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ロンドンから徒然に

世界陸上&内閣改造

2007-08-27 | スポーツ
 先月、南仏に旅行のための飛行機がアムステルダム経由だったのですが、その時に棒高跳びの澤野大地くんが同じ機内でした。乗り込む前にTVの取材を受けていたので、おそらく遠征だったのでしょうが、ひとりきりで荷物を持って臨む姿は、アスリートの孤独な決意みたいなものを感じてカッコ良かったです。

 大阪で世界陸上が行われています。地元開催ということで、日本人選手の張り切りようは分かるのですが、今のところそれが裏目に出てるみたいですね。為末はまさかの予選敗退だし、室伏もメダルに手が届きませんでした。その他の選手も、すごい緊張感がこちらにも伝わって、よく彼等のコメントにある『競技を楽しむ』雰囲気が全然見られません。
 スポーツをした経験のある人はよく分かると思いますが、力が入りすぎるとどうしても思ったように身体が動きません。理想は八分の力なのですが、この力の抜き方が意外と難しいんです。余裕がないことにはできないですしね。

 今日、内閣改造が行われましたが、こちらもやっぱり余裕の全然感じられない布陣で、演説もあまりインパクトがなく、何だかおどおどしたイメージです。
 見渡してもあまり新鮮な人材あるいは切れそうな人材はいなくて、舛添氏を入閣させて、反対勢力も取り込んだ懐の広さを見せかけるものの、同じ反対勢力でも、難しそうな福田氏や谷垣氏は避けていますものね。
 
 いずれにしろ、世界陸上のようにハイレベルの技を見て興奮することはできそうにありませんね。