遅ればせながらプロ野球の開幕が、６月１９日に内定し調整に入ったところに、衝撃的なニュースでありました。巨人の選手2名がコロナ陽性！、しかもよりによって主力の坂本と大城だそうです。球団内のクラスターという前代未聞の最悪の事態が頭をよぎりました。どうやら、全選手の抗体検査で反応があった４名の内の２名で、「微陽性」であったという結果、ずいぶん前に感染して無症状のままでいたようであります。微陽性(笑)、はじめて聞く言葉ではありますが、まぁぎりぎり配慮した表現と理解しましょう。彼らも体調にはなんら問題が無いようなので安堵しております。
これならば、なんとか予定通り開幕に漕ぎつけられそうです。
自主トレーニングすらままならない長期間の「自粛」環境の中、あと２週間で選手たちが公式試合が出来るのかは不安もあります。通常はキャンプからオープン戦を通じて体調を整え、開幕に照準を合わせて体を仕上げる、ベンチ入りできるかどうかの見極めといった作業を行います。
今年はすべてが不十分で、ぶっつけ本番ということになりかねません。
チームごとの準備や調整方法などで、ずいぶんスタート時点でのバラツキが出るのではないかと思います。わが巨人軍では、今年も未知数で実績も少ない外国人助っ人が大勢来ました。新外国人５名はこのワタシですら顔も名前もよくわかりません。メジャーリーグや韓国で実績のあるパーラとアンヘル・サンチェスは、なんとか使えるのではなかろうかと期待しております。
豪速球Pのビエイラは、究極のノーコンピッチャーのようです。昔ベイスターズからやってきたクルーンに似ていますが、変化球でストライクを取る技術が身に付くまで球団が我慢できるかでしょう。
投手に関しては、どの球団でも、こうなった以上は、去年の実績がある選手をとりあえず使うことになりましょうね。投手は投げてみないとわからないし、調整によって随分好不調の波が出ます。新戦力を試したり、若い選手を我慢して使うほどの時間的余裕がありません。
日程・展開としては、例年のオールスター・セパ交流戦・クライマックスシリーズも中止になります。試合数が減り、試合日程も過密となることから夏場の体調管理が大きな要素と考えていいでしょう。短期決戦ですから、監督の選手起用や采配も大きな要因になりますね。
もう一つ、今年注目なのは１１月のドラフト会議です。あとわずか５か月で会議・使命が行われるのですが、甲子園は春夏ともに中止。当然県予選や地区大会も行われません。通常高校生は２年の秋から夏までに大きく成長します。大化けする選手も多く居るのです。今年は、昨秋の地区大会以降はスカウトのチェックが全く出来ませんでした。春の選抜出場予定校の有力選手がとりあえずのターゲットにはなります。
更に大学・社会人野球も軒並み中止なので、目を付けられていた選手の成長・体調などが全く推し量れないのです。更に昨年の奥川・佐々木・石川・森下といった超ビッグな目玉選手も見当たりません。
こうなると、地道なスカウト活動と全国にめぐらした情報力が決め手になるかもしれません。すでに下馬評で高い評価の高校生、明石商中森君・来田君、東海大相模西川君あたり、大学生では近畿大と慶応大の両佐藤君、などが有力となります。例年以上の隠し玉・サプライズ指名も期待するところであります。
この６月１日がスカウト活動解禁になります。巨人軍は、それもあって、急遽巨人OBのスカウト２１名を全国に配置することにしました。巨人が、ドラフトの失敗が続き、なかなか戦績も上がらなかったのは、ドラフト方針・選手編成をフロントが握っていることに一因があります。
外国人選手の獲得も含め、本当に使えるいい選手かどうかを見極め、更に故障や体調面でのチェックは、現場が長い苦労した選手やコーチが実際目で見て、自身の経験を生かして判断すべきなのです。地道なスカウティングが、将来のチーム編成の中心になるのは明らかです。
ワタシらのような私設スカウト・自称監督が、テレビやネットで調べるのとは訳が違います。今年は圧倒的な情報不足であり、公式な試合で客観的な評価・評判が出まわらないだけ、スカウトの手腕や見る目が試されます。今年こそ巨人を背負って立つ逸材を発掘して欲しいですね。
いずれにせよ、球界のみならず、ワタシらスポーツファンにとっても未知のシーズンが始まります。
ワタシの本当の能力・ブログ脳も、このスポーツ分野でこそ本領が発揮されるのであります。
(;'∀')💦
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