優駿牝馬 2013

たまには日本の競馬も見てますよアピールもしておかないと。

阪神コースが改修され、阪神JF（旧阪神3歳牝馬S）、桜花賞が「外回り芝1600」で行われるようになって以降6回オークスが行われている。多くの人が感じていると思うが、改修後の阪神マイルとオークスとの関連が非常に強い気がする。そこで阪神改修前後で分けてそれおぞれ6年ずつの阪神JF(旧阪神3歳牝馬S)と桜花賞に出走した馬のオークスでの成績をみてみると

◆阪神JF出走馬のオークス成績
　　　　着別度数 勝率 連対率 複勝率 単回値 複回値
改修前　0- 3- 3-27/33 0.0% 9.1% 18.2% 0 87
改修後　4- 1- 3-20/28 14.3% 17.9% 28.6% 88 100
◆桜花賞出走馬のオークス成績
　　　　着別度数 勝率 連対率 複勝率 単回値 複回値
改修前　4- 5- 3-42/54 7.4% 16.7% 22.2% 72 116
改修後　5- 3- 3-41/52 9.6% 15.4% 21.2% 58 63

となっている。
阪神JF出走馬に関しては改修前6年では勝ち馬が1頭もいないのに対して改修後は4頭出ているように大幅に成績が良くなっている。桜花賞出走馬に関しては率の上では殆ど差はないが単複回収値が大幅に下がっておりこれは「桜花賞出走組の中でオークスで馬券になる馬が人気サイド（桜花賞で好成績）に改修後はシフトした」ということの現れであり「桜花賞とオークスで着順上のつながりが強くなった」と言える。


次は具体的に改修後の阪神で行われた過去6年の阪神JF、桜花賞連対馬とそのオークスでの成績を見てみる。

07年　阪神JF：ウオッカ/アストンマーチャン、桜花賞：ダイワスカーレット/ウオッカ
　→オークス出走：全馬不出走
　→ローブデコルテ(阪4・桜4)/ベッラレイア(阪不・桜不)/ラブカーナ(阪不・桜不)

08年　阪神JF：トールポピー/レーヴダムール、桜花賞：レジネッタ/エフティマイア
　→オークス出走：トールポピー、レジネッタ、エフティマイア
　→結果：トールポピー(阪1・桜8)/エフティマイア(阪17・桜2)/レジネッタ(阪6・桜1)

09年　阪神JFブエナビスタ：ダノンベルベール/、桜花賞：ブエナビスタ/レッドディザイア
　→オークス出走：ブエナビスタ、ダノンベルベール、レッドディザイア、
　→結果：ブエナビスタ(阪1・桜1)/レッドディザイア(阪不・桜2)/ジェルミナル(阪6・桜3)

10年　阪神JF：アパパネ/アニメイトバイオ、桜花賞：アパパネ/オウケンサクラ
　→オークス出走：アパパネ、アニメイトバイオ、オウケンサクラ
　→結果：アパパネ(阪1・桜1)/サンテミリオン(阪不・桜不)/アグネスワルツ(阪不・桜不)

11年　阪神JF：レーヴディソール/ホエールキャプチャ、桜花賞：マルセリーナ/ホエールキャプチャ
　→オークス出走：ホエールキャプチャ、マルセリーナ
　→結果：エリンコート(阪不・桜不)/ピュアブリーゼ(阪不・桜不)/ホエールキャプチャ(阪2・桜2)

12年　阪神JF：ジョワドヴィーヴル/アイムユアーズ、桜花賞：ジェンティルドンナ/ヴィルシーナ
　→オークス出走：アイムユアーズ、ジェンティルドンナ、ヴィルシーナ
　→結果：ジェンティルドンナ(阪不・桜1)/ヴィルシーナ(阪不・桜2)/アイスフォーリス(阪不・桜不)


07年は阪神JF、桜花賞どちらのレースで連対した馬もオークスに出走せずという特殊な状況であったので参考外だがそれ以外の年はどちらかの連対馬が馬券になっており、馬券にならなかった馬もダノンベルベールの9着を除くとすべて掲示板は確保しており、つながりの強さを感じる結果となっている。

ちなみに阪神JF、桜花賞での連対馬を「両方に出走or片方に出走」「勝っているor2着まで」の条件でふるいにかけると

・「両方出走」かつ「勝っている」【3-0-1-0】
・「両方出走」かつ「2着まで」【0-1-1-4】
・「片方に出走」かつ「勝っている」【1-0-0-1】
・「片方に出走」かつ「2着まで」【0-2-0-0】

となっており「両方に出走」かつ「勝っている」馬が一番いいですね、という結果。


◎ローブティサージュ
○レッドオーヴァル
▲アユサン

というわけで今年の出走馬で阪神JFと桜花賞で連対した馬はローブティサージュ、クロフネサプライズ、アユサン、レッドオーヴァルの4頭で、「両方出走」かつ「勝っている」のはローブティサージュのみなのでローブティサージュを本命。
あとオークスは展開がスローであろうがハイであろうが差し馬優勢なレースなのでクロフネサプライズは評価を下げた。
他路線組が幅を利かせた(馬券圏内に2頭)のは阪神JF、桜花賞連対馬がいなかった07年と雨が降った10.11年だったのでなんとか良馬場でレースが出来そうな今年は素直に上記3頭で良いと思う(他路線組は基本スピード不足か切れ味勝負に弱いタイプで下級条件での勝ちあがりが遅れて桜花賞に間に合わなかった組→雨が降って切れ味が削がれ、切れ味勝負で分が悪い他路線組に台頭のチャンストウライなんだろうと想像)。
もし雨が降るようならローブティサージュから他路線組で前走着順がいい馬にワイドでぶつける作戦かな、と思っている。