演劇書き込み寺

「貧乏な地方劇団のための演劇講座」とか「高橋くんの照明覚書」など、過去に書いたものと雑記を載せてます。

おはぐろとんぼ 江戸人情堀物語

2011年10月18日 21時47分03秒 | 読書

宇江佐 真理の連作短編集。
どれもよかったが、最後の1篇が最高でした。

なぜって?

書いちゃうと自分があとで読みかえすきの邪魔になりそうなんで書きません。

幸せって、こういうものなのかなって、考えさせられる1篇でした。

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クロノスの少女たち

2011年10月08日 20時57分53秒 | 読書

梶井真治、初の中学生向けSF。
「彩芽を救え!」と「水紀がジャンプ!」の二つの中篇からなってます。
読むのにえらい時間がかかりました。
理由は、「彩芽を救え!」に梶尾さんが力を入れすぎて読みづらかったのです。

でも、最後の10ページは涙物でした。
ショッピングセンターのベンチで妻と子供が買い物をしている間
この10ページを読んでいましたが
先日、某NPO祭りでもらった手ぬぐいで涙を拭きながら読んでいました。

次の「水紀がジャンプ!」は軽く読めて
そのあとユニクロで買い物するのを待っている間に読み終わりました。
こっちは、涙はなしでした。

で、感想は収録を反対にしてくれ、というものです。
最後に感動したいし、文体に慣れも出てくるし。
最初を読むのに1週間以上。
真ん中から先は2時間。

あー、テレビドラマにならないかな「彩芽を救え!」。
脚本は高星ゆみこさんかなあ。
主演は今の子では思いつかないけど、中学生の北乃きいなんかどうだろう。
演出はウド鈴木の出てたSF映画の監督がいいと思うのだが
検索しても出てこない。なぜだ?

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著作権問題は誰のためだ

2011年10月05日 23時26分16秒 | その他

http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%AB%E3%83%B3%E3%83%8A%E3%81%95%E3%82%93%E5%A4%A7%E6%88%90%E5%8A%9F%E3%81%A7%E3%81%99!

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20111003-00000341-oric-ent
日本で漫画がヒットして
次に映画がヒットして
少し設定を変えた上で
原作を一切コマーシャルに使わなかったのだろうか。

まあ、それでもいいのなら、
今後はディズニー作品だって
ちょっと変えればOKってことだ。

なにせ、こっちはまだ作者が生きているのに
ディズニーさんはとっくにお亡くなりになっているわけで
ミッキーにほくろが出来れば
OKってのが東京地裁の判決としか読めないのだが。

ついでに別にやっているブログのコメントへの回答を追記します。
コメントのほうは省略しますけど。

1.
アメリカはミッキーの著作権が切れそうになるたびに
著作権の保護期間を延ばしてきました。
今は永遠になりつつあります。
http://homepage3.nifty.com/machina/c/c0004.html

地裁の判決はたとえば北朝鮮がミッキーのそっくりを作って
それを日本の業者が売ったとしても
日本の業者でなく
ディズニーは北朝鮮の業者と裁判をやれというものなんです。

裁判が成立しないような第三国を経由すれば
なんでもありで輸入していいという画期的な判決だと解釈しています。
(輸入は禁止できないとしたわけだから)
これで、偽ブランド輸入業者も大義名分ができちゃうというものです。

2.
実際には商標登録だとかいろいろあるので難しいかもしれませんけど。

個人的には著作権が長すぎると思っています。
死後20年で十分ではないでしょうか?

ただ、今回のような例は海賊版を輸入しているようなものですから
松竹が非難されても当然かと。

誰が見ても原作を思い返さないのなら、問題ないのでしょうが
そんなもの誰も見ません。

もっとも、講談社だって大和和紀の漫画で「グレンミラー物語」を人形劇の話に変えただけの漫画を堂々と載せたこともあり、あまり人のことは言えないとは思います。この漫画の冒頭だったかな、ラストだったかどちらか「サリンジャーの「ライ麦畑のキャッチャー」のラストシーンのパクリでした。

 

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