植物園「 槐松亭 」

バラと蘭とその他もろもろの植物に囲まれ、メダカと野鳥と甲斐犬すみれと暮らす

芸は身を滅ぼす(笑) お祭りの祝儀

2024年03月25日 | 雑感
昨日はブログの更新を怠りました。
地元「須賀地区」の春祭りだったのです。当エリアでは一番の神社の「評議員」にワタシも名を連ねて約3年になります。お祭り・お神輿の際はワタシ達評議員が準備から運営まで関与するのですが、今年は6年に一度、ワタシ達が住む当町が当番年に当たる(年番)ので、責任重大で、役員方は半年以上前から気合を込めて準備にあたり、何回もの会議や打ち合わせを行ってきたのです。

当日(昨日)はあいにくの雨模様、それでも当町を中心に朝8時には100人近くの人が設営・準備のために集まりました。ワタシはなんと受付の後ろで、「お祝い」を持ってきた人の名前と金額を書く役目を押し付けられました。ワタシが出なかったお祭りの打ち合わせで係決めを行ったのですが、その時参加していた倅が、「ウチのオヤジは書道をやってる」と余計なことを言ったらしいのです。

とは言え、テントを建てたり、お神楽が舞うための大掛かりな足場(土台)作り、大神輿の組み立てなどやることも多く、ワタシも重いものを移動させるなどの力仕事には加わりました。





そして気が付けばもう11時近くになりました。本番の集合が12時です、慌てて
家に戻ってご飯を食べ、祭り装束に着替えて再集合であります。ワタシは最初からお神輿には帯同せず、担ぎもしません。受付の後ろですから。
それからが大変でした。
セレモニーが始まり、挨拶やら祝詞やらお神楽やらいろんな出し物が続く中、ワタシは一人で祝儀袋と格闘する羽目になりました。前の受付では名前を聞き、記帳してもらい祝儀袋を受け取ります。それをそのまま後ろの机に置いていくのです。

ワタシは、①中身を出す(場合によっては糊付けされた現金袋を空ける) ②金額を確認する(袋に金額が入ってないものは付記する) ③現金と袋を別々の箱に入れる ④半紙に名前と金額を筆ペンで書き入れる
この全てを一人で処理するのです。ただただ下を向き、現金が誰かに持ち去られないように気を配り、そして金額を間違えないように書き込んだのが50団体ほどの祝儀袋でした。

そんな調子だったので、お神楽やお神輿の「お立ち」も見られずいろんな名士の顔も挨拶も全く頭に入らないままただただ作業に没頭し、ふと顔を上げると周りには受付の係以外誰もいないし閑散とした参道にもほとんど人影はありません。大多数は大神輿に付いて回るか子供神輿に付きそうかなのです。

それから夕方まで6町を延々と練り歩き、近所の公民館で「豚汁」が振舞われました。神社に就いたのは夕方6時頃だったようですが、もはやワタシは用無し、疲れたのでお風呂に入って寝てしまいました。どうやら若い人たちは、その後の打ち上げで酒宴が始まり、夜10時過ぎまで飲んでいたようです。

ワタシも数週間前からちょいちょい練習したのですよ。恥ずかしい字も書けないし、軽く肩慣らしをしておくのは大事なのです。

ちょっと書道をやっていて人より字が上手く書ける程度の「芸」が身を助けるどころか、楽しみを減らすことになりました。何にも見れなくて、最後は置いてきぼりですもの。その後は受け取った現金の合計が、記帳した金額や張り出した紙と「突合」するかであります。こう見えても昔金融機関勤務、現金の取り扱いだけはちゃんとしております。いくら忙しく書き物と祝儀袋と現金を交互に扱っても、まぁ間違えてはいなかったようです。めでたしめでたし、と書いておきましょうね。


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