友人の松岡月虹舎から「自由律句報 常磐ネットワーク22号」が送られてきた。
21号で、チャペックの「人造人間」ンついて、書いてあったらしい。 そこで、21号を見てみるとなるほど載っている。
そういえば、我が家にも、あったはずだ。
松岡宛に原稿を書き始めたのだが 昭和の初期に円本ブームがあったらしく、私が昭和50年代の前半ぐらいまでは、古本屋で安く変えたものだった。ウィキペディアの一覧には出ていないが、近代社からは「世界戯曲全集」が出ており、その22巻に「人造人間」が収録されている。目次では宇賀伊津雄となっているが、中扉では宇賀伊津緒となっているので、目次が誤植であろう。 元の翻訳があまり良くなかったのか、この全集では高橋邦太郎との共訳となっている。ただ、高橋邦太郎も この本を買ったのは、高校1年か2年で、値段は80円だったはずだ。同時に購入したはずのイプセン集には鉛筆で80円と記入されている。 高校生だった自分が、なぜこうした本を購入したかという と、絶版になって、もう2度と復刊しないかもしれない、と考えたからだ。 特に当時人気が高くなっていた筒井康隆が影響を受けたという新潮社世界文学全集(第二次)第8巻に収められているシンクレーアの「人われを大工と呼ぶ」などは、現在に至るまで復刻されていない。これは、社会人になってから80円で購入した。 あと、山本周五郎の「青べか物語」にストリンドベリイの「青巻」という書物の名前が出てくるので、探したがさすがにこれは見つからなかったが、世界文学全集28巻で、小説は読むことができた。 もちろん店頭に並んでいる本全部を買ったわけではない。小遣いと相談しながら、購入したのだ。 ここまで書いて寝落ちした。