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野田総理が改造内閣を自賛、「最強で最善の布陣」とのたまったとか・・。
よく言うよね。どこの誰が本気にそんなことを信じている?
その証拠に、普通、内閣改造すれば必ず、支持率が上がるのに今回はわずか0.1%増と横ばい。
因みに、安倍内閣では11.5%、福田内閣で4.5%アップ、あの評判の悪かった菅内閣でも改造前の23.6%まで落ち込んでいた支持率を32.2%へと押し上げたのである(共同通信世論調査)。
それもそのはず。改造の真の目的は臨時国会の会期末、参院で問責決議された一川防衛相と山岡消費者行政担当相を続投させるワケにいかず。
さりとて、野党に屈するのもいさぎよしとせず、国会再開前に自主的に入れ替えたというだけのこと。
それに、あからさまにそれが目的だとは、いかにも体裁が悪い。
一応は見た目、看板になる前幹事長の岡田氏を副総理で入閣させ、ついでに、欠陥だらけの蓮舫大臣と役立ずでプライドの高い平野博国体委員長を交代。なんとなく、一新したかを装っただけ。
言うならば、欠陥車の応急修理みたいなものである。
従って、マスコミの評価も得てして最低のもの。その改造内閣につけられたネーミングで、いかにお粗末だったかがうかがい知れるのである。いわく、
①『いつか来た道内閣』
マッシーパパの読者なら、「過去に内閣改造して成功した例が少ないのにそれでもやらねばならなかった管内閣の苦渋の選択とは!?(http://massypapa.cocolog-nifty.com/blog/2011/01/post-3aef.html)」のエントリーで承知のように、一般に内閣の改造は
①大臣任免権を行使することにより政権の求心力を高める
②内閣にマンネリ感や社会に閉塞感が漂っている場合に内閣を刷新させて国民の期待感を高める
③自民党長期政権下では当選回数の多い議員がかかった大臣病患者を癒すがセオリー。
しかも、少なくとも1年経過が常識なのに、野田改造内閣はたったの4ヶ月しか経ていない。
これは偶然にも、菅首相の代表再選後スタートした改造内閣のあと、4ヶ月後に再改造された時とまったく同じ。
しかもこのときも、問責決議された仙石官房長官、馬渕国交相の交代を主目的として6人交代したが、野田内閣も国対委員長の交代を含め丁度6人。
おそらく、菅さんのひそみに倣えば、ずうずうしくも、9月まで延命できると読んだ下衆の浅知恵(?)。
②『在庫一層内閣』
それでなくとも人材不足の民主党。野田総理の言うような、最強、最善の人材がいるわけないじゃん。そんなセンセイたちが残っているなら、なぜ、スタートから起用しないの?
覚えています?マッシーパパが、「野田内閣の”タマ”が悪すぎます!? 疑惑に包まれた大臣がこれだけいるのですから(http://massypapa.cocolog-nifty.com/blog/2011/09/post-a202.html)」で縷々、つまびらかにしたように、どれもこれも店ざらし同然のメンバーばっか。
起用しようにも、売れるものは菅内閣で早、すっからかん。
だから、蓮舫こけたら、代わりの女性大臣も出せず。野田総理、売りの「党内融和」も、一川、山岡レベルがトップクラスの小沢派のお後は抜擢しようにも1年生議員で陣笠上手に被れない半端ものばっか。
③『玉突き内閣』
「最強、最善」のいい加減さを立証するのに、以上でも十分だが、もっと酷いのは「適材適所」すら、あてにならないこと。
その適例が、素人大臣の一川氏の後任がこれまた、「武器輸出の緩和」と「武器使用基準の見直し」の違いもわからないど素人の田中センセイ。
あるいは、可もなく不可もなかった中川正春前文科相を更迭したのさえ、国対委員長落第の平野氏を外すためにやむなく、閣内入りのトコロテン人事をしたというのが表に出せない裏の事情。
ま~、野田総理の得意なご都合主義という奴かもね。
④『羊頭苦肉内閣』
おしまいが、文字通り、苦肉の策で飛び出した野田、岡田の「田うえ」コンビ。
マスコミは鉄板の二枚看板と煽っているようだが、まさに「羊頭狗肉(羊の頭を掲げて犬の肉を売る如し)」、
どちらも、頑固一徹、ブレないことを誇っているようだが、これも真っ赤な偽り。
野田氏は「マニフェストにはルールがあるんです。書いてあることは命懸けで実行する。書いてないことはやらないんです」と公言していながら、やってることは真逆。
そのいい加減さが、今youtubeで超話題(http://www.youtube.com/watch?v=y-oG4PEPeGo)。
一方、岡田氏も、副総理になった途端、「増税する前に議員の歳費削減」を唱えだしたが、これも、みんなの党の江田憲司さんによってネタばれ。
いわく、国会の予算委員会で同氏が「4月以降半年間、議員歳費月額50万円カットをしていたのに、なぜ元に戻すのか!国会議員だけが満額支給で良いのか」と野田総理に迫ったら、
与党筆頭理事席にいた彼が横から、「元々半年間の約束だ!何が問題なのか!」「やるんならあんただけやればいい」「かっこつけるんじゃない!」等々とヤジ、罵声を浴びせかけたという。
いやはや、これが民主党の二枚看板の真実の姿(?)。
なるほど、これではその下に仕える閣僚がドイツもコスタリカもタマが悪すぎるはずだわね!・・。
最後までお付き合いいただきありがとうございました。ご批判ご賛同、なんでもいいですからコメントもいただければ幸いです。♪
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