植物園「 槐松亭 」

バラと蘭とその他もろもろの植物に囲まれ、メダカと野鳥と甲斐犬すみれと暮らす

たいして土地は無くても、果物は作る!

2022年08月09日 | 植物
昔の大百姓は、自宅の屋敷周りには畑を作らず、庭木にも果樹はほとんど植えなかったそうです。作物やら果物は家から少し離れた広い田畑・果樹園で作り、邸内は、松などの観賞用の植木、せいぜい柿の木や梅を植えるのは、縁起がいいとか見た目が良いという理由もありますが、土地がたっぷりあれば庭木にはそんないじましいものは作らない、ということであったようです。

ワタシは、いじましく食い意地もあるので、自宅から離れたわずかな空き地・緑地を開墾して生り物を作り始め、かれこれ9年になります。家庭菜園は、農薬を使わない安全で美味しく新鮮な野菜作りを標榜しております。
果樹については、約30坪を確保し、40以上の果物栽培に精を出していますが、いずれも自分とワイフ、そして余れば親しい近隣におすそ分けするものなので、沢山作る必要はありません。多品種少量生産を旨としているのです。

春から5月にかけてはイチゴ、マルベリー、ジューンベリー、ブラックベリーと順調に収穫出来ました。ブルーベリーはまもなく終わりになります。今年はお天気に恵まれて、スイカは数多く収穫出来ました。モモはたった「2個」、すももは40個ばかり食べることが出来ました。

果樹類は出来るだけ無農薬なので、残念ながら、病気と害虫の餌食になります。それでもなんとか口に入るまで生長して美味しくなるまで、日々素人農法で育てているのです。

以下、今朝の果物の状態であります。
イチジク「バナーネ」夏秋二季なりの白イチジク。やっと甘く熟しましたが、これからはヒヨドリなどと取りっこになります。
小玉スイカもあと3つになりました。今年は甘かったなー。最後の1,2個はお盆に帰省する子供たち家族に食べさせられればいいのだけど

柿は2種。日本一の甘柿「花御所柿」は半分ほど落果(涙)ヘタ虫かもしれないので先日薬を撒きました。あと4,5個しか残っていません。

フェイジョアは、毎年倍々で収穫が増えているので、今年は20個位は期待できそうです。毎朝、もう一つの授粉樹から花をとって人工授粉したのです。

葡萄は3種、残念ながら古株のシャインマスカットは花が殆どつかず、2房しか残っていません。そのかわり、甲斐路とロザリオビアンコのブドウ棚は、数えきれないほど房が下がっています。数が多すぎて袋がけも省略(笑)、でも去年袋掛けしたものの多くが晩腐病で腐っていたので、可視化しあと幾度か「殺菌剤」を散布します。一度ジベレリン処理をしましたが、結実後でしたから種有りでしょう(残念)。



こちらはりんご「つがる」です。例年になく大量に実が付いたので、半分ほど摘果しました。リンゴは病害虫が多いのですが、我慢して薬は使っていません。シナノゴールドは10個ほどなったのですが、ぶどう棚に隠れて日陰になり、あまり大きくなりません。

最後は幻のすもも「ケルシー」、3つ実がついているのです。9月が収穫時期と聞いていますが、初めてなったものです。これだけは袋を掛けなければなりません。

柑橘類は、ほとんど例を見ない程の不作であります。セトカとはるみを除いて不知火・清見・はるか、レモンいずれも0か一個しか実が付きませんでした。仕方ない、それでも肥料と水を絶やさない様にすれば樹木はその分生長し、来年には豊作になるでしょう。

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