And Li Po also died drunk

勝手に好きな音楽、映画、本を書き連ねる。

エッフェル塔が歩き出す

2014-09-16 23:38:12 | 日記
最初の出会いが悪かった。
バーンスタイン指揮でショスタコーヴィチの交響曲第5番を買ったら、プロコフィエフの交響曲第1番がカップリングされていた。
クラシックを聴き始めたころで、ショスタコーヴィチを現代音楽として聴いた。かたやプロコフィエフはその頃何の興味もなかった
古典派的な音楽。今でこそ面白くて聴くハイドンなど100曲も同じ交響曲作ったと馬鹿にしていたので現代にそんな曲作ってと、
はなから三流作曲家の印象。解説読むと一度は亡命したのにまたソ連戻ったなんて、おかしいんでないかと嫌いモード倍増。
代表作といわれるピアノ協奏曲3番もなんか肥やしの臭いがする。交響曲全集買ってみたが、どれもスターリン万歳に聞こえる。
ここまで書くと《しかし》がいつ出てくるのだろうと期待されるだろうが、そんな好きになったわけではない。
アイザック・スターン演奏のバルトーク、ラプソディーを探していたらプロコフィエフのヴァイオリン協奏曲がカップリングで
プロコフィエフのヴァイオリンソナタも録音しているのでついてに買ってみた。
ヴァイオリンソナタ1番を聴いて驚いた。これまで聴いたスターリン大先生をたたえて、みんなでマスゲームを踊りましょう的音楽ではなく、
いきなりのこの重苦しさは何?イメージとして明るいスターンが先日強制収容所を見てきましたみたいに弾いている。
もちろん弾き方でなく曲なのだが、録音が1953年でできて間もない現代音楽を弾いているという新しい音楽に向かう緊張感が伝わってくる。
それに味をしめてオイストラフ、クレーメルの演奏や2番の原曲フルートソナタを買ってみたが、やはり面白くない。
やはりこれだけかなと思ったら、あった。交響的協奏曲。指揮はホモ君だし曲も面白くない。ただこのジャケットいかしてる。
Iwan Puniという画家らしくキュビズムの頃の画家だろう。
グラムフォンのジャケットは昔はセンスがよくて飾っておきたいような物ばかりだったのに、CDになってから大したことなくなって、
今では演奏家のアップばかり。





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