My Laid-back Aussie Life

オーストラリア、アデレード発のオージーライフ、家族、看護などについて~

空手形試合の反省会

2007-08-05 19:18:34 | 空手道場日誌
先週の試合の後遺症(心身ともに疲れきったということ)から立ち直り、ここ2~3日10月にある試合に向けて練習を始めた。試合のビデオを同じ道場の男の子が撮ってくれたのでそれをまず見せてもらった。三脚無しで撮っていたのとそのこの弟君がかめらを揺らしていたのもあって、見ていると途中で気分が悪くなった。なんか、船酔いと同じような感じ?それを抜きにしても、ああ…、ひどすぎる。家で練習していたときに撮ったものと差がありすぎる。

1.緊張している選手の形を見ると、早く終わらせたいという気持ちから形をぱっぱと流してしまい、極め(注:各技がバシッと決まること)が全然無い形になってしまったり、どこを付いたり蹴ったりしているのか判らない形になってしまったりしていることが結構ある。なので、意識してゆっくりするようにしたのが、なんだかゆっくりしすぎで各動作に極めがあっても全体的にのっそり・だらーんとした形になっている。各動作に極めをと意識し過ぎて、その動作に力が入りすぎてその分スピードが落ちているような気がする。形の演武はフルパワーの8割位が良いのかも。日本のナショナルチームのコーチの偉い先生が、「形は力を抜いてすること。これは以外に難しいことだけど大切なこと。」と言っていた。

→繰り返し特定の型を練習したり、一流の演武者のビデオをみて形のタイミングと全体のリズムを研究することが必要。それから、力まずに技が決まるように筋トレなどでパワーをつけるのも必要かも。

2.それから、基本的な間違いがあった。緊張していて自分では全然気が付かなかったことだが、スタンス(後屈立ちや前屈立ちなどの立ち方)がめちゃくちゃ高い。もうそれは初心者並みに腰が高く浮いてしまったいる。ああ!恥ずかしい!!スタンスは組手・形でも空手の一番大切なものだ。

→どんな状況でも松濤館流のどっしりとした腰の低いスタンスを取れるように、股関節のストレッチと下半身の筋力作りが必要。

3.それから、試合の前のウォームアップが全然足りなかったかも。ストレッチはかなりしっかりやったつもりでも、体全体の体温が全然上がっていない状況でいきなりやったのがまずかったかも。いつも道場で、大抵1時間くらい練習して軽く休憩をはさんだ後、ようやく体が温まってやわらかく軽くなってからようやく形がまともに出来る状態になる。それが分かっているんだったら、試合でも同じようにやって本番に備えろっつーの。

→試合前1時間ほど、ストレッチ・基本・チューブトレーニング・型のおさらいを汗をしっかりかくくらいにすること。その際には水分補給もしっかりと忘れずに。

と言うわけで、目に付くことはこのくらいかな。それから、今回は先生に演舞する形を選んでもらったが、次回は先生がなんと言おうと自分の好きな型で勝負することにする。そのほうが気持ちの入り方が違うって言うもの…。

と言うわけで、今週から部活をしている高校生並の練習をし始めた。

・毎日子供達が遊んでいるそばで面倒見ながら形と股関節のストレッチ
・子供達が家にいないときは暇さえ見つけたら壮鎮・五十四歩小・岩鶴のビデオ鑑賞と研究
・家事(主に料理)の合間に、筋トレ:追突きスクワット・前蹴りスクワット・腕立て伏せ・腹筋・背筋
・週に2回は最低30分近所でジョギング

気が付けば、現在の体重は20才位の一番スリムだったときと余り変わらないくらいに落ちている。後は、10月までこの練習を継続するのみ。モチベーションをキープするのが何時だって一番難しいことだ。