今日、Royal Adelaide HospitalのGallery担当の人から、私の絵のひとつが売却されたとのニュースが入った。売れたのは、自分でも気にっていた金魚の絵。個展開始直前まで苦労してデザインし、色んな技法を試したりしての難産の末の作。赤い金魚が二匹、水草の合間を泳いでいる。水彩画コースでAPに教えてもらったテクニックと自分で勉強したデザイン法の結晶…。赤い金魚が映えるようにマットは青を選び、額縁はシンプルな黒に決めた。この小ぶりな水彩画の値段は100ドル。このうちの20%は病院の利益になる。今まで何回か「お金を払うから自分にも絵を描いて欲しい。」とか、すでに描いた絵を「ゆずって欲しい。」と大変にもったいない事を言われたことがある。いままでは、「人様に売れるような代物ではないので。」と断ったり、そのまま相手や事情によってはプレゼントと言う形であげたりはしたが、正式に「売却」という形になったのは初めて。誰かがこの絵を大切にしてくれると思うととても嬉しい。あとは、外科病棟にどれか寄付を、という話もあるので、残った絵の中でその病棟の雰囲気を見てから選んで寄付をしようと思う。あの味気ない硬質な病院の雰囲気の中で少しでもほっとできるような空気を作れたら…。そして、Nepalへ病院からの援助としてFundraisingをする話が今あがっている。そのオークションに作品を1点提供してくれないか、と打診があったりしている。
今、以前ホスピスでボランティアとして活動していたArt Therapyをもう少しちゃんと勉強しようと思っている。これはPhDとともに自分が一生を終える前に是非やりたかったもののひとつ。とても楽しみ…。
今、以前ホスピスでボランティアとして活動していたArt Therapyをもう少しちゃんと勉強しようと思っている。これはPhDとともに自分が一生を終える前に是非やりたかったもののひとつ。とても楽しみ…。