演劇書き込み寺

「貧乏な地方劇団のための演劇講座」とか「高橋くんの照明覚書」など、過去に書いたものと雑記を載せてます。

ひそやかに応援している

2013年07月25日 23時28分56秒 | 演劇情報
無理すれば、行けるのだろうが
体力が、追いつかなさそうだ。
多分、ノイズムと対極をなす舞台なんだろう。
山村さんの大谷での活動もこれが締めくくりなんだろうか?

安田理英舞踏リサイタル 
真平(まっぴら)

日時:2013年7月27日(土)28日(日)
   開場19:00 開演19:30

会場:スタジオヴォイド野外劇場 宇都宮市大谷909番地
①JR宇都宮駅下車 バスロータリー6番乗り場より「大谷立岩」行き乗車、資料館入口下車徒歩5分弱
    ※行き/17:15 18:20宇都宮駅発 帰り/21:07 資料館入口発
   ②東武日光線新鹿沼駅下車 
    18:30に新鹿沼駅を出発予定の送迎車を準備しています。
    乗車人数は7名までとなりますので、お問合せ下さい。
   当日の宿泊が出来ます。(ただし雑魚寝です)お問合せ下さい。
   送迎、宿泊のお問合せ/028-652-5687

料金:1500円
   公演期間中「居酒屋狸御殿」OPEN!飲食出来ます(飲食代は別途)

楽曲提供:スパン子

照明:滝沢学

アートディレクター:山村俊雄

協力:大東亜感覚塾 極東シュルレアリスム研究所 大谷バウハウス計画

ご予約・お問合せ:極東シュルレアリスム研究所(山村)
028-652-5687 utubobune@gmail.com
ささらほうさら sasarahousara.odori@gmail.com


観方の問題

2013年07月25日 23時03分33秒 | 観劇の感想

先日のノイズムの公演についての私の感想が、知り合いのお気に召さなかったらしい。
まあ、書いたときから想像がついていたので


>見ている最中に「自分にはこの作品のよさを認識する才能がないのかもしれないな」
>と、思わせられたからだ。

と、付け加えておいた。

ただ、スタッフワークに加わっていた経験からすると
前衛であろうと、正統派であろうと
いいものはよく、そうでないものは、何かしら問題があるのだ。

ノイズムの問題は、抽象化されなければならないものに
説明が入ってしまったところではないかと思っている。

理系でいえば理学と工学の違いだ。
理学は理論が証明できればよく、工学は理論ではなく実用に問題なければいい。
というわけで、理学を応用する工学はあっても工学を応用する理学は成立しない。

踊りとか音楽は、突き詰めていくと理学に該当し、抽象化されるものだと、私は思っている。
だから、演劇に踊りを取り込んだミュージカルは成立するけれども、踊りに演劇的要素を組み込もうと思うと
その部分を説明しなくてはならなくなり、抽象性が薄れるのではないか
と、考えている。
もちろん、バレーに物語があるのは承知しているが、それは演劇的に説明するためのものとは
少し違う気がする。

と、彼のいないところで、自分の考えを整理してみた。
特に第2部『囚われの女王』 を観ているときに
ずいぶんと説明的な踊りだなあ
と、思ったのだ。

まあ、安田理英の「だいこんさま」という踊りを観にいった友人が
どこがだいこんさまだったのか、分からない。
と、書いていたこともあり、ノイズムぐらい親切なほうが一般受けするのかもしれない。

客はほぼ満席だったもの。





7月21日はノイズムの「ZAZA」

2013年07月23日 13時38分29秒 | 観劇の感想

知り合いが推薦している「Noizum」。
一度も観たことがないので観に行ってきました。
静岡芸術劇場で16時開演。
演目は「ZAZA」

  ZA-ZA~祈りと欲望の間に 第1部『A・N・D・A・N・T・E』 第2部『囚われの女王』 第3部『ZA-ZA』


【演出振付】金森 穣
【衣 裳】 堂本教子
【椅子&机】須長 檀
【出 演】 Noism1

井関佐和子(副芸術監督)、宮河愛一郎(からだワークショップ担当)、
藤井泉、中川賢、真下恵、青木枝美、藤澤拓也、宮原由紀夫、亀井彩加、
角田レオナルド仁、石原悠子(準メンバー)

よかったのは
・集団で動いたり止まったりするのがきれい
・止まっているシーンがきれい

いまいちだったのは
・冒頭や最後に流れるナレーションや説明の字幕が邪魔
・演出が単調
・さりげない照明がない

踊りは確かにうまいんだけど
京都の大駱駝鑑公演で観た様な
仮面の奇妙なエロチックさとか
池袋のサンシャインの下の公園で観た
勅使河原三郎の、ガラスを踏んで踊るソロとか
ああいう衝撃を受けるようなものを感じなかった。

演出については2時間しっかりと魅せる
山海塾は演出がうまかったんだと改めて感じた。

それでも、観ておいてよかった気がする。
見ている最中に「自分にはこのよさを認識する才能がないのかもしれないな」
と、思わせられたからだ。


酔いどれ小藤次

2013年07月16日 22時38分40秒 | 読書
NHKでBSで竹中直人主演でドラマをやっている。
残念ながら、1回目を見逃したが
2回目以降は見ている。

ついでだから「酔いどれ小藤次留書」シリーズを借りてきて読んでいる。
やはり、1巻めが一番面白かった。
8冊読んだのか。


御鑓拝借(おやりはいしゃく) (2004年2月発売、ISBN 4-344-40484-X)
意地に候(2004年8月発売、ISBN 4-344-40548-X)
寄残花恋(のこりはなよするこい) (2005年2月発売、ISBN 4-344-40600-1)
一首千両(2005年8月発売、ISBN 4-344-40681-8)
孫六兼元(2006年2月発売、ISBN 4-344-40751-2)
騒乱前夜(2006年8月発売、ISBN 4-344-40826-8)
子育て侍(2007年2月発売、ISBN 978-4-344-40905-7)
竜笛嫋々(りゅうてきじょうじょう)(2007年9月発売、ISBN 978-4-344-41010-7)
春雷道中(2008年2月発売、ISBN 978-4-344-41082-4)
薫風鯉幟(くんぷうこいのぼり)(2008年8月発売、ISBN 978-4-344-41170-8)
偽小籐次(2009年2月発売、ISBN 978-4-344-41255-2)
杜若艶姿(とじゃくあですがた)(2009年8月発売、ISBN 978-4-344-41341-2)
野分一過(のわきいっか)(2010年2月発売、ISBN 978-4-344-41432-7)
冬日淡々(ふゆびたんたん)(2010年8月5日発売、ISBN 978-4-344-41530-0)
新春歌会(2011年2月9日発売、ISBN 978-4-344-41633-8)
旧主再会(2011年8月4日発売、ISBN 978-4-344-41729-8)
祝言日和(2012年2月9日発売、ISBN 978-4-344-41819-6)
正宗遺訓(2012年8月4日発売、ISBN 978-4-344-41911-7)
状箱騒動(2013年2月7日発売、ISBN 978-4-344-41987-2)

すっきりしない

2013年07月16日 22時33分40秒 | 演劇
コメントを3つ削除しました。
内容的には、掲載していてもさほど問題はないのですが
調査しているうちに真相がよく分からなくなったので
投稿者とも相談した上で
修正ということに決まったのですが
コメントの修正機能はないようなので
とりあえず削除しました(厳密には保留です)。

個人的には、真実がどこにあるのか
興味しんしんですが。

トレイル オブ ティアズ

2013年07月04日 20時44分56秒 | 読書
A.J.クイネルの最後の翻訳本。

クリーシィ・シリーズが大好きだった一時期がある。
最初に読んだのは「メッカを撃て」だった。
古本屋に3冊ほどあったクイネルの文庫本を買ってきたのだ。

どれも面白いが、やっぱりクリーシィ・シリーズが一番だろうか。
「燃える男」は映画にもなっている。

さて、今回のこの作品、ストーリーはいまいち厚みが欠けているが、
脇役が最高だ。
特にアグネス・リンには一度お会いしたいものだ。

クイネルの作品に出てくる女性が、みんな魅力的なのはなぜだろう。
アグネスが独身主義者のマークに引導を渡すときのセリフ
「マーク、あの警備員はだれかをここへ入れないためにあそこにいるんじゃないの。あなたをここに閉じ込めておくためにいるのよ・・・・長時間閉じ込めておくために」
言われてみたい。