今年で3回目を迎えるヴィクトリアマイル。
「見どころはレースに加えて、テレビの出役の方々が何回『ヴィクトリアマイルカップ』と言ってしまうかどうか。」
という所にもあるんだが、そちらに関しては予想しないでおこう。
昨年のレース後にこういうことを書いているので今年は
1.父SS系
2.G1で3着以内実績
3.東京芝重賞連対
4.前走は牡馬混合か阪神牝馬S
という過去2回の3着以内馬がクリアしていた4つの条件を、
全頭チェック時に併せてみていくことにする。
ただ、先に行ってしまうと、この4項目を完全にクリアした馬はいない。
なので、4項目中どれかを軽視せんといかんのだが、
その中から「1.父SS系」については重視しないこととしたい。
というのも今年を含めた3回の出走18頭をSS系:非SS系で分けて見ると
06年 12:6
07年 12:6
08年 8:10
と昨年までは他系統の2倍出走していたのが、
今年は全体に占めるSS系の割合が初めて半分以下に。
昨年までの物量作戦が通じないというのは、大きいんじゃないか、という読み。
「買いたい馬が非SS系ばかりだったんだろう。」
とか、思っても言わないように。
○:買い ×:消し
アルコセニョーラ(×) 1○ 2× 3× 4×
福島記念で牡馬相手の勝ちがあるものの、過去の成績から
G1や、東京コースではパフォーマンスが下がっており、買えない。
ウオッカ (○) 1× 2○ 3○ 4○
1番人気が予想されるが、特に消す理由もないだろう。
前走は4着とはいえ、3着のアーキペンコがその後香港Cを勝っていることからも
この路線の世界トップクラスが集っていたレースと言っても過言ではない。
そこで4着なんだからこのメンバーに入れば能力上位は間違いない。
ただ東京コースのタニノギムレットは2着が多い事もあり
「中心視だが、世間の評価ほどは1着鉄板とは見ておらず、連軸最適」
といった感じの評価。
エイジアンウインズ (×) 1○ 2× 3× 4○
前走は人気薄の逃げ、という楽な立場にあったとはいえ完勝。
半年以上の休み明けとなった一戦を除けば馬券圏内を外しておらず
安定感があるのは魅力だが、東京コース、G1ともに未経験では手を出しづらい。
また、久々登場の藤田-藤原のG1ブービートラップ製造コンビ。
このレースで似た配合のデアリングハートで3着コンビでもあるんだけど。
ジョリーダンス(○) 1○ 2○ 3× 4○
3番目の「東京重賞」にかんしては、連対したことはないから
厳密にいえば「×」なんだが「G1の安田記念で3着」というのを拡大解釈すれば
「○に限りなく近い×」と言えないこともない。
コース適性自体は【2.1.1.2】あるし、休み明け2戦目も【1.2.0.1】。
昨年前川清所有のコイウタが勝ったこのレース、今年は小林薫所有の同馬が1着で「GOOD LUCK!」か。
タイキマドレーヌ(×) 1× 2× 3× 4×
これまで3戦全勝だった叩き3走目の前走で5着。
重賞しかも牝馬限定G3でもそれくらいが精いっぱいな上、
4項目すべてが×、とあれば買い材料はない。
タニノハイクレア(×) 1× 2× 3× 4○
全4勝はすべてローカル千二でのもの(唯一の2着もローカル千二)。
その条件を中心に使われてきたとはいえ、府中のマイルはどうか。
能力的にもここでは1枚落ちる。トップとは3枚くらいくらい落ちる。
テンイムホウ(×) 1× 2× 3× 4×
マイル以上の距離で【0.0.0.7】。
福島牝馬S4着の実績はあるが、前走1000万を勝ったばかり。
そもそも福島牝馬S4着自体が「重賞実績」として出すには心許無過ぎるもので
買い材料を見つける方が困難。
トウカイオスカー(×) 1× 2× 3× 4×
叩き2走目【2.0.0.0】、鞍上ノリ様、という2点は魅力だし
昨年のオークスで本命にした馬でもあるので、ここで消して来られると
精神的な痛恨の一撃を受けることになるんだろうが、4項目すべて×では手が出せない。
ニシノマナムスメ(×) 1○ 2× 3× 4○
たぶん穴人気するんだろうが東京重賞、G1ともに初挑戦というのはマイナス。
マイラーズC2着からの参戦は第1回勝ち馬のダンスインザムードと同じだが
第2回で2番人気9着のスイープトウショウとも同じだよ、と言っておこう。
過去2回が「関東若手騎手の初G1」という点から単だけ買うのも手だけど。
パーフェクトジョイ(×) 1○ 2× 3× 4○
阪神芝千八専用馬と思っていたら前走阪神芝千四で3着。
思っていたより好走できる幅はありそうだが、G1ではつらいと見る。
ジックリ追走すればラストで切れる馬なので鞍上池添というのは良さそうだが。
ピンクカメオ(○) 1× 2○ 3○ 4○
これまでの成績からおそらく左回りの方が良い。
東京新聞杯では14着だが、このレースは2ハロン目からラストまでずっと11秒台のラップで流れ、道中溜めが利かなかい分、追い込み馬にはつらい展開だったし
デビュー以来最高の馬体重と太め残りだったのかもしれない。
牝馬限定のここなら道中ペースは緩むだろうし、暖かくなって絞れてきており再度の一発があっておかしくない。
ブルーメンブラット(×) 1○ 2× 3× 4○
常に人気はする馬だが、ここまで東京重賞連対も、G1の3着内も無い。
距離も千六<千四なタイプで、ベスト条件とは言えない。
ベッラレイア(○) 1× 2○ 3○ 4×
昨年秋華賞以来の長期休養明けというローテーションがやはり一番のネック。
能力的には、「最強世代牝馬」のトップ集団の1頭なわけで、いきなりの好走があってもおかしくない。
ペース的にそれほど速くなりそうにないので、新馬以来のマイル戦だが
追走に脚を使って溜めが効かずに末が鈍るという心配は少ない。
むしろ折り合いに気を使わないでよい分、レースはしやすくなる可能性も。
ベルモントプロテア(×) 1× 2× 3× 4×
前走準オープン勝ったばかりなうえ、それがダート戦とあれば買えない。
芝は【1.0.0.8】で1勝は小倉芝千二の新馬戦@重馬場でのもの。やはり買えない。
マイネカンナ(×) 1○ 2× 3× 4×
中山牝馬S2着→福島牝馬S1着と重賞連続連対中だが、この2戦はいずれも千八。
千六【0.0.0.4】千八【3.1.1.3】
という成績から1ハロンの距離短縮は明らかにマイナス。
ヤマニンメルベイユ(×) 1× 2× 3× 4×
3走前に東京で牡馬相手のOP特別で3着があるが、基本的に東京のような長い直線よりは
中山や福島のような直線が短い小回りコースで強さを発揮するタイプ。
1度しか出走したことはないがマイルもマイナスだと思う。
レインダンス(○) 1○ 2○ 3× 4○
東京で重賞含め【0.0.0.2】というのは気になるがその「東京重賞連対実績」
以外の3項目はクリア(前走が牡馬混合とはいえ重賞でない点は多少引っかかるが)。
年明け2戦の惨敗で「ダイワとウオッカの直接対決で唯一間に割って入ったことのある牝馬」
という肩書きも薄れ、人気がないのなら一発があっても。
ローブデコルテ(○) 1× 2○ 3○ 4○
オークス馬だが、コジーン×シーキングザゴールドという血統的にも本質はマイラーだろう。
SS系を除く3項目をクリアしているし、「マイルG1のユーイチ」というのも○。
◎ウオッカ
○ローブデコルテ
▲ピンクカメオ
△ジョリーダンス
注レインダンス
×ベッラレイア
たぶんウオッカなんだろうが、上でも書いた通り「頭鉄板」とは思っていないので
配当的妙味考えてもウオッカが2,3着になっても当たるような馬券を買っておきたい。
《おまけ》
東京プリンセス賞
◎インカローズ ○ブライズメイト ▲カクテルラウンジ
浦和桜花賞で逃げ先行で好走した馬の評価を下げて、差し追い込みで勝ちきらなかった2頭を◎○に。
後はここ2年続けて3着に入っている「前走JRA」という条件を満たす▲。
「見どころはレースに加えて、テレビの出役の方々が何回『ヴィクトリアマイルカップ』と言ってしまうかどうか。」
という所にもあるんだが、そちらに関しては予想しないでおこう。
昨年のレース後にこういうことを書いているので今年は
1.父SS系
2.G1で3着以内実績
3.東京芝重賞連対
4.前走は牡馬混合か阪神牝馬S
という過去2回の3着以内馬がクリアしていた4つの条件を、
全頭チェック時に併せてみていくことにする。
ただ、先に行ってしまうと、この4項目を完全にクリアした馬はいない。
なので、4項目中どれかを軽視せんといかんのだが、
その中から「1.父SS系」については重視しないこととしたい。
というのも今年を含めた3回の出走18頭をSS系:非SS系で分けて見ると
06年 12:6
07年 12:6
08年 8:10
と昨年までは他系統の2倍出走していたのが、
今年は全体に占めるSS系の割合が初めて半分以下に。
昨年までの物量作戦が通じないというのは、大きいんじゃないか、という読み。
「買いたい馬が非SS系ばかりだったんだろう。」
とか、思っても言わないように。
○:買い ×:消し
アルコセニョーラ(×) 1○ 2× 3× 4×
福島記念で牡馬相手の勝ちがあるものの、過去の成績から
G1や、東京コースではパフォーマンスが下がっており、買えない。
ウオッカ (○) 1× 2○ 3○ 4○
1番人気が予想されるが、特に消す理由もないだろう。
前走は4着とはいえ、3着のアーキペンコがその後香港Cを勝っていることからも
この路線の世界トップクラスが集っていたレースと言っても過言ではない。
そこで4着なんだからこのメンバーに入れば能力上位は間違いない。
ただ東京コースのタニノギムレットは2着が多い事もあり
「中心視だが、世間の評価ほどは1着鉄板とは見ておらず、連軸最適」
といった感じの評価。
エイジアンウインズ (×) 1○ 2× 3× 4○
前走は人気薄の逃げ、という楽な立場にあったとはいえ完勝。
半年以上の休み明けとなった一戦を除けば馬券圏内を外しておらず
安定感があるのは魅力だが、東京コース、G1ともに未経験では手を出しづらい。
また、久々登場の藤田-藤原のG1ブービートラップ製造コンビ。
このレースで似た配合のデアリングハートで3着コンビでもあるんだけど。
ジョリーダンス(○) 1○ 2○ 3× 4○
3番目の「東京重賞」にかんしては、連対したことはないから
厳密にいえば「×」なんだが「G1の安田記念で3着」というのを拡大解釈すれば
「○に限りなく近い×」と言えないこともない。
コース適性自体は【2.1.1.2】あるし、休み明け2戦目も【1.2.0.1】。
昨年前川清所有のコイウタが勝ったこのレース、今年は小林薫所有の同馬が1着で「GOOD LUCK!」か。
タイキマドレーヌ(×) 1× 2× 3× 4×
これまで3戦全勝だった叩き3走目の前走で5着。
重賞しかも牝馬限定G3でもそれくらいが精いっぱいな上、
4項目すべてが×、とあれば買い材料はない。
タニノハイクレア(×) 1× 2× 3× 4○
全4勝はすべてローカル千二でのもの(唯一の2着もローカル千二)。
その条件を中心に使われてきたとはいえ、府中のマイルはどうか。
能力的にもここでは1枚落ちる。トップとは3枚くらいくらい落ちる。
テンイムホウ(×) 1× 2× 3× 4×
マイル以上の距離で【0.0.0.7】。
福島牝馬S4着の実績はあるが、前走1000万を勝ったばかり。
そもそも福島牝馬S4着自体が「重賞実績」として出すには心許無過ぎるもので
買い材料を見つける方が困難。
トウカイオスカー(×) 1× 2× 3× 4×
叩き2走目【2.0.0.0】、鞍上ノリ様、という2点は魅力だし
昨年のオークスで本命にした馬でもあるので、ここで消して来られると
精神的な痛恨の一撃を受けることになるんだろうが、4項目すべて×では手が出せない。
ニシノマナムスメ(×) 1○ 2× 3× 4○
たぶん穴人気するんだろうが東京重賞、G1ともに初挑戦というのはマイナス。
マイラーズC2着からの参戦は第1回勝ち馬のダンスインザムードと同じだが
第2回で2番人気9着のスイープトウショウとも同じだよ、と言っておこう。
過去2回が「関東若手騎手の初G1」という点から単だけ買うのも手だけど。
パーフェクトジョイ(×) 1○ 2× 3× 4○
阪神芝千八専用馬と思っていたら前走阪神芝千四で3着。
思っていたより好走できる幅はありそうだが、G1ではつらいと見る。
ジックリ追走すればラストで切れる馬なので鞍上池添というのは良さそうだが。
ピンクカメオ(○) 1× 2○ 3○ 4○
これまでの成績からおそらく左回りの方が良い。
東京新聞杯では14着だが、このレースは2ハロン目からラストまでずっと11秒台のラップで流れ、道中溜めが利かなかい分、追い込み馬にはつらい展開だったし
デビュー以来最高の馬体重と太め残りだったのかもしれない。
牝馬限定のここなら道中ペースは緩むだろうし、暖かくなって絞れてきており再度の一発があっておかしくない。
ブルーメンブラット(×) 1○ 2× 3× 4○
常に人気はする馬だが、ここまで東京重賞連対も、G1の3着内も無い。
距離も千六<千四なタイプで、ベスト条件とは言えない。
ベッラレイア(○) 1× 2○ 3○ 4×
昨年秋華賞以来の長期休養明けというローテーションがやはり一番のネック。
能力的には、「最強世代牝馬」のトップ集団の1頭なわけで、いきなりの好走があってもおかしくない。
ペース的にそれほど速くなりそうにないので、新馬以来のマイル戦だが
追走に脚を使って溜めが効かずに末が鈍るという心配は少ない。
むしろ折り合いに気を使わないでよい分、レースはしやすくなる可能性も。
ベルモントプロテア(×) 1× 2× 3× 4×
前走準オープン勝ったばかりなうえ、それがダート戦とあれば買えない。
芝は【1.0.0.8】で1勝は小倉芝千二の新馬戦@重馬場でのもの。やはり買えない。
マイネカンナ(×) 1○ 2× 3× 4×
中山牝馬S2着→福島牝馬S1着と重賞連続連対中だが、この2戦はいずれも千八。
千六【0.0.0.4】千八【3.1.1.3】
という成績から1ハロンの距離短縮は明らかにマイナス。
ヤマニンメルベイユ(×) 1× 2× 3× 4×
3走前に東京で牡馬相手のOP特別で3着があるが、基本的に東京のような長い直線よりは
中山や福島のような直線が短い小回りコースで強さを発揮するタイプ。
1度しか出走したことはないがマイルもマイナスだと思う。
レインダンス(○) 1○ 2○ 3× 4○
東京で重賞含め【0.0.0.2】というのは気になるがその「東京重賞連対実績」
以外の3項目はクリア(前走が牡馬混合とはいえ重賞でない点は多少引っかかるが)。
年明け2戦の惨敗で「ダイワとウオッカの直接対決で唯一間に割って入ったことのある牝馬」
という肩書きも薄れ、人気がないのなら一発があっても。
ローブデコルテ(○) 1× 2○ 3○ 4○
オークス馬だが、コジーン×シーキングザゴールドという血統的にも本質はマイラーだろう。
SS系を除く3項目をクリアしているし、「マイルG1のユーイチ」というのも○。
◎ウオッカ
○ローブデコルテ
▲ピンクカメオ
△ジョリーダンス
注レインダンス
×ベッラレイア
たぶんウオッカなんだろうが、上でも書いた通り「頭鉄板」とは思っていないので
配当的妙味考えてもウオッカが2,3着になっても当たるような馬券を買っておきたい。
《おまけ》
東京プリンセス賞
◎インカローズ ○ブライズメイト ▲カクテルラウンジ
浦和桜花賞で逃げ先行で好走した馬の評価を下げて、差し追い込みで勝ちきらなかった2頭を◎○に。
後はここ2年続けて3着に入っている「前走JRA」という条件を満たす▲。
今の武の流れからして後方で折り合いつけるも流れが落ち着いて大外ぶん回して四着かな
ということで比較的前目で競馬できそうな馬を買いたい&武が乗り捨てた馬を買いたいということでニシノマナムスメ本命予定
私はそうなった上で3着くらい、という可能性が
高いんではないか、という読みなんですけど。
と言いつつ3連単フォーメーションで
ウオッカが来なくても当たる馬券はたくさん買うと思いますが(笑)。
内枠に入らんかなぁ…
ニシノマナムスメ最大の買い材料は
私が買わない、ということです(笑)。
さすがに相手が弱すぎると思うのですが.
>一応お知らせしておきますが,◎ウオッカの予定(笑)
お知らせありがとうございます。
ますます「ウオッカが来なくても当たる馬券」を
手広く買っておく必要が出てきた感じですね(笑)。