演劇書き込み寺

「貧乏な地方劇団のための演劇講座」とか「高橋くんの照明覚書」など、過去に書いたものと雑記を載せてます。

七ツ屋志のぶの宝石匣

2022年03月21日 11時30分32秒 | 読書

早いもので、気が付けばもう16巻だ。
あらすじはウィキベテアから。

 

あらすじ

東京・銀座9丁目商店街。江戸時代から続く老舗の質屋・倉田屋の高校2年生の娘・志のぶは、宝石の「気」を感じる不思議な力を持っている。宝石から地球の雄大さを感じ、真贋を見抜くその天賦の才能を活かして、店でも宝石限定で鑑定を任されている。そんな志のぶには婚約者がいる。

歴史に名を残す名家の跡取りとして生まれた北上顕定は、家の没落・一家離散により、幼少期に倉田屋に質入れされる。当然のことながら、人間の質入れなど受け付けていないが、通常3か月の質草預かり期限を3年とし、それが守られなかった場合は店主の孫娘と婚約させるという契約が成立する。顕定はそのまま倉田家で育ち、質屋の仕事を学びながら鑑定眼を養う。北上家から離散した宝物類の行方を探すため、高級ジュエリー店の外商として、各界のセレブたちとの繋がりを得ていく。

今回は目立った進展はなかったが、志のぶと顕定の距離が近くなって、イライラしている志のぶの話がメインだ。

人物の設定がうまいのと会話が自然で読んでいて違和感がない。読み終わると、次の巻が待ち遠しくなってくる。

 


エイプリールフールズ

2022年03月21日 07時11分59秒 | U-NEXT

あらすじはウィキペディアから。

時は、2015年4月1日エイプリルフール。この日、街は朝から様々な嘘で満ち溢れていた。何気なくついた嘘がウソを呼び、あちらこちらで大騒動が勃発。複数のエピソードが同時に進行し、バラバラに起こった事件と全ての登場人物がそれぞれ複雑に絡み合う。そして、エイプリルフールの1日の終わりに、小さな小さな7つの嘘が最高の奇跡を起こす。

と、簡単にまとめられているが、実際にはいくつもの話が絡み合うので、だいぶ頭が混乱する。
面白いのは、メインの話ではなくて、脇の話が意外と効果をあげているところだ。とくに、怪しい占い師をやっているりりぃがよかった。
浜辺美波が小学生役を演じた話も、うまくまとめられていて面白かった。筋を書こうとするとすべてネタバレになるので、こういう話は書くのが難しい。
お勧めの作品だ。