

はて?

利用者が減っている商品のサービス料を値上げしたら、ますます使われなくなってしまうのでは?

利用者が少なくなってしまったらそれに合わせて体制を縮小するとか、値段を下げて利用してもらうとかという方向になるんじゃないのかな?

今朝、OCNのホームページに『OCNの050IP電話サービスの提供終了について』という告知が出ていたけれど、利用者が減ってサービスを維持できないから廃止するという内容。

普通はこういう経営判断になると思う。

この郵便料金の値上げも、なにやらうさんくさい。

全国の郵便拠点を維持するために値上げしましたが、やっぱりだめなので郵政民営化法を改正して、公金をいれた国営に戻してくださいって方向に動きそうな気がする。

でも庶民感覚では、これからのお上に郵便制度の維持に公金をいれる余裕はないわな。

普通に生活するための年金、介護、福祉などでもう破綻状態なのだから。

郵政民営化法を改正するなら、不要な郵便局を整理できるようにして、スリムな企業になった方がいいと感じるのは自分だけかなぁ。

もうみな過去のことになってしまい誰も問題にもしないけれど、

・民営化時に日通のペリカン便を取り込み、収益性の高い荷物配達に切り替えようとしたが失敗

・それまでの不効率な作業を改善するために、トヨタ生産方式を取り入れたが失敗

・これからは国際物流だと、海外の企業を買収したが失敗

・最近では楽天に投資をして業務提携に乗り出したが、特別損失を出すなど芳しくない

・収益性の高かった年賀状は、社員へのノルマ販売ばかりに頼り、本来の需要を掘り下げなかったことから、昨今は激減。
今回の値上げで更に少なくなるのでは?

これだけいろいろやっていても、経営責任をとったという話はあまりきかない。

自民党の裏金と同じで実際には主になってすすめた人がいるんだろうけれど、失敗は、みな僕じゃない、僕じゃない。
手柄話には、関係ない人まで手を上げるって感じなのだろうか?

日本郵政という会社の役員とは別に特定局長Grの役員が大きな力をもっていると聞く。
二元経営なのはときどきネットでの話題にもなる。

不思議な企業体質である。

この値上げ本決まりのニュースのあとに、モチベーションアップのため執行役員にボーナスを支払うなんて話も出てきて、

はて?

というより、びっくり!である。

赤字経営の民間企業の役員さんたちは、ボーナス返上して自分たちの企業を支えている。
これはなにも大手の企業に限ったことではなく、田舎の小さな会社でも従業員のお給料を優先して、社長は社員と一緒に手弁当で頑張っているという話を耳にすることもある。

モチベーションアップのため執行役員にボーナスを支払うだけの余裕があるなら、値上げして庶民から召し上げなくたっていいんじゃね。

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はて?(その4 物流の2024年問題って、給料へっちゃうってこと?)

2024年06月01日 | 日記

『物流の2024年問題』でドライバーが不足して物流が滞る可能性があるとよく耳にするようになったのだけれど、

はて?
なにが問題なの?

「2024年4月からトラックドライバーの時間外労働の960時間上限規制と改正改善基準告示が適用され、労働時間が短くなることで輸送能力が不足し、「モノが運べなくなる」可能性が懸念されており、このことを「物流の2024年問題」というらしい。

文字は読めるが、よくわからん(笑)

時間外の上限規制をお上が定めたので、それまでの働いていた時間と上限規制までの時間の差分の労働力が不足するので、物流に支障がでる、さあ大変だ!という話らしい。

はて?

今まではできていたのだから、労働力は不足してないし、ルールをかえて、残業をできなくさせて、結果として不足させているだけなんじゃないの?
と思ったりする。

ドライバーにも、旅客系のバス、タクシー。
貨物系の大型トラック、特殊なトレーラーから軽四貨物、バイク便までいろいろあって一概にはいえないけれど、貨物系のドライバーさんは、「お金になるから」という人も少なくないときく。

長時間労働はまず時間数の削減ありきではなく、荷待ち時間、待機時間の削減、日時指定の不在時の対策、再配達の削減を含めた作業労働環境に問題があるから、結果として残業時間が増えるってことで、原因の方を重点に改善することがまずやるべきことなのでは?と思う。

日時指定で不在の再配達は追加運賃をとるとか、メールで事前情報、画像付きの完了情報を流すなどを前提とした置き配、自宅への荷物受け取りボックスの私設に補助金を出すとか、業者による宅配便ロッカーの増設などでも、小荷物の再配達はかなり減らせるように思う。

もう一つは処遇改善、適正な運賃を運送業者が受けられる仕組みを作ること。
ドライバーの処遇改善がなされ、一流企業なみのお給料、適正な勤務間インターバル確保されれば、性別や年齢、経験年数にかかわらず比較的フラットな業界だから、人間関係不得手、組織人不向きの自分も若ければ是非やりたい。
若い人でもやる人はいるはず。

時間外の上限規制ありきのお上の姿勢には、はて?である。

旅客系では、バスの運転手不足するため不採算路線を廃止する動きもでているというニュースもきいた。

不採算路線といえば、字田舎。

今でさえ日に4本しかないバス便が廃止されたら、白内障で運転免許の更新もできなくなったら、田舎人は街まで「かごしょって」歩いて買い物に行けってこと?

厳しい現実である。(笑)

ドライバーをしている知人曰く
「時間はながいけれど年取っても一人でできる仕事なのでいままで続けてきたけれど、4月から残業があまりできなくなって、収入面も減るし。。。物価は高いし、年金は国民年金だし。。いいんだか、悪いんだか」

かれこれ十年、少し働く日々の中で公園清掃や交通誘導のシルバーバイトをして感じたことは、清掃や警備員では「若い人は、いくら真面目に意欲をもって勤めても食っていけないってこと。年金もらいながらでやっと」

そして、社会の目は多くは、『自分より下』とみている(悲)

『社会を支えなくてはならない仕事(汚れ仕事)』として、エッセンシャルワーカーという言葉が定着した。

かなり社会的によく見られているドライバーの世界ですら、利用者が負担して、処遇改善まで持っていくには大変だし、なかなかできないんだろう。

ゴミ収集、浄化槽業者、事務室・トイレなどの清掃・備品整備、食肉センターのような仕事、葬儀関係の方、土木工事の人や警備員などなど、生活に必要な部分の仕事を低賃金で引き受けてやってくれる。

こういう下層をしっかり支えている人まで、お上のいう『成長の果実』が行き渡って分配されることはないけれど、せめて毎日感謝したい。

 

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はて?(その3:高血圧がいきなり正常に?)

2024年05月31日 | 日記

この4月より、協会けんぽが実施していた未治療者への受診勧奨の基準が、従来の「収縮期:140mmHg以上/拡張期:90mmHg以上」のⅠ度高血圧が、2024年からは「収縮期:160以上/拡張期:100以上」に変更されたというニュースをきいた。

従来のⅠ度高血圧の基準のライン上で行ったり来たりしているので、もうずいぶん長い間処方を受けて薬を飲んできたのだけれど、「新しい基準ならば、えっ、もう薬をのまなくていいの?」と思う。

はて?病気の基準というのが簡単に変わっていいのだろうか?

ここでも、なんだか「うさんくさい」ニオイが。。。

協会けんぽに限らず、国保も健保組合の財政はそうとう厳しいという話はよく聞く。

血圧の基準値を引き上げれば、治療のため通院する人も少なくなるだろうし、薬代の負担もしなくてよい。
健保の負担はかなり減ることは間違いない。

先日書いた高齢者の年齢引き上げの話でも感じたけれど、後期高齢者の適用を五歳ずらして80歳からにすれば、健保の負担は相当ラクになるような??

歳をとってもう収入を増やす目処がなくなった年齢で、若い頃に想定もしていなかった負担をバンバン求められる。
まだ決まった話ではないようだけれど、これって相当厳しい現実かも。

まだ働ける(健康で、かつ使ってくれるところがある)内の負担増も厳しいけれど、まだ頑張って稼ぐという手はある。
でも、ほそぼそとした年金だけが頼りとなったら、自家製の梅干しをいれた粥でもすすりながら、はやくお迎えが来るようにと、数珠もって天を仰いでいるくらいしか手はない。

長く生きる時代になり、一方で働く年齢層はすくない。
年金に限らず、健保も、介護もそうとう財政が厳しいということは素人ながら感じることはできる。
実際、激変を緩和しながら皆で支え合っていかなければならないところに来ているのだろう。

お上は裏金作りには熱心だけれど、この現実を分かりやすく説明しながら、共に痛み分けをしようというリーダーはいないのかしら。

基準を双方の納得のないまま勝手にかえて、結果としてたくさんのお金をださせるって、庶民生活では、○欺っていうんじゃないのかなぁ?

病気の基準も、人間の生活習慣の変化などで長い間には少しずつ変わるのは分かるけれど、二十年近くも「あなたは病気(高血圧)です」と言われてきたものを、この4月から、「はい、問題ありませんよ」と言われてもどうも釈然としない。

Google先生にきいてみたら、あるドクターのページに、「高血圧症という病気の診断基準は全く変わっていません。以下の厚労省の表1の通り、収縮期:140mmHg以上/拡張期:90mmHg以上が診断基準です」とあり、納得。

「今後は新基準で診断します」って言うんなら、この二十年近く飲み続けた薬代を返してもらおうと思っていた。(笑)

 

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はて?(その2:高齢者70歳...)

2024年05月27日 | 日記

65歳以上を(前期高齢者)、75歳以上を後期高齢者という呼び方が定着(「高齢者の医療の確保に関する法律」(昭和57年))して久しい。

今後、この歳を5歳引き上げて、70歳以上を高齢者としようとしているらしい。(23日に政府が開いた経済財政諮問会議)

お上は、この席上、「誰もが活躍できるウェルビーイング(身も心も満たされた状態)の高い社会を実現していかなければならない」と強調したというニュースが流れた。

はて?

そもそも、高齢者って、お上が決めるものなの?

自分が高齢者だと思ったときが高齢者なのでは?

自分で高齢者だと認識するぶんには抵抗ないけれど、人から「あなたは高齢者です」「後期高齢者です」とくくられるのはとても不愉快である。

高齢者という言葉は私的には好きになれない。

お上が席上強調したという話と高齢者年齢の引き上げを合わせて考えると、この話、途端に「うさんくさい」感じがしてくる。

「身も心も満たされた状態の高い社会」って、いったい誰にとってなの?

ようやく経過措置が終わり、公的年金は65歳支給となったところなのに、もう、「70歳まで働きなさい。年金は、70歳からですよ」という動きに見える。

医療保険上の後期高齢の優遇も、80歳からになるってこと?

70歳代は、高い国民健康保険税を払い続けることになれば、少ない年金は国保に吸い上げられて、ますます生活苦!という図式!

今の社会をみれば、財源がないのはわかる。

でも、一方で、お上は政治資金を公的資金で補填されながら、さらに裏金を作り、その使徒も一向に明らかにしないまま、政治改革法案など作って矛先を変えようとしている。

うやむや路線は、前のお上のときからずっとそうだ。

はて?

はて?

の連続である。

財源がないから皆で痛み分けをして欲しいとはっきり言われれば、納得もできるし、その努力もしようという気になるのだけれど。

人は、60歳前後から体力面などで個人差が大きくなる。

70歳代では、まだ駆け足で作業している元気な人、杖をついて立っているのがやっとという人がある。

80歳代になると、ほぼほぼ動きは悪くなり、たしかに高齢者という感じ。
実際いろいろな事情はあって、80歳代でも働いている方が少なからずいることに驚く。

これがシルバーバイトをしながら感じるところ。

公的年金だけでは、なかなか「身も心も満たされた状態の高い社会」にはならないけれど、せめて年金の65歳満額スタートは守ってほしいなぁ。

気持ちが充実して働けるのは60〜65歳がいいところだよ。
あとは、少し働くことも含め、ちょっとはゆっくりしながら過ごしたい。

企業献金、裏金がおいしくてやめられないというのなら、政治資金の公的資金部分をやめて、政治家は自力で政治資金集めをすればいいじゃないか。お金を集められる器量がない人間は、政治家失格!(笑)

その公的資金部分は年金財源にして、事情があって働けない人に使ってもらった方がよほど良い社会になりそう。

お上にこれくらいの覚悟がなくちゃ、とられる方は納得できません!(笑)

高齢者という言葉は、区分けとしては、道路交通法では70歳以上、高年齢者等の雇用の安定等に関する法律では55歳以上、雇用保険では60歳以上など見つけられた。

例えば、道路交通法のように70歳で一律的に区切り、それ以降の更新をより厳格にし、安全を確保するということは、事務上、年齢で分ける必要は確かにある。

でも、齢を重ねたってだけで、「高齢者」「後期高齢者」呼ばわりされる社会は、差別されているようで、良い響きの言葉ではない。

「後期高齢者」になっても、土木現場などでは元気に働いている方もたくさんいる。

よい呼び方はないのだろうか?

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はて?(その1:ジイサンの収入はぜんぜん増えないんだけれど...)

2024年05月26日 | 日記

他人にとってはとるたならないことだけれど私的には毎日やることがいっぱいあって、いろいろ思いつつもブログを書くことがなかった。

でも、昨今のお上の動きには日々鬱々としている。

今春の朝ドラのトラちゃんの、「はて?」と同じ思いで、数回に分けて書いてみたい。

お上は、
「最低賃金を上げています。(どうだ、困っている下々は、有り難いだろう!)」
と言いつつ、

ここ数年は、「春闘で、空前の賃上げが実現しています。(どうだ、完璧だろう!ありがたがれ!って、思っているのかも?)」

はて?
これって、いつの時代をターゲットにした経済政策なの?
と思う。

戦後、経済の底辺から、『Japan as No.1!』
そして、バブルの時代まで、どんどん経済が伸びていた時代なら、小さな街の会社でも、分配のパイはたくさんあったので、最低賃金を引き上げて底支えすれば、全体があがってきた。(ように思う)

でも、・・・

最近のは、何割かの大手企業の大幅賃上げと、最低賃金の上昇。
これを平均すれば○○%の賃上げってことで、実態とはちと違うような。

最低賃金の上昇は、法的なものだから初任給など、どんな企業もそれに従うわけだけれど、実在者まで給料を上げていく体力がないってのが古いタイプの小さな会社の実情なのでは。

シルバーバイトで使ってもらっている小さな会社も採用時の日給は上げているけれど、その他の人は据え置き。

念の為、複数の人と雑談してみたけれど、特に私の働きっぷりが悪いので据え置きということでもないらしい。

生活の主たる収入源である公的年金は今後大きくあがるということはないし、お上は物価を上げる政策をとているわけだから、実質はジワジワ目減り。

歳は確実にとって働けなく(雇用してくれるところがなく)なるし、「真綿で首をしめる」っていうのは、こんな感じのこと?(笑)

これは、たくさんの小さな会社で真面目に働く若い人たちにも共通することではないかしら。

将来の安定した生活、自分の姿がイメージできなければ、家庭も持たないだろうし、子育てもしないだろう。

また、お上の唱えている『資産所得倍増プラン』っていうのも、ぜんぜん実感なし。

倍増どころか、とられるものが多くなり、目減り傾向。

はて?

お上の今の経済政策って、日本人の格差を拡大させようとしている?

国の運営は難しいということは、理解できるけれど、納得はできん!

 

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