〈次男と一緒に飾りつけたジンジャービスケットの雪だるま…のはずのもの。なんか、南米あたりのお土産なんかのモチーフにありそうな怪しげな代物になった。食べてしまえば味は一緒さっ!〉
最近いよいよ、みんなクリスマスの準備でそわそわした雰囲気になってきた。日本の師走もこんな感じだったっけ?
長男のクラスメートのお母さん達は子供達を学校に送り届けてからは、さっさとクリスマスプレゼントやパーティーの為の買い物に出かけ、長男の学校では、クラスメート中がクリスマスカードにクリスマス・キャンディーを添えて交換しあっている。
家の近所の何件かの家は、家の回りと庭一面にクリスマスイルミネーションを施し、夜になると子供達の目を楽しませてくれてクリスマスの雰囲気を盛り上げるのに一役買っている。最近よく物事を色々考える様になった長男は「電気をたくさん使っちゃうね。勿体無いね。」とか妙に冷めたことを言っていたが…。
次男の幼稚園では、お母さんが自分の子供に内緒でクリスマスプレゼントを用意して、ある園児のお父さんが扮したサンタがいきなり幼稚園に入ってきて「良い子にしていたかーい?」とか何とか言って、もちろん「いい子にしていたよー!!」とかお決まりに元気に答えた子供達にプレゼントを配ってみんなその場で開けて大喜びをする、って言う行事(?)もあった。そのサンタの子供はお母さんがお父さん扮するサンタを一緒に記念写真をとろうとしたところ、あのもじゃもじゃのとんでもなく長い髭と真夏なのにあの暑苦しい装束におびえたその子は、「あの人怖いー!やだー!!」と泣き叫び、お母さんに「あの人は実はあなたのお父さんなのよ。」と言われても全然信じなくて、結局ばっちり用意してきたビデオもまったく活躍できなかったとかいうオチもあったり…。
またある日には、次男をショッピングセンターに連れていくと、巨大なクリスマスツリーのそばで何も無い十数センチもあるようなでかいジンジャービスケット(人型Or雪だるま)にm&mとカラフルなアイシングシュガーで子供達が自分でデコレートするという面白い企画もあった。これはなんと無料で、私は学校に行っていた長男のために雪だるまを、次男は自分のために人型のビスケットの飾りをした。それはそれはもう喜んでいた…。
私も夫も無宗教。クリスマスだから、イースターだからといって特に何をするわけでもない。オーストラリア人は結構クリスチャンが多いといっても、毎週教会に行ったり信心深い人はあまり多くは見かけない。クリスマスはそれでも、家族や友達とパーティーをしたり贈り物を交換したりして楽しい時間をすごす大切な時期。まあ、一種のお祭りの時期だと思っている。
今年もそれぞれにとって楽しい思い出になりますように-。