一昨日はおかゆを炊き、砂糖と塩を混ぜて、お酢も準備して…。
さて、私は何を作ったのでしょう?
きっかけは先週五城目で食べたこのランチ。
2切れの大根で思い出した子供の頃の冬の台所。
年代物のかなりボロボロの「なた」で祖母が大根をそぎ切りしていました。
最初にシュッシュッと2回途中まで切り込みを入れ、
3回目に入れたなたでササガキ状に切っていました。
その大根と菊の花を、トロトロに煮たもち米と麹(たぶんだけど)と塩で漬けた、
その名も「なた漬け」。
包丁ではなく、切れ味の悪いなたで切ることによって、
味が沁み込むのだと言っていました。
秋田には「いぶりがっこ」や「紋漬」など、自慢の漬け物が沢山ありますが、
このなた漬けもその一つ。
他のは私には難易度高いけど、
なた漬けならできるんじゃないかなあと食べながら思ったわけ。
丁度大根と菊も買ってきてたし、なたも麹も無いけど、
似たようなものならできるんじゃないかなあ?とやってみたのです。
いつものようにジプロックに入れて、重しをかければ…
はい!出来た!
麹が無かったのでお砂糖で甘みを出したので、
本物に比べると甘くて「べったら漬け」寄りだけど、初めてにしては美味しく出来ました。
ご馳走様でした。