何て言ったらいいのかな、“夏が似合う人”っていますよね。男性ならそれなりに逞しい筋肉を持って、色も黒くて、端的な服装で言えば短パンにサンダル履きなんて人。
端から諦めているので、別に羨ましいなんてこともないのですが、海岸を歩いていて、ふとバカンスを楽しんでいる人間になりきれていない自分に、ちょっと寂しいことがあります(笑)
僕と海のイメージが繋がらないのは置いといて、この画家と海の絵というのもちょっと意外な組み合わせだったので興味を惹かれました。
ジョン・シンガー・サージェントJohn Singer Sargent。
英語でexpatriateという表現がありますが、アメリカ人医師の子供としてフィレンツェで生まれた彼は、母国で暮らすことなく、ローマとフィレンツェで絵を学び、18歳の時にパリに出てサロンに出展するようになります。そして、その後ロンドンに居を構えるのです。
実はこのロンドンに渡った理由となったのが、有名な『マダムX(ゴートロー夫人)』という作品を巡るスキャンダルのため。
本当はこの絵のことだけでもたくさん書くことがあるんですが、どこかで調べてみて下さい。面白いストーリーが待っています。ちなみにこの絵はNYのメトロポリタン美術館にあるんですが、もう本当に目が釘付けになるほど綺麗です。
彼の作品はこのモデルとなったゴートロー夫人のように、上流社会の人々を描いたものが多く、おそらく無理矢理ジャンルに押し込めるとすれば、彼は肖像画家と呼ばれるに違いありません。
そこで話が戻りますが、彼が描いた海にまつわる作品を集めたというユニークな展覧会が今ロイヤル・アカデミーで行われています。タイトルは直截的に『Sargent and the Sea』。80点余りの作品の中にはドローイングや水彩画も多く存在します。
初期の作品(こちらが中心)も後期の作品も瑞々しさに溢れていますが、そう言えば、50歳を過ぎたあたりから肖像画(というか油彩そのもの)を描くのをやめて水彩画に没頭するようになったと書かれています。
案外、海の似合う画家だったのかもしれません。
端から諦めているので、別に羨ましいなんてこともないのですが、海岸を歩いていて、ふとバカンスを楽しんでいる人間になりきれていない自分に、ちょっと寂しいことがあります(笑)
僕と海のイメージが繋がらないのは置いといて、この画家と海の絵というのもちょっと意外な組み合わせだったので興味を惹かれました。
ジョン・シンガー・サージェントJohn Singer Sargent。
英語でexpatriateという表現がありますが、アメリカ人医師の子供としてフィレンツェで生まれた彼は、母国で暮らすことなく、ローマとフィレンツェで絵を学び、18歳の時にパリに出てサロンに出展するようになります。そして、その後ロンドンに居を構えるのです。
実はこのロンドンに渡った理由となったのが、有名な『マダムX(ゴートロー夫人)』という作品を巡るスキャンダルのため。
本当はこの絵のことだけでもたくさん書くことがあるんですが、どこかで調べてみて下さい。面白いストーリーが待っています。ちなみにこの絵はNYのメトロポリタン美術館にあるんですが、もう本当に目が釘付けになるほど綺麗です。
彼の作品はこのモデルとなったゴートロー夫人のように、上流社会の人々を描いたものが多く、おそらく無理矢理ジャンルに押し込めるとすれば、彼は肖像画家と呼ばれるに違いありません。
そこで話が戻りますが、彼が描いた海にまつわる作品を集めたというユニークな展覧会が今ロイヤル・アカデミーで行われています。タイトルは直截的に『Sargent and the Sea』。80点余りの作品の中にはドローイングや水彩画も多く存在します。
初期の作品(こちらが中心)も後期の作品も瑞々しさに溢れていますが、そう言えば、50歳を過ぎたあたりから肖像画(というか油彩そのもの)を描くのをやめて水彩画に没頭するようになったと書かれています。
案外、海の似合う画家だったのかもしれません。