演劇書き込み寺

「貧乏な地方劇団のための演劇講座」とか「高橋くんの照明覚書」など、過去に書いたものと雑記を載せてます。

ココア共和国vol11

2012年12月01日 10時23分04秒 | 
 
秋亜綺羅さんから贈っていただきました。
以下はココア共和国のブログからの引用です。

(売切れになっていてもすぐ入荷いたします)
 
 
 
季刊ココア共和国 vol.11
秋亜綺羅(著), 木秋尾(著), 日原正彦(著), 榎本櫻湖(著), 浪玲遥明(著), 恋藤葵(著)、 柏木美奈子(編集,イラスト)


2012年12月1日発行

価格:¥525

商品の説明
内容紹介
詩人・秋亜綺羅による個人季刊誌第11号。
右開きからが詩。左開きではブログを編集。
        ※
 こんにちは。 「季刊ココア共和国」 は 「季刊」 といいながら、 いささか遅れ気味です。 「いつ出るの?」 「近いうちに」。 それで文句ひとつ出ることがない、とても平和なココア共和国だったとさ。 えっと。 「季刊ココア共和国」 第11号がやっと出ましたよん。 今号も、実力ある豪華なゲスト陣ですぜ。
 
        *
 木秋尾は、 「詩壇の妖怪」 と呼ばれるているようで 「多魔三郎」 という異名もあり、ときどき蝦蟇に変身するらしい。 ことしわたしが上京したとき、日原正彦と3人で酒を飲んだことがあったけれど、けっこう酔っぱらいの蝦蟇に変身していましたっけ。 最近は二行詩の運動もしているようです。 わたしは 「二行詩というけど、一行が1万字でもいいのですか?」 と質問していますが、返事はまだです。
        *
 日原正彦といったら名古屋の詩人、と思っているひとは多いと思います。 いまは東京・稲城市に転居しています。 日原が長年つくってきたレトリックの美しさには、固定のファンも多いようです。 
        *
 榎本櫻湖とはツイッターでの出会いです。 以前から、名まえは知っていましたが。 若い詩人なのに、しっかり現代詩をしているな、といった感じ。 わたしなどはややもすると、文法を壊したがるのだけれども、榎本の国文法はとんでもなく正確です。 なにか半端じゃない魅力。
 今回のココア掲載の詩は 「BL詩」 だと、ツイッターに榎本は書いていたけれど、わたしの世代でいう 「少年愛」 とはかなり違うみたい。 美少年どうしの厳格(?)な愛……。 日本の現代詩が忘れていた、叙事詩が広がっていくようです。
        *
 浪玲遥明は、ブログで出会った、高校2年生。 自分の詩を冷静に判断する力があるし、詩論もちゃんとある。 浪玲独自のロジックとリズムを、計算づくで築いていけるのも、才能だと感じます。
        *
 いまやココアの常連になりつつある恋藤葵は、高校3年生。 いま石巻に住んでいるけれど、来春には仙台の大学に来ていると思います。 ココアを手伝ってもらえたら、うれしい。
        *
 秋亜綺羅の 詩だけれど。 榎本櫻湖と電話したとき 「秋さんとわたしの詩は、切り口が真逆ですよね」 という話になったのです。 「そうかな。 目的地はいっしょのような気もするけれど……」 といってはみたものの…。 (よし、真逆を書こう!) と思い立ったのが、この3篇の詩。
 わたしのいつもの詩は逆説を連続させることで、逆説を超える試みを繰り返すのだけれど、当たって砕けるパターンがフツー。 そこで現代詩人が蔑視しがちなポエムとか、ブログ詩の方法などに、興味を持ちはじめていたこともあって、これらの詩を書くことになったのでした。
        *
 今号はほかに秋亜綺羅のエッセイが2つ。 「かわいいものほど……」 は3年ほどまえに書いて、ブログに出していたもの。 「秋葉和夫校長……」 は書きおろしです。 これは岡田幸文の厚意で 「midnight press WEB」 第4号でも配信されることになりました。
 同じ12月1日発行です。 これからの時代は、印刷物とネット配信が同時というのも、珍しくなくなるでしょう。
 岡田幸文が編集・発行の 「midnight pres WEB」 は、全国版ネット現代詩誌です。さまざまな可能性を秘めています。

著者について
木秋尾=詩人。 1947年生。 東京都在住。
  詩集に 『けもの水』 (幽血詩社)、 『少年術』 、 『綾瀬界隈蝦蟇事情』 、
『あかりすい』 (ワニ・プロダクション) など。
詩誌 「鵺」 主宰。
土井晩翠賞受賞。

日原正彦=詩人。1947年生。 東京都在住。
詩集に 『輝き術』 (詩学社)、 『天使術』 (花神社)、 
『夏の森を抜けて』 (ふたば工房) など。
詩誌 「橄欖」 「舟」 「SPACE」 「禾」 同人。

榎本櫻湖=詩人、作家。東京都在住。
詩集 『増殖する眼球にまたがって』 (思潮社)。
詩誌 「さくらこいずビューティフルと愉快な仲間たち」 「おもちゃ箱の午後」 
「臍帯血 WITH ペンタゴンず」 「モンマルトルの眼鏡」 
「漆あるいは金属アレルギー」 主宰。
現代詩手帖賞受賞。

浪玲遥明=広大附属高校Ⅱ年。広島市在住。
文芸同人誌 「微熱」 主宰。
ネットでも詩を発表。

恋藤 葵=1994年生。 宮城県石巻市在住。
石巻北高校演劇部3年。
YS賞受賞。

秋亜綺羅=詩人。 1951年生。 仙台市在住。
名まえは、 40年まえ高校生のとき、 寺山修司がつけてくれたもの。
角川文庫の 「書を捨てよ、町へ出よう」 (寺山修司) に、
ハイティーン時代に書いた詩 「百行書きたい」 が載っている。
詩集 『海!ひっくり返れ!おきあがりこぼし!』、
『透明海岸から鳥の島まで』 (思潮社)。 
 
 
≪目次≫

  
 木秋尾 「まぐろまぐろした」
   日原正彦 「雫のひとみ」

   榎本櫻湖 「薔薇の生き血を啜るものは、」
 浪玲遥明 「逃げない」 「メランコリック・スプリング」 「反抗期」 
 恋藤葵 「ヒト科霊長類」
 秋亜綺羅 「このナメクジ、ほめると溶ける」 「愛なんて」 「あした」」
 
エッセイ
 秋亜綺羅 「かわいいものほど、おいしいぞ」 「秋葉和夫校長の漂流教室」
 
ブログ=ココア共和国
 秋亜綺羅 「秋亜綺羅の長いつぶやき」
         「詩と写真」

 
 装丁=柏木美奈子
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季刊 ココア共和国vol.10

2012年07月10日 12時09分58秒 | 
自分のカテゴリーに詩があるのだが、自分自身が詩を理解しているとは思えない。
ただ、大昔喫茶店で聞いた秋亜綺羅さんの詩は、音の持つエネルギーがよく伝わってきた。

季刊「ココア共和国」をまた送っていただき、感謝である。
が、まだ、よく分からないというのが本音だ。

季刊 ココア共和国vol.9



何が私にとって難しいのだろう?

追記
9と10を間違えてました。
いただいたのはVol.10です。
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思い出

2012年01月10日 00時26分47秒 | 

ムード
月の海を
二人歩こう
頭の上には青く光る地球
魂(こころ)と魂(こころ)が
巡り会った。
月の海を
二人歩こう

もしもかなうなら
この地球で
さまよえる二人が
巡り会えますように


この今わたる
交差点で


某女性にささげた歌詞。
曲もできているけど
うまくならないBP(ボディパーカッション)では
さえないな。

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雪が降ったというので

2011年02月15日 00時35分32秒 | 
降雪のあと、月が昇り
水墨画の世界が描き出されるが
それでもまだ、きみの美しさを
表わせる力はない

太陽の心を秘めた
アルテミス

月の女神が
恋をすれば
月は中心に太陽の力を秘める

僕たちは
手のひらにすくい取った
水面に写る君の色を見るだけだ。

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季刊 ココア共和国vol.3

2010年07月12日 10時34分24秒 | 

秋亜綺羅 さんに「季刊 ココア共和国vol.3」を送っていただきました。
今回も、掲示板部分がなかなか刺激的です。
以下は
秋さんのHPから引用。宣伝だから無断引用陳謝!ただ、ブログの文字数制限に引っかかったので、一部削除してます。

秋亜綺羅=詩人。1951年生。

へんな名まえですが、詩を書くときのペンネームです。40年前わたしが高校生のころ、寺山修司さんがつけてくれたもので、大事にしています。
角川文庫の『書を捨てよ、町へ出よう』(寺山修司)に、ハイティーン時代に書いたわたしの詩「百行書きたい」が載っています。
立ち読みしてもらえたら、うれしいです。詩集としては『海!ひっくり返れ!おきあがりこぼし!』(1971)があります。
 
 季刊ココア共和国 vol.3
秋亜綺羅(),いがらしみきお(),須藤洋平(),みゆき()
小鹿夏(),柏木美奈子(編集,イラスト)
 価格:¥525
 
商品の説明
内容紹介
 詩人・秋亜綺羅による個人季刊誌第3号。
 今号は右開きからが詩。左開きではブログを編集。
 そのまんなかには剥がして読める美術のページ、というわけです。
著者について
いがらしみきお=漫画家。1955年生。仙台市在住。
 『ネ暗トピア』『ぼのぼの』『BUGがでる』『3歳児くん』
 『かむろば村へ』など多数。
 日本漫画家協会優秀賞、講談社漫画賞、小学館漫画賞など。
 須藤洋平=詩人。1977年生。宮城県本吉郡南三陸町在住。
 詩集『みちのく鉄砲店』で第12回中原中也賞。
 みゆき=詩人。関東在住。
 ブログで詩、童話などを発表。
 小鹿夏=イラストレータ、童話作家。1986年生。
 みなとみらい、神楽坂で個展。
 長編絵本童話「イモリのしっぽ」執筆中。
 
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桜に降る雪

2010年04月02日 16時35分26秒 | 
先週の金曜日
3月末だというのに雪でした。
詩にもなっていませんが、ふっと文章が浮かんだので、記録しておこうかと思って…。
桜は恋心の暗喩になっています。

今日は桜に降る雪を見ました。
やっと咲いたと思ったら、
こんなに冷たいなんて。
まあ、よくあることなのかもしれませんが
萎れてしまう桜が可愛そう。
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ココア共和国

2010年03月29日 21時23分18秒 | 

秋亜綺羅さんから本を送っていただいた。
ココア共和国という季刊の雑誌だ。
http://www.amazon.co.jp/%E3%82%B3%E3%82%B3%E3%82%A2%E5%85%B1%E5%92%8C%E5%9B%BD-vol-1-%E7%A7%8B-%E4%BA%9C%E7%B6%BA%E7%BE%85/dp/4904391047
1冊目はブログを本にしたもの。
2冊目はミニ詩集におまけとしてDVDまで付いている。
詩はかなり前衛的なものです。
初めて出会ってからおよそ40年、基本は変わっていませんでした。
仙台の劇団IQ150と詩の朗読と動きでコラボしているのだが、演劇関係者が動きだけで表現しようとすると、どうしても全体が説明的になるのは否めない。
そのうちに踊りの関係者と組むと面白いと思うのだが。
前衛詩を楽しむには私の心が俗すぎるのか、個人的には1冊目が面白かったです。




 

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桜が咲くころの春の雨

2010年03月22日 19時43分34秒 | 

春の雨よ
甘くささやくようにやさしく降ってくれ
乙女の薄紅色の花は
今咲いたばかりなのだ
散らさぬよう
春の雨よ
甘くささやくように降ってくれ

春の雨よ
絹糸のように細やかに降ってくれ
ややもすれば汚れがちな
花びらの面を
緩やかに刷いて優雅に滴って欲しい
春の雨よ
絹糸のように細やかに降ってくれ

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雑誌も創刊

2009年07月27日 21時47分48秒 | 
新しいタウン誌は名前を「幻想都市」にするらしい。
そういえば、「幻想都市詩篇」もあとわずか。

「幻想都市詩篇Ⅳ」でも、書こうかな。
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Ⅰ-3 人形

2009年07月07日 00時49分23秒 | 
お部屋にはストーブ
人形の首もげちゃった
左手でストーブにくべた
首のない人形泣いた
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