我が家の近所のスーパーは、頻繁に牛肉のセールをやる。
クオリティはいまいちだが、とにかく安い。
今夜もオージービーフのステーキ肉が、なんと2枚で650円。しかもそこから3割引き。
思わず買ってしまったが、さて、これをどうオモシロク食べようか。
そんなことを考えながら、スーパーの中をフラフラ歩いていたら、
今度は”わけあり”洋ナシを見つけた。
つまり、見栄えがとっても悪いのだ。
これを赤ワインでコンポートにして、牛肉と組み合わせてみたらどうだろう。
となると、肉にかけるのは、やはり味噌入り赤ワインソースかなあ。
まずは、コンポートをつくる。
鍋に水と赤ワイン、ブラウンシュガー、レモン汁を加えて煮立たせておく。
分量は適当だが、200ccの水に赤ワイン大匙1~2杯、
砂糖は大匙3杯といったところ。レモン汁は小匙1杯弱。
肉の付け合わせなので、デザートほど甘くなくていい。
そこに芯を抜いて4つ切りにして皮をむき、
塩水に浸しておいた洋ナシをドボンと入れる。
あとはアクを取りながら15分ほどコトコト煮て、火を止めて冷ましておく。
次は肉。ホントは柔らかいフィレ肉でやりたいところだが、
安い肉なので、スリコギでバンバン叩いて柔らかくする。
肉は一口で食べられるように切って、塩・コショー。
ソースは赤ワインとの相性が抜群な味噌入り。
ウソ、というほど簡単で、しかもゴージャスなので、覚えておくととても重宝。
こちらの分量は赤ワイン100ccに、合わせ味噌小匙1、砂糖小匙1、バター大匙1。
ワインに味噌と砂糖を溶かし、フライパンで3分の1程度に煮詰めたら、
バターを加えれば完成。
最後に肉を焼く。
私はニンニクが好きなので、まずはスライスしたニンニクをカリカリに炒め、
香りが移ったオイルが残ったフライパンでステーキを。
肉が焼けたらソースを下に敷き、コンポートも乗っけて盛り付ける。
もうひとつの付け合わせには、これも肉によく合うローズマリーポテト。
一口サイズに切ったじゃがいもをチンして、オリーブオイルを振りかけ、
塩・コショーと、ベランダから取ってきたローズマリーを散らしてオーブンへ。
ローズマリーポテトも超簡単だが、もっと簡単なのがタジン野菜。
野菜を洗ってタジン鍋に乗せ、とんがり帽子のフタをして7分ほどチン。
フタを開けゴマすれば、それだけで野菜がとんでもなくおいしくなるという、
魔法のような料理だ。
タジン野菜の甘さを味わうには、シンプルにポン酢で食べるのがオススメ。
不思議な組み合わせになったけど、蒸し野菜の爽やかさが、
ほかの2品の味を引き立ててくれた。
洋ナシのコンポートと牛肉、そして赤ワイン味噌ソースは絶妙のマッチング。
ローストビーフにも合いそうだ。
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