気の向くままに2

その日の気分で、思いついたことを書いていきます。

『この本が世界に存在することに』を読んだ

2006-12-16 22:08:18 | yaplogから

角田光代さんの『この本が世界に存在することに』を図書館から借りて読んだ。
本にまつわる9話の短編とあとがきエッセイからなるこの本には、
作者角田さんの本に対する愛情が感じられ、
本好きには頷けるお話ばかり。
内容だけでなく、文字の配列の仕方や、
空間の使い方にも本に対する思い入れが感じられる。
ともかく、どこかにいそうな本好きたちのストーリーに心が温まり、
あっという間に読み終えてしまった。
特に好きだったのは「手紙」「彼と私の本棚」「ミツザワ書店」の3編。