テレビに映し出された
戦禍にみまわれた瓦礫の町
そこにたたずむ少女がいた
その少女はなにも語らなかった
だけどその瞳はこう言っていた
わたしは不幸ですと言える
あなたはまだ幸せなのだと
しょせんは遠い外国のニュース
ぼくには関係ないこと
だけどその少女の瞳は
ぼくの心に焼きついて離れることがない
憎しみや怒りすら剥ぎ取られたとき
人の瞳はああいう光を宿すのかもしれない
それは暗く深く
カラカラに乾いている
ぼくはその少女のもとへ行くことができない
どうしようもない運命の不公平さ
どうあがいても共有できない想い
戦禍にみまわれた瓦礫の町
そこにたたずむ少女がいた
その少女はなにも語らなかった
だけどその瞳はこう言っていた
わたしは不幸ですと言える
あなたはまだ幸せなのだと
しょせんは遠い外国のニュース
ぼくには関係ないこと
だけどその少女の瞳は
ぼくの心に焼きついて離れることがない
憎しみや怒りすら剥ぎ取られたとき
人の瞳はああいう光を宿すのかもしれない
それは暗く深く
カラカラに乾いている
ぼくはその少女のもとへ行くことができない
どうしようもない運命の不公平さ
どうあがいても共有できない想い