植物園「 槐松亭 」

バラと蘭とその他もろもろの植物に囲まれ、メダカと野鳥と甲斐犬すみれと暮らす

イチジク 植えたどー

2020年11月15日 | 植物
 松山英樹のマスターズはちょっと残念な結果となりました。思えば、昨日の日没サスペンデッドの残り3Hがパープレーで、3日目(決勝ラウンド初日)に突入しました。嫌な予感がしました。この時、1つ縮めて、もしトップに並んだら、もしかしたら日本人初のメジャー制覇があるのではと感じていたのです。スコアがそのままでしたから、今回も期待できないよ、そんなサインに思えました。

 そして案の定1打差だったトップのDジョンソンが前半バーディ、イーグル連発であっという間に2位以下を置き去りにしました。松山はイーブンパーに終わって、10位まで順位を下げました。上位26人で二人だけオーバーパー、その次に悪いスコアだったのです。ムービングサタデーと言われる3日目がこれでは、とうていメジャーを制覇など出来ません。今朝は結果が13位T、決勝Rで一つもスコアが伸びずじまい。優勝のD・ジョンソンにわずか2R・二日間で11打差がついたのです。世界の評価も高く、飛距離・小技ともにトップクラスの松山君が、簡単にボギーを打ち、何故こうなってしまうのか。

 ゴルフに限らず、優勝(金メダル)に最も近いといわれるような日本人アスリートが、大舞台やここぞという時に実力を発揮できないというシーンを何度となく見せつけられてきました。原因など素人のワタシには知る由もありませんが、コンデションの調整方法・リラックスの仕方・集中力の高め方・いざという時のアドレナリンの出方など複合的な問題があるように思えますね。根性論はもういいから、今少し科学的・組織的なメンタル・生体的なトレーニングを考えた方がいいのではないでしょうか。

 それはさておき、昨日このブログで書いたイチジク植え付けPartⅡであります。

 昨朝から思案しておりました。そして、マイガーデンをウロウロと歩き回るうち、発見いたしました。イチジク「ヌアールドゥカロン」の植え場所です。「窮すれば通ず」この言葉は好きな言葉です。
 
 今年の猛烈な暑さと、降水不足で南側のフェンス際に植えていたつるバラ「ロイヤルサンセット」が枯れていたんです。非常に強健な種類であります。しかし、西日含めて1日中陽がガンガン当たり、すぐ側は全面駐車場、ワタシの目も、水遣りのホースも遠く届かない端っこ、元が砂礫で乾燥しきった土壌、という条件下でいつのまにか枯れ死してしまっていました。枯れたバラの幹や根を除けばこの周囲にぽっかり直径1.5Mほどの空間ができることに気づいたのであります。灯台下暗し、イチジク「バナーネ」の脇なのです、もし枝がお互いに交差しても同じもの「イチジクはイチジク畑に植えろ」の格言(今作りました笑)どおりであります。

 とはいえ、イチジクはすぐに大きくなります。基本は上に伸びず(あまり高く伸びたら収穫できない)横に広がります。1、2年で成木並みとなり、冬には大きく剪定するほどです。狭隘の場所にあろうことか3本のイチジク!!これは毒食わば皿まで、覚悟の上であります。ワタシのガーデニングの基本戦略は、取り合えず植える、ダメなら切る、どうせあと10年も経てば、手入れが出来なくなるからみんな処分、ガーデニング撤収!なのであります。果樹園が藪になるまで生きているとも限りませんから。ケセラセラ、なるようになるさ、が座右の銘です。

 場所さえ決まれば、あとは簡単。バラの根を掘り起こし、直径50㎝ほどの穴を掘ります。この土地は、元は駐車場から草藪になっていたエリア、当然砕石・ガラなどが埋まっています。全体の半分くらいは一人でシャベルで掘り起こし、ふるいでガラやら石などを取り除きましたが、さすがに数トンもの土ふるいに辟易し疲弊したのです。残りの半分のうちのまた半分は業者に土を掘削して貰い搬出した後黒土を埋め戻し、残りは植物を植えるところだけその都度掘り起こしてまだら状態に開墾してあります。

 で、今度の予定地はほぼ未開墾です。ふるうとかなりの石が出ました。今回はわざと穴を小さめ、浅めに掘りました。他の果樹の根があちこち回ってきているのもあります。イチジクは根がどんどん伸び、生長が早いのです。特にヌアールドゥカロンは、肥沃でいい土壌だと、大きくなりすぎるし徒長して実がつきにくくなるとの説明がありました。元肥も不要とも。
 普通だったら元肥をたっぷり穴の底に投入するところですが、控えめに牛糞とボカシ肥料、もみ殻をまぜ黒土1袋を周りのふるった土と一緒に入れました。あとはコガネムシ対策のダイアジノンと緩効性の化学肥料、そしてバケツ一杯の水でしっかりと湿らして作業終了。



 フェンスが近い?いいんです。越境したら剪定、もしはみ出しても競輪の駐車場で、誰の邪魔にもなりませんわ。これにて植え付け完了であります。これで、しばらくは定着するように水遣りして冬を越します。この品種は、ちょっと結実が遅くなるようで少なくとも来年はイチジクはならないと思われます。
ま、果報(果実)は寝て待て。でありますな。
 

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