過去に何度か観ました。お気に入りです。
いわゆる名作なので、知っている、という方も多いですよね。
あるアメリカの大富豪が、謎めいた言葉を遺し、この世を去ります。
「バラのつぼみ」
いったい何を意味するのか、興味を持った記者が、調査を開始します。
大富豪ケーンにまつわるさまざまな人物に、取材を試みるのですが…
まだ観ていない方のために、ネタばらしは避けますが、
僕の感想としては、
どんなにお金があっても、手にいれられないものがある、ということ。
庭に美術館や動物園まである大邸宅に住んでいても、死ぬときには、自分の肉体ひとつだということ。
そして、どんな人間にも、「死」は等しく公平に訪れるということ。
そんなことを考えさせる、深い映画だと思いました。
オーソン・ウェルズは、俳優としても有名ですけど、
この作品で、映画界における名声を不動のものにしました。
まあ、ちょっと(かなり)古い映画ですけど、よかったらご覧になってくださいね。