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トロのエンジョイ! チャレンジライフ

「音楽はやめられない。あと300年は続けたいね」マイルス·デイビス

「市民ケーン」オーソン・ウェルズ監督

2020-12-19 05:42:03 | 映画

過去に何度か観ました。お気に入りです。

いわゆる名作なので、知っている、という方も多いですよね。

 

あるアメリカの大富豪が、謎めいた言葉を遺し、この世を去ります。

 

「バラのつぼみ」

 

いったい何を意味するのか、興味を持った記者が、調査を開始します。

大富豪ケーンにまつわるさまざまな人物に、取材を試みるのですが…

 

まだ観ていない方のために、ネタばらしは避けますが、

僕の感想としては、

どんなにお金があっても、手にいれられないものがある、ということ。

庭に美術館や動物園まである大邸宅に住んでいても、死ぬときには、自分の肉体ひとつだということ。

 

そして、どんな人間にも、「死」は等しく公平に訪れるということ。

そんなことを考えさせる、深い映画だと思いました。

 

オーソン・ウェルズは、俳優としても有名ですけど、

この作品で、映画界における名声を不動のものにしました。

まあ、ちょっと(かなり)古い映画ですけど、よかったらご覧になってくださいね。

 

 


「ハウルの動く城」宮崎駿 監督

2020-12-03 06:21:11 | 映画

遅ればせながら、という感じですが、楽しませていただきました。

 

久しぶりに、映画を最後まで観ましたね。

DVDを借りてきても、観ないで返してしまうことが多かったので。

 

帽子屋で働く18歳のソフィーは、

美女の心臓を奪うという評判の、イケメン魔法使い、ハウルに恋をしてしまいます。

しかし、荒れ地の魔女の呪いにより、お婆さんの姿に変えられてしまい、

ハウルの居城に押しかけ、掃除婦として働き始めるのですが…

 

この作品には、オリジナルの原作があるということで、

けっこう奇想天外なストーリーですが、よくアニメ化できたものだ、と思いました。

やはりそこは、宮崎監督と、スタジオジブリの非凡な才能、と言うべきところでしょう。

 

海の近くの街の表現など、色彩ゆたかで、とても美しいものでした。

正直、僕はジブリ作品に関しては、食わず嫌いしているところがありまして、

観てない作品がけっこうあるのですが、これを機会に、少しずつチェックしていきたいな、と思います。

 


「エル・トポ」

2020-08-16 04:50:28 | 映画

知る人ぞ知る映画です。

僕は10代のころ、ビデオテープでこの作品を観て、衝撃を受け、

DVD化されるのを待ちに待って入手しました。

現在ではHD版も出ていたりして、そんなに有り難いものではありませんが、

それでも、ファンにとっては名作です。

 

流浪の凄腕ガンマンであるエル・トポが、

マーラという女と砂漠を旅しながら、

4人の銃の達人に戦いを挑むのです。

 

4人はいずれも、エル・トポを上回る神がかりの実力の持ち主ですが、

非道な手段で4人すべてを倒したエル・トポは、

勝負することの空しさを思い知らされ、打ちのめされます。

その後彼は、銃を捨て、弱い人々のために生きようとするのですが…

 

まあ、当時としては非常に魅力的だったと思います。

今観ると、やや演出過剰という気がしないでもないですが、

それでも、僕にとっては創作の原点であり、生涯忘れられない作品です。

ただ、けっこう残酷描写、性的描写もあるので、

人によってはただの変態映画で終わってしまうかもしれません。

 

 


「初恋のきた道」

2019-02-28 05:53:55 | 映画


これは、10年ほど前に一度観た、中国語の映画です。

当時は、自分が中国語を学ぶようになるとは、思いもしませんでした。


中国のある村で生まれ育った若者が、両親の出会いを振り返る、という設定で、

あまり恋愛映画は観ないのですが、10年前と変わらぬ感動がありました。


有名になった映画なので、観たことがある方、多いと思います。

中国語を少々かじった今では、ところどころセリフが聴き取れ、へ~なるほど、と思いました。





「15時17分、パリ行き」

2019-01-11 05:46:54 | 映画


久しぶりに映画を観ました。

正確には、久しぶりに映画を最後まで観た、と言うべきですね。

クリント・イーストウッド監督です。

スペンサー、アレク、アンソニーの3人は、子供のころから固い友情で結ばれていました。

そんな3人が、ヨーロッパ旅行に出かけ、アムステルダムからパリ行きの列車に乗るのですが、

その列車にはテロリストが乗り合わせており…


これ、実際に起こった出来事だそうで、

出演しているのも俳優ではなく、そのときの本人たちだそうです。

前半は、3人の少年時代のこととか、わりと淡々と物語は進みます。

ヨーロッパで、女の子ナンパしたり、二日酔いになったりと、まあ、観る人によってはあんまり面白くないかもしれません。

でも、最後にテロリストと対決するシーンは、迫力満点でした。

独自の映画の撮り方、と言いますか、悪く言うと評論家のための映画かもしれませんが、

僕は面白いと思いましたね。