My Laid-back Aussie Life

オーストラリア、アデレード発のオージーライフ、家族、看護などについて~

ある退役軍人病院の怪談話

2007-11-25 21:41:12 | 看護に関するあれこれ


〈CityのAdelaide Arcadeのクリスマスデコレーション。デンマークから旅行に来たという老夫婦が、このツリーのそばで仲睦まじくお互いの写真を交代でとっていたので、2人のツーショットを撮ってあげる。〉

真夏のクリスマスムードもいよいよ盛り上がってきた。あちらこちらでクリスマスプレゼント用のセールを見かける。今週もあっという間に過ぎていった。木曜日には子供達の空手クラスを教え、クラスが思っていたよりかなりスムースに行き、満足(安心?)。金曜日には、友人のうちに次男と一緒に遊びに行き、韓国から遊びに来ている姑さんが作ってくれた、大豆から作ったスープの冷麺をご馳走になった。夏なのでこういうあっさりしたのがとてもおいしい。これはもう、冷えた豆乳にそばが入っているって感じ?で、夜にはいつものように道場でしごかれ、土曜日には午前いつものようにチビ達と動物園で朝の散歩をし、夕方には家の常連のHIROMIさんが遊びに来てくれた。アラビアンローストラムを夕食にする。日曜日には午前中に病院で半シフトの勤務、午後には大嫌いな庭掃除…とチビ達の散歩。そして大量のすき焼きを夕ご飯に食べる。

土曜日にHIROMIさんがきてくれたときに、どういうわけか、私達が一緒に働いている退役軍人病院の怪談話へと話題が移っていた。暑い所為か?これは本当にあったという、彼女の働くICUでの話。

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あるナースMさんが、夜勤で高齢の女性の患者さんを看ていた時のこと。彼女が突然、「誰かが私の上に乗っかっている!」と騒ぎ出した。彼女の横たわっているベッドの上には、Mさんには何も見えない。あまり繊細なタイプのナースではないMさんは、おののいている患者さんの話を真に受けないで、「大丈夫ですよ、何もいやしませんよ。」と軽く流そうとしたところ…なんとそのベッドの患者さんの顔が、まったく違う人の顔にぱっと変わった。「キャー!」と驚いて叫んだMさんのそばにいた同僚ナースのEさんもその顔をばっちり見たという…。でその人は「ニター」っと笑って10秒後くらいには消え、もとの患者さんの顔に戻った。HIROMIさんは夜勤でその話を当のMさんとEさんに直接聞いたらしい。その日、怖くなったHIROMIさんは勤務中に一人でトイレに行けなくなったとか…。

その話を聞いた私は、まっ昼間の汗もじっとりとにじむような陽気の中で一気に鳥肌が立った。暑いときの怪談効果、結構馬鹿に出来ない。

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この病院はかなり古く、もうアンティークな建物をそのまま修復しながら大切に使っている。特にホスピスやリハビリC病棟なんかは、建物がとてもとてーも古い。そして、特にこの古い建物にある病棟にはこういった怪談話が多いらしい…。どう?オーストラリア在住の人、ちょっとは涼しくなっただろうか?

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