名馬電機社長の事業報告という名の日記

一口とか写真とかご贔屓応援とか。

秋華賞2010

2010年10月17日 | G1(Jpn1)
過去10年の傾向
・2番人気【6-1-0-3】60.0% 70.0% 70.0% 203-94
・勝ち馬は前走4番人気以内。
・前走上がり4位以下の馬で3着以内に入った馬はマイル以上の重賞連対実績あり。
・昇級戦で馬券になったのは前走古馬相手の1000万で1着だったニシノナースコールとティコティコタック。
・阪神JF出走組で馬券になったのは3歳になってからG1で4着以内に入った馬のみ(例外はG1不出走だったヤマカツスズラン)。
・前走4着以下から巻き返した馬はG1勝ち馬か1800以上の重賞連対馬のみ。

とりあえず今回、牝馬三冠がかかるアパパネが注目を集めるのは間違いない所。まぁなんだかんだ言ってこの世代で上位の力を持っているのは明らかなわけで、あっさりと勝ち切ってもおかしくない。
だがしかしである。
・京都内回り芝2000はまぎれが起きやすい。
・前走の負けが、春先言われていた「母系の早熟性」によるものかもしれない。
など、人気するアパパネから積極的に買うのはギャンブルとして美味しくはない。というわけで今回はアパパネが負けるかもしれないという前提で予想を組み立てようと思うのだが、たぶんアパパネが負けるとしたらタイトなペースの持久力勝負だと思う。今回は勝ちにいく競馬を強いられるだろうし、これまでほどアパパネが溜めることができない=ゴール前でこれまでのような脚は使えない、という可能性が高くなると思うからである。なので負かす可能性がある馬=買う馬はこういった持久力勝負に強そうなプロフィールや血統の馬を狙おうと思う。


レディアルバローザ
前走上り4位以下で、マイルでの重賞連対がないので消し。前走4着以下から巻き返した馬はG1勝ち馬か1800以上の重賞連対馬のみ、という条件もクリアしていない。

ベストクルーズ
阪神JF出走組で馬券になったのは3歳になってからG1で4着以内に入った馬のみ、に引っかかるので消し。距離も伸びて良いタイプではないと思う。

ショウリュウムーン
前走4着以下から巻き返した馬はG1勝ち馬か1800以上の重賞連対馬のみの条件に引っ掛かるのと、デビューから馬券になった4戦が2ケタ馬番で、馬券圏外になったここ3戦がいずれも1ケタ馬番(しかも内より)というわけでこの枠順もマイナス(不器用な馬で不利を受けやすく、先行したら味が無い)。

アプリコットフィズ
前走古馬相手にクイーンS勝ちが評価されているが、そもそも札幌開幕週に行われるクイーンSと言えば「とりあえず前に行ったもん勝ち」な傾向が強いレースであり、そこで注文通りの先行抜け出しで(かつ軽い斤量で)勝った所で評価を上げることはないという気がする。この馬自身は小回りで勝ったわけだし当てはまらないかもしれないがジャングルポケット産駒は母父がサンデーだと「広くて長い直線のコース向き」に出るパターンが多いというのも気になる材料。

サンテミリオン
鞍上のせいで相当人気が落ちている印象があるが、その1点で消すにはこれまでの戦績が良すぎるし、そもそも藤岡兄も世間で言われるほどのマイナス材料ではないと個人的に思うのでこの人気落ちは、ある意味逆にピンポン。またスパスパの上り勝負よりは持久力勝負の方が良いタイプだろうと思う。

コスモネモシン
中山で【2-1-1-1】という成績から小回りコースへの適性が高く、上りのかかるレースへの適性もある。母父Singspielからスタミナはあると考えられる。前走も4角で進路が狭くなった所、立て直して差してきて3着。瞬時に加速できるタイプではないと思うので勝負どころでのロスは大きかったはず。それでも3着に差してきた力を評価したい。

レインボーダリア
今年1月にデビューして以来休みなく11戦使われて、デビュー戦のダートとスイートピーSの4着を除いてすべて馬券に絡む堅実ぶり。そろそろ使いこんで来た疲れが…とも思うがBT×NTという配合で、北海道で勝ち上がってきた馬と言えば98年秋華賞で14番人気2着したナリタルナパークとプロフィールがぴったんこかんかん。買わざるを得ない。

オウケンサクラ
これまで上り3Fで34秒前半より速い脚を使った事が無い馬で、分かり易く持久力勝負が向く馬。母父りあるしゃだいという事を考えればそうそう早めに仕掛けてもバテないスタミナはありそうだ(父バゴだし)。ティコティコタックやレインダンスなど母父ロベルト系というのは秋華賞で波乱を演出しやすいというのも不気味。

アグネスワルツ
こちらも瞬発力勝負よりは持久力勝負に強いタイプ。また近年のオークスはペースに関わらず「差し・追込み馬天国」になり、この馬のオークス3着は、逃げ先行脚質でオークスで馬券になったという意味ではアサヒライジング以来の出来事。前走はパドックでもテンションが高かったし馬体重は2ケタ増だった。今回はコース的にも持久力を活かしやすくなり○。

アニメイトバイオ
今回私が掲げる持久力勝負、というカテゴリを得意としなさそうなのがこの馬。溜めての瞬発力を活かす競馬が真骨頂だと思うので、長くいい脚を求めると案外、という結果に終わりそう。もちろん私の展開読みと逆になればこの馬有力候補になるわけだが。

エーシンリターンズ
この馬に関しては持久力勝負が良いのか瞬発力勝負が良いのか掴みかねているというのが正直なところ。それだけクセがないというかオールマイティーなのかも知れんが、逆にそういうタイプの馬という事は「スイートスポットにハマった好走レンジの狭い馬」に勝つにはより高い総合力が求められるわけで、春の競馬&ローズSの結果から3着までなんじゃないのかなぁ、と思ったり。

アンティフリーズ
近親にブラックホーク、とかいうとこれまでの戦歴とあわせて「2000は長いんじゃないの?」と思ってしまうが血統の字面だけ見たらタップダンスシチー×Singspielという「ジャパンカップ配合」で2400でもこなせちゃいそう。前走を見るとスパッと切れる脚はないが騎手のゴーサインへの反応が遅いわけではなく、じりじりと伸びて競り合いにも強そうな印象。一発の大穴ならこれか。

ディアアレトゥーサ
馬券買う上で独自の法律を数多く乱立させている私であるが、その中の代表的な一つが「母系にリボーが入っている馬の初G1はとりあえず買っておかないといけない」というものがある。リボーが入っているとG1で強い相手と当たった時に格負けせず、これまで以上のパフォーマンスを発揮するケースが散見されるのである。しかもこの馬の場合兄が先日凱旋門賞で2着したナカヤマフェスタという事もあり期待せざるを得ない。また、このレースはスタミナ型のダンスインザダーク産駒が穴をあける(ムードインディゴ、レインダンス)ケースがああるが、この馬の父トーセンダンスはダンスインザダークの全弟。血統に秘められたポテンシャルが母父リボーの血と相まってこの舞台で開花する可能性は十分あると思います。

タガノエリザベート
前走本命にはしたが良いところはなく、また今回は前走4着以下から巻き返した馬はG1勝ち馬か1800以上の重賞連対馬のみ、前走上がり4位以下の馬で3着以内に入った馬はマイル以上の重賞連対実績あり、という2条件をクリアしておらず消し。

アパパネ
冒頭に書いたとおり、今回はアパパネが負ける、苦戦するような展開を前提として予想をしているのでどうしても辛めの評価にせざるを得ない。個人的に阪神競馬場改修後、牝馬3冠の内秋華賞が最もスタミナを問われる舞台だと思っている。直線が長いコースだとどうしても(特に牝馬は)折り合い重視→溜めての瞬発力勝負、となりがちで桜花賞とオークス、ついでに言うと阪神JFも言ってしまえば「同じ型の競馬」でこなせてしまう。しかし秋華賞だけは、もちろん年によるのだろうが、ロングスパートの持久力勝負になり易く、これまでとは全く違った競馬を要求される。果たしてそれをも克服するくらいにこの馬が能力的に抜けている馬なのか。抜けている馬だったらごめんなさい、ということで。

クラックシード
祖母が第1回秋華賞勝ち馬のファビラスラフインという点から買ってしまいそうだし、特に嫌う材料も無いんだがあまりにも買いたい馬が多すぎるので馬券上は「外枠の差し馬ってつらいよね、たぶん」という理由で消しとさせていただいた。

ワイルドラズベリー
平坦替わりはこれまでの戦績、父ファルブラヴという点からプラスに働くんだろうが、ちょっと人気し過ぎている感があるのと、クラックシード同様「外枠の差し馬って…」という点と前に馬をおいて競馬をしたい折り合い難のある馬、という点も外枠的マイナス材料。

プリンセスメモリー
前走4着以下から巻き返した馬はG1勝ち馬か1800以上の重賞連対馬のみ、の条件を満たしていないのと「外枠の差…」で消し。


◎ディアアレトゥーサ
○オウケンサクラ
▲コスモネモシン
△アグネスワルツ
注アパパネ
☆サンテミリオン
×レインボーダリア、アンティフリーズ


正直上位4頭は私の中で差のない評価。ディアアレトゥーサ本命にしたのはやはり「母父リボー」大好き人間&今年の3歳が初年度のトーセンダンスを世代イチオシ種牡馬に推奨した身としては本命を打たねばならないという義務感からである(笑)。

馬券は
馬連フォーメーション ◎~△-◎~×(22点)
ワイドBOX ◎~△(6点)
単勝◎~△(4点)


コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« MPOG10-11 10/16.17 | トップ | 菊花賞 2010 »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

G1(Jpn1)」カテゴリの最新記事