演劇書き込み寺

「貧乏な地方劇団のための演劇講座」とか「高橋くんの照明覚書」など、過去に書いたものと雑記を載せてます。

照明機材を覚えよう-3 レンズのないライト パーライト

2015年03月28日 23時47分13秒 | 照明

今なら
パーライト
自動車のライトみたいな、照明でたぶん今の照明の主流です
PAR64-J LB(黒)
カタログにVN/N/Mという記号が付いている場合がありますが
それぞれ、ベリーナロー、ナロー、ミディアムの略です。
左から右に行くに従って、光は広がります。
ベリーナローは光が狭いので、スポットライトだとDFを狭めて使った時のような感じになります。
電球は基本シールドビームなんで、昔の自動車のライトみたいな形です。
PAR64電球&PAR64ハロゲン電球本体写真【パーライト電球・パーライト交換球】

呼び方がPAR16~PAR64まであります。数字の意味は1/8インチ×数値にて電球の寸法を表します。例としてPAR64球であれば1/8インチ×64で直径8インチ(約20.3cm)となるわけです。


教室公演で使っているのは
PAR46(150w)とPAR20(50w)です。
こちらは電球のソケットがE26という、普通の白熱電球と同じ形になります。
欠点はPAR46の電球はPAR38用のミディアムしか手に入らないことでしょうか。

長所は軽くて明るいという事です。
昔は値段が高かったのですが、今ではPAR64の灯体(外側)が3000円ぐらい、電球が4000円から1万円で購入できます。合計すると最低で7000円ぐらいからでしょうか。
PAR46だったら全部で4000円ぐらいです。

気を付けなくてはいけないのは、教室でやるときには使える電力に制限があるという事です。
PAR64は500Wが標準です。
教室の電源が15Aだと、3灯しか同時に使えません。

あと、反射鏡を使っているので、光に癖があり、ベターッとした明かりを作るのは苦手です。


照明機材を覚えよう-2 スポットライト(レンズが複数)

2015年03月27日 18時25分51秒 | 照明

レンズが複数で構成されるスポットライトは、エッジ(ライトの境界)をくっきりと見せることもできますし、ぼやかすこともできます。

ピンスポット
UHP-1000/eS

主にフォローに使います。
昔は、光源がアークとかキセノンとか人体に危ないものが多かったのですが
さすがに、最近はLEDとかハロゲンが主流です。
アイリスシャッタ

アイリスシャッターというのがついていて
光の輪の大きさが調整できます。
気を付けなくてはいけないのは高熱を発するため
ファンが付いていることがあるので
狭い会場で使うと結構気になることがあります。
最近は光源がハロゲン主流なので、普通の電球色ですが
アークのころは、青味がかった光でした。
先日、部の予算が余っているというので、教室上演用に
575wハロゲンのピンスポットを購入しました。
スタンドとあわせて30000円弱でした。
AMERICAN DJ / FS-1000
電球が115V仕様らしく少し暗くて黄色いのと
ファンの音が若干うるさいです。


エリプソイダルスポット
エリスポとかいいますが、四角にも丸にもエッジをだすことができて
なおかつ、いろいろな模様を床やホリゾントに映し出せます。
昔ITOという10万円前後の商品が出てきたときは、みんなITOでしたが
最近はソースフォーという10万円を切る商品が出てきて
この手のスポットをソースフォーと読んでいるようです。

ETC / 450JB
使い方によってはとても面白い機材ですが
通常はスモークマシンやドライアイスマシンと組み合わせて使うことが多いです。

模様は”ゴボ”と呼ばれるアルミのネタを使います。
ネタは薄いアルミ板で手作りもできます。

狭い会場でぽつぽつだけ出せればいいや
という時は、レンズを外したDFの前に穴を開けたアルミフォイルをかぶせる時がありますが
思ったような効果は出ません。







照明機材を覚えよう-1 スポットライト(レンズが一枚)

2015年03月26日 21時47分39秒 | 照明

照明といえばスポットライト。


レンズが1枚のもの。

一番ポピュラーなのが平凸レンズのスポットライト。
T1-500W

MARUMOのT1が有名です。
比較的輪郭が明瞭で、何十年も前からあります。
少なくても50年前からありました。
写真はMARUMOのhpから借用。

学校の体育館にあるのは、この手のタイプのやや大きいものか
ピンスポットタイプになります。

大きいMSタイプ(MARUMOの呼び方)はシーリングやフロントスポットに使います。
サスペンションライトで使うときは、人物を浮かび上がらせるときなどに用います。



レンズが同心円を描いているもの。
MARUMOのDFが有名です。

エッジははっきりしませんが、逆に地明かりを作るときはこちらが用いられます。

DF-500W

こちらのレンズはフロントスポットやシーリングには使いません。


このところ観たdvdの感想

2015年03月18日 06時18分26秒 | DVD

「リトルフォレスト-夏・秋編」

橋本愛の主演作。淡々とした作品なのだが、この時期の橋本愛は、可愛さと背伸びしている感じのバランスがよかったのだろう。
次回作が楽しみだ。

「青天の霹靂」
劇団ひとりの監督主演作品。
見終わって、だいぶたつのだが記憶には、柴崎コウしか残っていない。
面白かったはずなんだが。

「円卓」

芦田真菜の主演作。観てからだいぶたつのだが、ワンシーンワンシーンが記憶に残っている。
ぜひ観てもらいたい。

「超高速参勤交代」
これぞ娯楽時代劇、という作りで見応え充分。
佐々木蔵之介がよかったし、深田恭子もよかった。
脇役陣がいい味を出していた映画だ。

「テルマエロマエ2」
さすが前作のような衝撃はないが、まあまあ、楽しめました。
ただ、竹内力が出てくると場が面白くなくなることが多くて、前作では稼動時て免れていたのが、今回は予想通りになってしまった。
木製の浴槽のシーンが白木みのるかと思っていたが、ウィキを読み返したらラーメン屋の方だったのか。

「万能鑑定士」
まったく、記憶がないんですけど。
面白かったような気がする程度。

「深夜食堂3」
3-1「メンチカツ」が秀逸。
後半は映画化に舞い上がったのか、全体に少し浮ついた感じだ。