植物園「 槐松亭 」

バラと蘭とその他もろもろの植物に囲まれ、メダカと野鳥と甲斐犬すみれと暮らす

またまた花のお江戸へ出向く 

2023年11月07日 | 篆刻
ここ10数年というもの、東京に行く用事などほとんど無かったのです。羽田空港へは年に1.2回は行ったかもしれませんが、あくまで交通機関に乗るための場所で目的地ではありません。

ところが、この7月から篆刻の公募展出品を思い立ってからというもの、幾度も東京に出かける羽目になりました。
日展の搬入の、池袋のワールドインポートマートが先月初め、落選したのでその搬出が、六本木の「国立新美術館」、その後に池袋へ友人の娘さんの開いた日本画の個展に顔を出しました。
そして、昨日は新橋から銀座へ、日展などでお世話になった埼玉在住の若手篆刻家さんに会うために出かけてまいりました。日本で一番賑やかなエリアに1か月で3度も行くことなど考えもしませんでしたし、東京の土地勘も地下鉄の乗り換えも、すっかりわからなくなっておりました。

花のお江戸は、もう外国人ばかり、それも青い目の西洋人が目につきました。恐らく観光には最も適したシーズンで、円安のために日本への旅行や買い物がとても割安になったからなのです。ワタシの住む神奈川県は、どちらかと言えば中国・韓国の旅行客が多いのです。湘南方面や小田原などはアジア系観光客が沢山来ています。

今時はスマホのアプリを使えば、目的地さえインプットできれば、あとはそのマップの通りに進めば何とかたどり着けます。もし、スマホが無い時代ならばタクシーを使うか地図を買ってそれを頼りに辿りつけるかどうかですね。

で、お目にかかった初対面のS先生、本当はもう少しお弟子さんなどを集めて篆刻講座をやる予定だっとのですが、いろんな事情でワタシだけの参加となりました。一コマ1時間のレンタルルームなので、石や印泥の話をしながらちょっと印を彫ったらあっという間に刻限が来ました。ワタシにとっては自分の息子より若い方です。また、篆刻以外の人生経験やら石のコレクションなどは一日の長がありますので、フランクにお話しし、篆刻談義も出来たので有意義でありました。

先生はワタシのために青田石に布字した石を持ってきていました。「心華」の2文字であります。そこでざざっと彫って、先ほど仕上げました。いずれにしても疲労困憊、へとへとでありました。元の布字がきちんとしているので、ちゃんとその通りに彫ればちゃんとした作品になります。

これで年内に都内へ向かう用事は、日展を見に行く以外は多分無かろうと思います。あるとすれば、先に出品した「日書美展」が入選して、展示されることが起きた場合ぐらいでしょう。

やはり、東京はおとろしー、正直、出来れば行きたくないのであります。

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