本日の待ち合わせはJR桜木町駅バスロータリー。
お客様は大型クルーズ船で大黒埠頭にやって来る、アメリカからのご家族です。
なんだか早く着いてしまい、時間が余った。。とその時、何やらおつゆの良い香りが漂って来るではありませんか
そういえば、お昼を食べていなかった。ゆっくり食べてる時間はないが、立ち食いだったらイケる。。と思い立って入ってみました。でも立ち食いでないどころか、蕎麦が出来たはいいが席が空いていないという想定外の事態に冷や汗。だれか〜はやく食べ終わって〜
わわわ、あわてて熱い蕎麦をすすり、水を一杯ガー飲んで、急いで待ち合わせのバスロータリーへ走ります。待ち合わせの時間5分前!
と、お客様はとっくに着いて待っていた様子。5分といわず、15分前でも会えたかも。あー申し訳ない。しかも、自分がぷんぷん蕎麦くさい気がして、本当に反省
プライベートツアーのお客様の場合、通常は、待ち合わせの時間10分前には待機するようにしています。お客様は平均してだいたい待ち合わせの時間きっかりに降りて来られます。たまには15分以上遅くなる場合もありますが、30分以上のロスがない限りは、ゆっくり待ちます。
10分を切ってしまってあわてた時に限って、お客様がとても早くから待っていたりすると、遅刻したわけでなくても、なんだか自分に落ち度があるようで申し訳ない。
さて、お客様は比較的若いカップルなのですが、4人の娘さんがいらして、とてもはなやかな6人グループツアーの行程を決めるのにも、皆さんいろいろな意見があったようで、変更に続く変更、かなり時間がかかりました。
横浜から電車を乗り継いで都内観光をし、クルーズ船の出航までに戻って来なくてはいけません。最終のシャトルバスの、もう一つ前くらいを目指して、帰りの電車の時間をきっちり調べます。
お客様がどうしてもゆずれなかったものは、都内クルーズでした。浅草発のもの、お台場行きのもの、いろいろありますが、お台場は興味がないとおっしゃる。そこで、浅草を最終地にして、そこから隅田川のクルーズ船に乗り、最後はゆりかもめ、JRを乗り継ぎ横浜に戻る、という行程です。
午後のスタートだったので、終了時間は夜になります。都内ホテルのお客様だったら間違いなく「居酒屋ツアー」の時間帯。夕方になれば閉館時間なども出てきます。浅草が最後だと、浅草寺が閉まるより前には着いていないといけません。そんな時間的制限も、行程決めに時間がかかった理由のひとつでした。
人気の明治神宮、渋谷、原宿のあとは、六本木ヒルズの展望台。
ネコ好きのソリマチは、ヒルズのメトロハットの広告パネルが妙に気になってしまいました。ヒルズを取らずに、ネコを撮る。お客様には「不可解」な行動。。。汗
そこから一気に浅草へ。浅草寺の拝観前にぎりぎりセーフ!
さて、最初は「食事はしなくていい」ということでしたが、小さなお子さんにはなかなかつらいもの。短い時間しかないけれど、席さえあれば、白米以外なら何かしら好き嫌いでも食べるものが見つかる「すしざんまい」で船に乗る前に軽いお食事。それに、せっかく日本に来たのですから、本物の日本食を召し上がっていただきたいものですし!
出だしに蕎麦で焦ったのは自分のせいとはいえ、ツアー中もずーっと気が抜けなかったのは、最後の最後に「絶対に遅れてはいけない」クルーズ船の予約があったからです。しかも、そのクルーズ船は最終便。あとはありません。最終的にはそこから桜木町まで行かなければいけないし、シャトルバスの最終便の時間もあるし、何より、クルーズ船はお客様の希望だし、「ごめんなさい、スキップしましょう」は絶対に言えません(どーん)
通訳案内士からしたら、絶対ずらせない予約のものは、先にやりたいものです。そうすれば、あとは安心してお客様のペースで動けるのですが、今日は時間によってはお客様を急かさなければいけないし、小さいお子さんが4人いると、テンポの問題もあるし。
顔で笑って、頭の中は時間とのタイトルマッチ
すしざんまいからは一気に乗り場へずんずん進み、クルーズ船に乗りました。たった30分の短い川下りでしたが、ツアー最後の締めくくりになりましたでしょうか。
さて、ここからは再び、ずんずん歩いて電車を乗り継ぎ、桜木町への旅が待っています。
と、船を降りたところで、何と花火がぼんぼんぼん
花火とともに、東京湾をみてから、電車に乗りました。
帰りのJRは帰宅ラッシュで混雑していたけれど、何とか無事に、お客様がシャトルバスに乗り込んだところで業務終了です。ほっ。
いやいや〜、駅の蕎麦屋さんで始まった、本日のお仕事。次の桜木町お迎えの時には、蕎麦屋の時間も考慮して、もっとゆっくり味わって食べよう。。。