親子・家族で感染し、お母さんが亡くなった、とか妊婦さんが「自宅療養中」出産したが新生児は死亡、という報道がなされています。救急車で病院に運んでもらえない、入院すべき重篤なコロナ患者を受け入れる病院が無い、というのが首都圏では当たり前の光景になっているのです。自宅療養中に亡くなった数が少なく出ているのは、とりあえず救急車が出動し、搬送中や病院に到着して亡くなったのが確認された人は、病院で亡くなったので自宅療養で死んだ人にカウントされないからです。
医療現場の実態がどうであれ、医療崩壊しているか否かは置いといて、ほとんどの緊急的な治療を要する感染者は、まともな手当ても診断も無しに自宅に放置されている、というのが大都市の現状なのです。ぼんやりしていた小池さんも、さすがにこれではまずいと思ったか、救急隊の判断で一方的に搬送できる入院施設を設けると言い始めました。おせーよ であります。
頼みの綱(笑)の菅さんは、他国のロックダウンがそれほど効果が無かったと主張していました。だから、日本でも都市封鎖・人流の強制的な制限はやらないのだと。あくまでお願いベース、という無策無責任を貫いているのです
以前ワタシがコンビニを建ててセブンイレブンに貸したときのことを思い出しました。開店後数か月トイレの異臭に気づいて調べると、便器にべったりと汚物がついておりました。すぐに店長を呼んで指摘したら、「せっかく奇麗に清掃しても、次に使う人が汚したら同じだ。」と屁理屈を捏ねました。だから、掃除するんです、誰かが汚すから掃除してまた汚くなったら掃除する、それの繰り返しなんです。
この首相は、いつか、自然にあるいは誰かが終息させてくれるのをただ待ってるように見えます。自分の興味は総選挙と総裁選で、心ここにあらずの体であります。
そうしてパラリンピック。現下の感染状況は次のようであります。
一日25千人を超えてきました。このグラフを見て感じるのは、今までの日々の感染者に比べて3倍ほどの人数になっていること、波が始まってからピークまで最低2か月とすると、あとひと月ほどは今の増加トレンド(急激な右肩上がり)が続くであろうということです。恐らく間もなく一日4,5万人新規感染者という日が来るでしょう。さらに問題なのは、第5波が仮に収まったとして、そのボトムの根っこにある感染者数(減り切らない感染者)が今まで以上に高止まりするだろうということです。それは、第6波が始まれば、更に大きく急激になることを意味します。
オリンピック開催を控た頃は、各地で運動会をやれ地域の行事も中止するな、とお触れが出ました。五輪終了後もサッカー、プロ野球再開し浮かれ気分であります。しかし、オリンピックの警備に当たった警察官だけで5.60人感染者が出たそうです。インターハイでは野球・サッカーともにクラスターが発生しています。小中学校でも全国でクラスターが起きているのです。
ところがオリンピックが終わったとたんに、県境をまたぐな、帰省はするなと言い始めました。企業には在宅勤務にして7割減らせと呼びつけました。いくらワクチンだ、混合カクテルが有効だといっても、圧倒的にその数が足らず、感染者と医療体制の不備に追いつきようも無いのです。ワクチン接種に至っては、かつて一日100万件と豪語したのに、このろころ40万件前後で推移しているのです。
それで、今度はパラリンピックです。何のためらいもなく実施する様です。オリンピックと比べると関係者はおおよそ1/4になるようです。でも、そこには各国から介護者・家族も訪れます。警備員と警察だって障害者だから差別できないので多くが動員されるでしょう。ボランティアに加えて医療関係者(オリンピックは5千人)が集まります。
あろうことか、これに児童の集団観戦(感染)まで計画されているのです。もはや狂気の沙汰であります。支離滅裂であります。戦争時には学童疎開させました。それが、いわば少年兵を戦地に送ると言うの??。パラリンピックに振り向ける医療関係者がいるならば、コロナ医療に集めるべきではないのか?人口の数パーセントの障がい者のスポーツの為に、国民全体がリスクを負い、我慢を強いられ、多くの負担をし、医療の人員を割かれるのです。
何十年か先、コロナのことが検証され歴史に記述される日がくるでしょう。その時には、もう手遅れで多くの犠牲者が単なる数字として記されます。実際何が起きてこんな狂った対策を取ったかは、消されてるでしょう。なぜなら、今の政府は、コロナの会議や種々の決定のプロセスは、議事録を作らず公文書に残さない方針なのですから。
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