QW最後の6日、夫唱婦随の日帰り温泉・会席パックのバスツアーで屋島に行ってきた。ここは「檀の浦の那須与一・扇の的」の古戦場であるが、歴史好きのマッシーパパにとって、一度は訪れてみたかった観光地のひとつである。
ところが、島内一のビューポイントである獅子の霊巌から望んでも古跡は見えない。どうやら真反対の地にあるようで、せっかく期待した日本のレッドクリフの合戦もこれではしのべない。
ただその代わりというか、収穫のあったのは「屋島」が島というより、平坦な台地だったこと。そして、源氏の将兵が血槍や刀を洗ったという「血の池」が赤くなかったことかも(http://www2.neweb.ne.jp/wd/yashima/shisetuannai.htm)。
ま~、それはともかくも、対岸に回ってくつろいだ、庵治(あじ)温泉での「海鮮づくし会席」の焼きあわびとえびの踊り食いには大いに満足。「終わりよければすべてよし」の一日でした・・。
さて、「週刊現代(5月2日発売)」に『官僚が仕掛けた「日本を滅ぼす<3つの偽り>」』と題する堺屋太一氏の官僚批判がある。
堺屋氏は、「サブプライム問題で最も傷が浅かったはずの日本が、ふたを開けてみれば、2008年10-12月期の実質GDP成長率(年率換算)で世界最低の体たらく。それもこれも、輸出依存度が高いことが原因だ」と切り出す。
そして、その原因を作ったのは日本政府、なかんずく、官僚のとった3つの偽りにあると言うのである。
いわく、①つは「偽りの自由化」。小泉改革で自由化を喧伝してきたが、やったことは製造業や通信だけ。肝心な医療、介護、教育、放送、農業など規制されたままで内需の振興が遅れてしまった。
②つめは「偽りの国際化」。資本の移動を容易に認めず、国際資本の流入が遅れてしまった。
そして、③つめは「偽りの成長」。即ち戦後最長の成長とはやし立てたが、結局、輸出景気でわずかに成長を続けていただけのもろいもの。
それを困ったことに、彼らは誤りを認めず、反省せず。まだ、連綿と省益と天下りを容易にする縄張り拡張にうつつを抜かしていると、氏は憂いているのだ。
その証拠に、100年に一度の大不況といいながら、その追加経済対策にこめられたものは、各省庁でやりたかったものの寄せ集め。決して、国民目線の政策でもなければ国益を産むものでない。
つまり、それが1000円高速道のETC特需であり、今又、補正予算にハイブリッド車買い替え補助や省エネ家電買い替え補助等のばら撒き政策である。
いわば、どれもこれも天下り先の独立行政法人や特殊法人に権益が転がり込むように仕組んでいるか、省庁が許認可権をたてに省益を肥やす術でしかない。
だからこそ、堺屋氏は「幕藩体制の末期に見せた武士の無能ぶり。そして、それを民衆に見抜かれたことで武士の最後を迎えた」故事にたとえて、「官僚を買いかぶるな」と戒めているのである・・。
全く同感。今回の不況を100年に一度の未曾有のものと認識するなら尚のこと、保守的且つ前例しか踏襲できない官僚の知恵で乗り切るなどとても無理な相談。
いや、阿呆なソーリとバカな官僚で組んだ15兆円の補正予算すら、10兆円強は赤字国債で賄わねばならないという。つまり、大盤振舞いさせてもらう変わり、後ほど国民全員から消費税で帳尻をあわさせてもらいますよというのだ。
しかもだよ。その15兆円の恩恵を受けるのはほとんどお金持ちだと「日刊ゲンダイ」がいうから二度ビックリ!・・。
即ち、記事にいわく、「民放キー局社員で年収1800万円の金持ちサラリーマンの家庭と年収360万円の低賃金がネックとなり、今だ独身の派遣社員で比較したところ、
なんと、かたやが、贈与税減税(85万円)、住宅ローン減税(600万円)、新車買い替え補助(25万円)、エコカー減税(15万円)など、すべて合計すれば736万円。かたや、独身男性の恩恵はゼロだという(http://news.livedoor.com/article/detail/4117805/)。
まさに聞きしに勝る金持ち優遇策。こんな暴挙にあなたは納得しますか!?・・。マッシーパパなら「フザケルナ」の一言ですけど・・。
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