連休中の映画

　イギリスでも明日3日（月）はバンクホリデーに当たるので一応3連休なのですが、それでももちろん日本のゴールデン・ウィークには敵いません。
　ところでこの“ゴールデン・ウィーク”という言葉ですが、もともと映画界で使った宣伝用語のため、特定の業界を利するおそれがあるということで、ＮＨＫはもちろんのこと他の民放とかでも今は“大型連休”という言葉の方をむしろ使っているみたいですね。

　その映画ですが、この期間の日本での目玉は何なんでしょう？
　洋画は“アリス・イン・ワンダーランド”あたりでしょうか。でも僕がロンドンに移る前から邦画の方が人気が出てきていたので、やはりそちらの方が主流なのかな？

　イギリスの今週の主力映画は“アイアンマン２”でしょうね。宣伝もあちこちでされています。
　下の写真はBaker Streetの駅に貼られていたものですが、Baker Streetと言えばシャーロック・ホームズゆかりの地。右側に小さく見える人の顔はこの名探偵を象ったものです。映画“シャーロック・ホームズ”にも主演したロバート・ダウニー・Jrですから、ここでの宣伝というのも面白いかな、と載せてみました。



　さて、この“アイアンマン２”、前作のヒットである程度の見込みはあるからか、スターの注ぎ込みがすごいです。ロバート・ダウニー・Jrとグウィネス・パルトローに加えて、ミッキー・ローク、スカーレット・ヨハンソン、サミュエル・Ｌ・ジャクソン、それにこのところ注目株のサム・ロックウェル。

　このゲスト・スターの豪華さも、ある人にはサービス満点とも思えるでしょうが、評論家とかには消化不足を指摘されるでしょうね。でもまぁあまり理屈を言わなければ楽しめる映画には違いありません。
　大まじめに凄さを誇るんではなく、どこか良い意味での茶化しがある、言わばめちゃくちゃ金をかけて遊んでいるＢ級映画みたいな感覚が個人的には好きです（笑）お遊びには高すぎる制作費に違いないんでしょうが。