My Laid-back Aussie Life

オーストラリア、アデレード発のオージーライフ、家族、看護などについて~

Show & Tell

2007-05-31 23:13:21 | 日常あれこれ
5歳になる長男が、小学校で毎週しているShow&Tellは明日。これは文字通りに何かをクラスに持っていって、見せてそれについて話さなければならないというもの。そして、クラスの子供から2つ質問を受けてそれに答えるというもの。これは小学校に上がってからすぐに始まり、週に一回は順番が回ってくる。超ウルトラシャイな長男にはとっても良い訓練だ。オージー達が物怖じをせずに大勢の中で自分の意見をガンガン言えたり疑問に思ったことはその場で即聞いたりできるのはこのように自分の意見を発表して質疑応答をする機会が多く、自然と身についているのだろうとおもう。アメリカ人の夫に聞いたらオージーと大体同じようなスタイルの教育を受けているようだ。物事をはっきりいえて考える(疑問に思う)癖をつけることはとても大事な事だとおもう。知識を暗記して計算を早く正確にする事に重きを置いていた私の小学校時代の教育とは対照的だ。私もオーストラリアのこういう教育を幼いときから受けたかった。

シャイな長男は最初の数回はみんなの前でろくに口も利けなかったのに、今では結構楽しんでいる。今までのトピックは自分で選べたり先生が決めたりと色々。先生が決めたものでは、自分の家族について・お母さんの事で何かスペシャルな事・お気に入りのお話・環境について、などがあった。そして、自分の家族の写真や気に入った絵本なんかを持っていって説明する。自由にトピックを決めてよいときは、うちの息子の場合、お気に入りのロボットのおもちゃや台湾からのお土産の派手な赤い灯篭や聴診器(おもちゃではなく本物)なんてものを持って行った。

「これは聴診器です。これで心臓の音を聞く事ができます。」

「はーい、質問!これで自分の心臓の音を聴いてみていい?」

「ヤダ…。」

「ねえ、これは君のおもちゃかい?」

「おかーさんの。ホスピタルで使うんだって。」

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明日はまた彼の番。数日前から私に言われるまでも無く自分から率先して課題をしている。「環境について」で、彼の選んだ環境はなぜか「砂漠」。ほかの子達はオーストラリアのブッシュ野生の動物達がいる環境・牧場・浜辺などをしている。彼の砂漠の絵は、真っ青なスペースの少ない空に真っ白な雲とオレンジ色の太陽、そして広い真っ黄色の砂漠にはサボテンや低い潅木、ミーキャット・オオトカゲ・ホッピングマイス・押しのぶっとい大きな蜘蛛・蛇などがのびのびと描かれている。今迄で一番楽しみにしている様子だ。彼は、確実に楽しみながらマイペースに学んでいる。頑張れ!!