NHKプラスで大森南朋のファミリーヒストリーを観た。
思いがけず立派な家系で、びっくりだった。
ただ、麿さんの親父さんについては、「戦艦武蔵の艦長だった」と友人から聞いていたのに、テニアン島で亡くなったということなので、ちょっとびっくりした。
麿さんはほんのわずかな期間だが、京都の舞台をお手伝いさせていただいたことがあるので、生でお会いしている。酔っぱらうとどうしようもないオヤジなのだが、たくさんの人間に慕われているということは人望があるのだろう。
顔の右側が腫れていたようだが、大丈夫なのだろうか。とりあえずはお元気そうなので、今後の活躍を期待したい。
もと演劇祭へ行ったのは、イチニノの『なかなおり/やりなおし』 を観劇する為だった。キャストのうち3人が拙作「嵐を呼ぶ男」に出演してくれていたのだが、本来はどんな芝居をやっているのか、観てみたいと思ったのだ。
舞台は予想に反して、静かな芝居系だった。
役がころころと変化するので、なかなかストーリーをつかみづらいのだが、市の職員でコンパクトシティを実現しようとした母親が、反対運動に会って挫折し、心が病んでしまったのを、娘が反発していたのだが、やがて母親を許すことができるようになった、というのが大筋らしい。
ただ、どんな反対があったのか、なぜ、反対だったのかが分かりにくく、ストーリーを追うことが難しいのだ。
コンパクトシティそのものは国の政策課題となっていることだから、反対も何もないような気がするのだが、心を病むほどの反対の理由は最後までよく分からなかった。
演技自体は、みんなうまいと思うのだが、唐突なシーンが多いので、頭の中で組み合わせるのが大変だった。
会場は結構見やすく、舞台装置も効果的に使われていたとは思うのだが、人が変わるのには、それなりの理由があって、その理由がすんなり受け入れられることが、感動につながるのではないだろうか。
この手の芝居は、私にとっては評価が難しい。
NHKオンデマンドで観たものは
清原果耶
「透明なゆりかご」
「螢草 菜々の剣」(2話まで)
多部未華子
「ツバキ文具店〜鎌倉代書屋物語〜」
「これは経費で落ちません」
橋本愛
「ハードナッツ! 〜数学girlの恋する事件簿〜」
「長閑の庭」
どれもよかったが、「透明なゆりかご」と「ハードナッツ! 〜数学girlの恋する事件簿〜」は期待していなかっただけに、面白さが際立った。
多部未華子の「これは経費で落ちません」の見逃しを見たくてNHKオンデマンドと契約をしてしまった。
このドラマの多部未華子はとにかく可愛い。初めて手をつなぐときとか、キスの翌日とか、コメディエンヌの力を見せつけてくれる。
わざとらしくない演技も面白く、わざとらしい演技はさらに面白いというのは多部意外にはほぼ皆無ではなかろうか。
対抗できるのは吉高由里子ぐらいだろうか。綾瀬 はるかも悪くないのだが、いいときと悪いときの差が激しく感じる。
あと、放送は2回残っている。
お勧めです。