![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/6a/ff/1a81bb8aefec55f2364cb0c5b54e37f1.jpg)
Paper:Blockingford, 300gsm, NOT(cold press)
Watercolour:顔彩
Brush:彩色筆(羊毛-中)、No.16Neef(リス/ナイロン)、No.4Round(コリンスキー)
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Wet-on-dryで、気軽に日本の顔彩で、イギリスの紙に水墨画用の羊毛の筆と水彩画用の筆で、そろそろ家の庭に咲くだろう、菖蒲を描いてみた。何を描くにしても、使えるものは何でも使ってみたい。構図は、ある水墨画の本より。結果…筆はとても良かったのだけど、紙はArchesのほうが良いということが分った。Blockingfordは水を弾き過ぎなような気がする。水彩画の紙は一般的にブワッと絵具が紙に広がらないように、ある程度水をはじく様にゼラチンとかで処理されている。英語ではSizingという。中にはその“水はじき度”が強いものもある。
こうしてみると、Wet-on-dryは簡単だけど、Wet-in-wetのほうがダイナミックで活き活きしている絵がかけるような気がする。技術的にはとても難しいけど…。同じ構図で試してみよう。それから、日本の“にじむ”画仙紙で是非是非試してみたい。水墨画と水彩画のあの独特の“にじみ”は、水墨画では「筆の水分量と運筆の速度」、そして水彩画では「紙の上の水分量、つまり濡れ具合」に大半は左右される。水系絵画、知れば知るほど奥が深い…。