植物園「 槐松亭 」

バラと蘭とその他もろもろの植物に囲まれ、メダカと野鳥と甲斐犬すみれと暮らす

園芸の根源は欲、名前はラテン語にあり ちょいとレアで風変わりな子たち

2021年04月07日 | 植物
世界には25万種くらいの植物が存在するそうであります。ワタシの植物園は1000種類以上の植物を育てておりますが、それに比べたらわずかなものです。「植物園」と冠したブログでありますから、それなりの植物を揃え育ててないと面目が立ちません。「名誉欲」を傷つけられるような気持ちになります。

 定年に間近になって園芸に夢中になりました。「植物男子」を自任するようになりました。最初はバラから始まり、草花をやたらと植えているうちに、食欲(食い気)が優ってきました。菜園に手を広げ、30種以上の果樹を植えるまでになりました。

 そのうち、もうわずかなマイガーデンは植物でいっぱいになり、それぞれが成長して大きくなるので植え場所が無くなったのです。また、植物を知るほどに「知的欲望」を抑えられなくなりました。人がやってるものをやらない手はない、とばかり盆栽を始め、ついに室内栽培に踏み込んだのです。最初の頃温室が無いとできない難しい洋ランは避けていたのに物欲に負けて「蘭」と名の付くものを片端から買い求めました。当然温室も廊下に設置しました。

 さらに、「毒食わば皿まで」、やるまいと決めていた観葉・多肉植物にまで手を出したのであります。観葉植物は年中部屋におかなければならず花は咲かない、多肉植物は成長が遅く変化に乏しくて面白みが無いと思っていたのです。ところが、欲に恬淡としていたはずのワタシ、花屋さん・ホームセンター・ネットで見たこともない植物や変わった珍しい植物を見かけると「欲すぃー」と思うと我慢できなくなってしまったのです。獲得・保持欲というそうです。

 多肉も大きくわけるとサボテンとそれ以外のグループになります。今のところワタシはサボテンとは相性が悪く、わずかの種類にとどまっております。

 そこで、ちょっと珍しい室内の植物の紹介です。超レアな植物を見せびらかすといった自己顕示欲はありません、あくまでお安く手に入る変わった植物(ビザーレプランツ)です。

 変わった植物群を形成する種の代表は「ユーフォルビア」です。サボテン様のものから低木、草花にいたるまで多種(2000種以上)多様な属です。樹液に毒があるものが多く要注意です。これはホワイトゴーストという品種でなかなか人気があるようです。

下は「マハラジャ」という品種。光合成を行わず挿し木挿し芽は難しいとききます。インパクトありますね。

 次なるは「アルブカ・スピラリス」です。 スピラリスはスパイラルつまりらせんで葉っぱがくるくる巻くのが特徴です。日光をたくさん当てるとカールします。「ナンジャコレ」という別名があります。

これは多肉クラッスラ属の「ゴーラム」、宇宙の木とも呼ばれます。ツヤツヤで吸盤のようなたくさんの葉が天を向く妙なフォルムであります。好きだなぁ。

 次の二つは「プロメリア」パイナップルの仲間で、アナナス科 のチランジア・ネオゲレリアなどのエアプランツの近種ですが、こちらはちゃんと根をはって水分や栄養分を吸収します。
左が「オルソフィツムグルケニー」右が「ディッキア」であります。いずれもレア植物と言われたりするそうですが、ワタシが持ってるくらいなのであてになりません。

 お次はガステリア。横に肉厚の葉っぱが広がっていくのが一般的特徴で、臥牛という品種は有名です(ちとお高い)。ガステリアは英語でガスター、胃であります。花が胃に似た形をしているそうな。下のは「マクラータ 」という種です。園芸用語で、斑点があるのをマクラータと呼びます。品種の中に斑入りのものを「ハエリガタ」、紫色の花が咲くと「プルプレア」などと呼ぶのと同じで、植物名はラテン語表記を共通ルールとしておりますな。

さて、次はハオルチアの仲間たち。今は開花期に当たってあちこちの苗から長ーい花茎が伸びております。年中日陰を好み、多湿を嫌い暑さ寒さに弱い植物群です。上も「万象」、マンゾウと呼ぶ人とバンショウと言う人がいます。どちらでもいいでしょうが、ゾウさんの足が上を向いてるようなユニークな葉っぱです。下の写真はハオルチアの代表種「オブツーサ」達。


こちらはカランコエの「ゼブリナ」。ゼブラ模様のある植物名にはこのゼブリナという言葉をよく使います。

最期は多肉の定番一つ「アロエ」から「アルビフローラ」雪女王ともいわれます。ちょっと管理状態が悪いなー(´;ω;`)

どうです?今日は少しは知識欲を満たす内容でしたか?

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