名馬電機社長の事業報告という名の日記

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クイーンC、京都記念、共同通信杯回顧

2012年02月15日 | 競馬回顧
クイーンC
大魔神佐々木氏の所有馬ヴィルシーナがオーナーに待望の重賞初制覇をもたらした。レースは前後半の半マイルが49.7-46.9という超スローペースで、それを2番手から抜けだしての完勝だった。デビューからここまで1800以上を使われてきておりここがはじめてのマイル戦だったが、母ハルーワスウィートがどちらかというと短距離志向の強い馬だっただけに、マイルくらいが一番良い可能性はある。ただオークスはマイラーでもこなせる説を取っているので、順調ならオークスまで可能性はある。
2着イチオクノホシは阪神JFから来た1番人気ということで過去傾向からは回だった馬。
エクセラントカーヴはキャリア2戦目であったが、3着と好走。デビュー戦の内容が非凡なものであったのでゆくゆくはG1でもと思うがここで3着というのは微妙。権利取りがカギ。
プレタノートはスローペースを後方からすすみ、外外をマクリ気味に追い込んできたが4着まで。-12キロの馬体減を考えればよく頑張っていたほうで、こちらも地味ながら力はある。


京都記念
スイートマトルーフとリッツィースターが後続を大きく離して逃げる展開。4コーナー手前でリッツィースターがバテると3番手で追走していたトレイルブレイザーが早めに前を捕まえに行ってそのまま押し切っての勝利。溜めて切れ味勝負では分が悪い同馬の弱点を補う武豊騎手のお見事な乗り方。
ダークシャドウは東京ベストだが2着というのは立派。実はこの馬に対しては去年の大阪杯勝ち直後から「ダンスインザダークの中では中距離志向が強い馬なので天皇賞春に出たら面白いのではないか。」という立場を取っている。「中距離志向が強い馬で天皇賞春とか、頭でもぶつけたか。」と思われるかもしれないが、過去そうそうたる長距離然としたダンスインザダーク産駒がことごとく天皇賞春では敗れ去っている。そんな中、唯一馬券圏内に絡んだのが、後に小倉芝1800のレコードタイムを叩き出すダイタクバートラムである。また馬券には絡んでいないが後の安田記念勝ち馬ツルマルボーイの4着というのもあり、天皇賞春で好走するようなダンスインザダーク産駒は中距離で速い時計の決着に対応できるような馬でないといけない、というのが持論なのである。京都外回りコースもこなしたわけだし今年こそは天皇賞春に使って欲しいんだが…ウイリアムズあたりで。
ヒルノダムールは太目残りが原因か。
ウインバリアシオンは馬主の経営母体が変わったことによる悪影響が出ていないことを祈るばかり。


共同通信杯
圧倒的人気のディープブリランテがスタートから逃げるカタチ。スローペースで進んで直線、ディープブリランテが後続を一旦離し、好位追走していたゴールドシップは一旦置いていかれそうになったものの鞍上内田騎手がシバキまくるとジリジリと加速してディープブリランテを交わして1・3/4馬身の差をつけてゴール。いかにも長い直線があったほうが良いタイプで一瞬の加速力は無いが、徐々に加速しスピードの持続性は非常に高い。直線は長いほうが、ペースも速いほうが良い。
ディープブリランテは今日の競馬を見るかぎりマイルくらいのほうがいいのかもしれないが前々で競馬できるし皐月賞は向くんじゃないだろうか。
スピルバーグは内田騎手のような追えるタイプの騎手が向きそうな「追えば追うほどタイプ」に見えるので北村宏騎手とは手が合わないように思われる。

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