HOBNOBlog

ロンドンから徒然に

国の戦い

2010-07-08 | 日常
 イングランドが早々と敗退してしまったため、いまいち盛り上がりに欠ける気もするワールド・カップですが、それでもさすがにヨーロッパ同士の戦いともなるとパブは賑わっています。

 日本でも話題になっているかもしれませんが、これまでの試合を全て当ててきたという蛸のパウエル君の予言(?)によると準決勝のスペインvsドイツはドイツの負け。さてどうなるかと思っていたら本当にその通りになってしまいました。
 くれぐれもアルゼンチンの人のように蛸に八つ当たりしないように(「アルゼンチンの負けを予言したパウエルを食べてやる」)願いたいものです(笑)

 どんなに激しい戦いをしようが、ことがスポーツならまだいいですよね。
 イギリスとアルゼンチンの戦いで言うと、かのフォークランド紛争がありました。この戦いはFalklands Conflictを訳して「紛争」と表記されますが、その内容たるやまさに「戦争」でした。イギリス兵の死者だけでも255人も出ているんです。



 考えてみたら、近年イギリスが単独で行った戦争はこのフォークランド紛争だけですが、連合軍としての軍事行動は、ボスニア、コソボ、アフガニスタン、イラクとずっと関わっているわけです。
 アフガニスタンだけでももうとっくにフォークランドを超えた死者が出ています。

 今でもTVを見ていると、度々軍事行動による死者のニュースが流れます。小さな子供のいる兵士だったり、まだ結婚さえ早い若者だったりすると、時々涙が出そうになります。

 フットボールで一喜一憂した後に、ふとそんなことに思いが行ったりします。