My Laid-back Aussie Life

オーストラリア、アデレード発のオージーライフ、家族、看護などについて~

SA州空手道大会速報!

2008-05-18 21:17:19 | 空手道場日誌
速報とか言って自分の出た試合の結果だけだけど…。

結果:
男子女子混合35歳以上形試合-1位
女子16歳以上オープン形試合-3位
女子18歳以上オープン組手試合-2位



今回は、試合に集中するために審判業は潔くお休みして、普段あまりしないメイクをうっすらとし(いつもすっぴん)、これも普段ほとんどしないほどきっちりを髪を結い、道着には生まれてはじめてアイロンをかけて、心理的な準備をする。もう、儀式みたいなもん?絵を描くときに紙や絵具を丁寧にゆっくりと準備するのと一緒。そして、身だしなみは礼儀だ。会場では、控え室でこっそりウォームアップをトレーニングチューブを使ってして、形のおさらいをする。

最初は、たったの3人の試合。で、35歳以上の女子は私しか出場いしていなかったため、なんと男子と混ぜこぜにされる。他の2人は剛柔流(ちょっと変わったセイエンチンをしていたからたぶんそう)と松涛館。2人とも道場の先生らしい。私はなんと、シードで(前回ぼろ負けしたのに!)いきなり決勝。今日の最初の試合だから、落ち着いて呼吸できる、自分が好きな形…と思って二十四歩を選んだ。自分といつもお世話になっている人たちに恥じない“自分の形”が出来たと思う。それだけで今回は十分だと思った。

次は女子Openの形。出場者7人。これもまたいきなり私はシードで、またまた初戦がこれまたいきなり全オーストラリアの女子の形チャンピオンの二十歳くらいの同じ道場の子。観空大であっさり負ける。負けたのは気にならないけど、自分の形が出来なかったのがかなり悔しい。考えてみると観空大をするたびに自分に無理をしていているような気がする。観空大より糸東流のセイエンチンのほうがずっと好き。あの呼吸のリズムがすごく好き。指定形として練習しよう。そして、3位決定戦で、またしても同じ道場のぴちぴちの高校生。きれいな顔をしてかなり体はがっちりしていて性格は男前。もともとアメリカ育ちで向こうで糸東流の道場で空手をしていた子。彼女は得意形のセイエンチン、私はまたしても二十四歩で3位をかろうじて獲得。日本人留学生の高校生の子は2位。本調子じゃなかったみたいだけど、彼女はきっと次は大丈夫。静かだけど根性有りそうだし。それと、ワーキングホリデーの27歳の子も出場していた。彼女とは去年の大会で一回顔をあわせたことがある。とても緊張しているようで、実力が十分出せなかったようだ。

そして組手…どうしてか知らないけどまたしてもシード。でいきなり決勝で、対戦相手はなんとSA州の組手の代表選手の二十前半の小さめの子。でも、かなりすばやくて力もあり、結構アグレッシブ。ストレートに負けたけど頑張れたと思う。2位のメダルの受賞のとき、いつも良いアドバイスをくれる他の道場の糸東流の先生に、「おめでとう。とても良い形だったし、とても良い組手をしたね。」というありがたい言葉を頂いた。「ありがとうございます。いつもアドバイスをしていただいたりサポートしていただき、本当に感謝しています。」と心からお礼をした。そして、日本人の留学生達とMKさんと打ち上げお食事会で、すき焼き・焼き魚・コロッケ・味噌汁・卵焼きというとても日本的な夕食を皆で楽しくした。

去年の思い出したくもない悲惨な試合から10ヵ月、本当に頑張ったと思う。ようやくスタート地点に立てた気がする。これからは、審判として勉強しながら年に2回は形の試合に出場して自分にチャレンジし続けたい-。当初は、得意形を自分で選んで“自分の形”にしたい。



〈同じ道場の高校生の女の子達と記念撮影。とてもいい子達。〉