植物園「 槐松亭 」

バラと蘭とその他もろもろの植物に囲まれ、メダカと野鳥と甲斐犬すみれと暮らす

桜の前の小花たちも見逃せない

2022年03月13日 | 植物
5時起きでマイガーデンに出ております。

ワタシの活動拠点は、自宅から500mほど離れたコンビニの裏手にあります。コンビニの2階が仕事部屋で、書道と篆刻、メダカ飼育に洋ランなどを育て、時には蕎麦打ちもいたします。

 園芸は、建物の裏手で、本来は、小規模開発の許可条件の「緑地帯」であった場所をメインにしています。当初は100本弱のレッドロビン(アカメ)とツツジ10本ほどであったのですが、バラ好きのワイフにそそのかされて、アカメを抜いてはバラを植え、ツツジを抜いては果樹を植え、ついに全体で60坪ほどの植え込み・緑地を全部「バラ・果樹園・菜園」に変えてしまいました。

 コンビニの裏手のスペースながら、日当たり良好で南向き、出来るものなら戸建てをたててワタシの庵としたいほどなんです。ほとんどの部分が、コンビニに来る人たちの目に触れないので、好き勝手に土いじりが出来ます。ワイフもここは基本的にワタシ任せで立ち入ろうとしません。知り合いからは「〇〇さん(ワタシ)、以前からお花が好きだったの?」とか「なんで汗水たらして園芸やってるの」などと聞かれます。

 別に好きでもなく興味も無かったのです。きっかけはワイフの希望でしたが、見よう見まねでやってるうち園芸が面白くなっただけです。ガーデニングの目的は、と問われれば「自分の為」そして「健康」の為としか言いようがありません。陽光を浴びて、季節の移り変わりや風を感じ、誰とも言葉を交わすことなく1日が過ごせるのです。精神衛生上、これほどいい事はありません。いつも意見が対立するワイフですが、ガーデニングのいいところは、しゃべらなくて済む、で一致します。

 更に、やり始めれば立ったりしゃがんだり、上を向いたり下を向いたりで自然と体を使っているのです。畑を耕せば汗をかくほど筋肉運動になります。草むしりは手と足を鍛えてくれます。憂き事・雑事も頭から離れ無心になれるのです。誰からも指図されることなくやりたいときに好きなだけ土いじりをし、疲れたらそばのコンビニでコーヒーがただで飲めます(それは無い笑)。青空を見上げ、野鳥が訪れて囀ります。優しい風が頬を撫でていきます。

 血糖値が高く高血圧の薬も10年飲んでおりますが、普段の生活や行動で発症する生活習慣病は、普段の生活から改善すれば徐々に正常になりますね。美味しいものを食べ、心が健康で、こうして体を動かすことさえできれば、なにより良薬であろうと思います。

 そして、無農薬・有機栽培の野菜や果物が、ほぼ一年中採りたてで食べられるのです。こちらが枯らすことさえしなければ、植物たちはしっかり自立し、頼りないワタシでも、ちゃんと応えてくれます。文句も言わず、なかなかいじらしいのです。

 さて、今の季節は「小花」が咲いてくるのです。桜の前には「アーモンド・桃・プラム」などが咲き始めます。アーモンドの花は桜より美しいと思います。これがあと10日もすれば満開になります。

こちらはオージープランツ「グレビレア」の蕾。オージープランツは育てにくい品種が多いなか、地植えでほったらかしでも強健です。


常緑ガマズミ(ビバーナム・ティヌス)。秋には紫色も実もつきます。
 

 雪柳の花も咲き始めました。純白でしなだれるこの花は遠くからでも美しいものです。

沈丁花は今が盛り、二階の部屋までその香りが漂って参ります。

あと2週間もすれば関東の桜開花情報が流れて来るでしょう。でもワタシのお花見はすでに始まっているのであります。
 

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