マッシーパパの遠吠え

インターネット情報を丹念に読み取り、ニュースの裏に潜む真実を綴るあなたのためのブログです。

あなたは、自民党マニフェストの「10年で手取り100万円増」の意味が分かりました!?

2009-08-13 15:58:21 | Weblog

「マッシーパパの遠吠え」はより多くの人に見てもらえるようランキング上位を目指しています。ぜひ、皆様の応援クリックをよろしくお願いします。♪

<A HREF="http://blog.with2.net/link.php?666082">人気ブログランキング

<a href="http://news.blogmura.com/news_nihon/">にほんブログ村 国内ニュース</a>

誰が言い出したのか? 今度の選挙マニフェストを「自民は不満、民主は不安」と揶揄する。

ま~、確かに、民主の「不安」は政権担当の経験がないのだから、やって見なければ分からないのが道理。

だが、自民の「不満」は違う。ホントに国民目線でやろうとしているのかわからないから不満だというのだ。そのことは先日の「政権公約検証大会」の各団体の評価でも明らかである。

即ち、「経済同友会」のいう、「経済成長政策、財政健全化、外交・安保など現実的で責任ある政策だが、工程や財源などが明記されていないものが多い」であり、

「日本青年会議所」の「政策の優先順位が分かりにくい点が残念。高齢化対策や地方分権では明確な指標もあるが、農林水産政策は具体的指標に欠け、ばらつきがある」だ。

又、「PHP総合研究所」は「構造改革路線の総括がなく、代わる路線は不明瞭(ふめいりょう)で、方向性や日本の将来像が見えない」と説く。

ほかにも「言論NPO」の「数値や期限があるのは15%で、財源が書かれたのはほとんどない」、「構想日本」の「全体的に具体性、政策目的や達成手段が不明確」等々、総じてマニフェストの定義である「数値、期限、財源、工程表」の明示に乏しいから「分かりにくい」というのである・・(http://mainichi.jp/select/seiji/09shuinsen/news/20090810ddm010010036000c.html)。

ま、学者や経済の専門家でこうだから、マッシーパパなど、読んでて分からないものや意味まで取り違えたものまである。

たとえば、「”天下り”や”渡り”を全面的に禁止」と言いながら、それには「何時までにどんな手段で、どうする」と触れず、いきなり、「国家公務員は平成27年までに8万人以上削減」と矛先を変えてしまう。

又、消費税増税も、「消費税を含む税の制度もムダ排除とともに経済の回復後に見直す準備を進めます」とするだけで、何時から、どれぐらいあげるのか指し示さない。しかし、一方では、「経済成長戦略で平成22年度後半には年率2%の経済成長を実現する」と明言する。

ま~、常識に考えれば、年率2%の成長が実現すれば経済が回復したととるのが普通だが、どうやら2%の公約の自信がないのか、実施時期ははっきり言いたくないようだ。

要するに、「いつか」とはっきりした時期はいいたくないが、「政権4年間は上げない」とする民主党と差別化を図りたいがために、あいまいでも「消費税アップ」を乗せたかっただけ。そして、万一にも政権が継続すれば国民の信託を得たと、適当な理由をつけて実施する魂胆なのかも・・。

もうひとつ、あれほど、自民党一の人気役者の舛添氏が「後期高齢者医療制度」を見直しますと、啖呵をきったはずの約束が何時のまにか反故。

「70才生涯現役社会の実現へ」のキャッチフレーズとともに、「見直し」など忘れたかのように何も道筋をつけようとしないいい加減さである。

そして、圧巻は「10年で手取り100万円増」のばら色の夢を語りだす(http://www.jimin.jp/sen_syu45/seisaku/pdf/2009_yakusoku_a.pdf)。

そうそう、傑作なのはこのフレーズをめぐり、ネット界では一寸した解釈論争が起こっているのだ。

日刊ゲンダイが、これを「サラリーマンの10年後」と誤解。「新卒の22歳の会社員なら32歳。35歳のサラリーマンなら管理職の45歳だ。所得が100万円くらい上がっているのは当然だしもっと上がっていなければ、まともな生活も結婚もできない」と揶揄(http://news.livedoor.com/article/detail/4285574/)。

そして、経済評論家の広瀬嘉夫氏の「10年も先のことを言うのなら、もっと夢を与えることを言えばいいのに、たった100万円とはしょぼ過ぎて言葉もありません。池田勇人内閣の“所得倍増計画”を真似たんでしょうが、ケタが違いすぎます」との発言を載せたものだから、ネットの保守派から袋たたきにあっている。

ま~、確かに、自民のマニフェストには「1人あたり国民所得を世界のトップクラスに引き上げるのを目指します」とまとめているから日刊ゲンダイの解釈はちと苦しいかも。

でもマッシーパパなど、逆に、何の具体策も掲げず、よう、駄法螺を吹けたものだと驚いている。

それでなくとも、与党のマンマンデーの経済政策でどうしてそれが可能になるのだろう。

日本の「一人当たり国民所得」は1996~2006年までの10年間、300万円に張り付いたままニッチもサッチもいかない。(http://www.stat.go.jp/data/nenkan/pdf/z03-6.pdf)。

まさに「失われた10年」の証(あかし)だが、それを、麻生閣下はどんな手品を見せようというのか?

ホンに、自民党マニフェスト、自民党お抱えの官僚が作成したのかどうか知らないが、庶民には「分かりにくい」代物だね!?・・。

最後までお付き合いいただきありがとうございました。ご批判ご賛同、なんでもいいですからコメントもいただければ幸いです。♪

<A HREF="http://blog.with2.net/link.php?666082">人気ブログランキングへ</A>

にほんブログ村 ニュースブログ 国内ニュースへ



コメントを投稿