マッシーパパの遠吠え

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「特定秘密保護法」の強行採決は与党の「横暴」?それとも、これこそが「決められる政治」のお手本?

2013-12-05 23:23:06 | Weblog

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官僚機構による「情報隠し」や国民の「知る権利」の侵害が懸念されると、マスコミも国民も慎重審議を望んでいた「秘密保護法」が、5日、参院特別委で強行採決により可決された。

自民、公明の与党はみんなの党、維新の会などが要求する修正に応じて、十分に審議を尽くしたと強弁。民主党、共産党など野党は「数の力の横暴だ」と批判する。

ま~、確かに、昨日まで、消費税増税やTPP,、あるいはアベノミクスだ、賃上げだと国民生活に密着した話題を振られて、(国民は)この問題にノーマーク。

だからこそ、考える暇を与えない強行採決は見事と言うほかなく、マスコミはただただ、出遅れ、不完全燃焼を糊塗するように、

「次の通常国会で、阿倍総理が設置を約束した第三者的監視機関の仕組みとその運用に目を光らせればいい」と淡い期待をつなぐ。

ま、世の評論家がこと、ここに至った問題の本質をスルーし、この程度の後講釈で、「小金」を稼げるのなら政権与党もさぞやくみしやすい(?)。

かといって、(与党といえど)いくら数の力を誇示、「強行採決」の悪夢を蘇らせるのはイメージ的にいとよろしくない。

そこで考えたのが第1次阿倍内閣で大臣を務めたお友達の渡辺喜美・みんなの党をたぶらかし、第二保守とも揶揄される維新の会を抱き込んでの「アリバイつくり」。

勿論、両党とも、「たとえ、わずかとはいえ、原案を変えさせたのだから前進だ」と鬼の首取ったがごとく、自画自賛。

それもそのはず、「何もしなくとも数の力で通そうと思えばどんな悪法でも通せる」、一強多弱の政界。はじめから、野党 に戦意など望むのが無理(?)。

い~や、それとも、自分たちも修正協議に参加することで、これまでになかった、「決められる政治」に参画できたと自らの無能を慰める。

ま、それはともかくも、強行採決というのは、もともと自民のお家芸。ねじれ国会になるまでは日常茶飯事だったし、何を隠そう、この阿倍総理こそ、「強行採決の鬼」。

第一次内閣の会期末に、天下り「規制」法案の採決を参院特別委で省略するという暴挙を行い、社会保険庁を事実上分割・解体する改革法案は強行採決するなど、世の顰蹙を買ったのは記憶に新しいところ。

つまり、彼らの言う”決められる政治”とは、国民には「よらしむべし知らしむべからず」、立法の府では数の力で、ねじ伏せること。

ついでに言えば、彼の頭に「国家百年の計」などこれっぽちもなく、あるのは官僚の描く国民不在、官僚主導の政官財の既得権益を守る政治のみ。

ましてや、第一次阿部内閣の際、カッコをつけて「官僚主導政治の見直し」を急いで、大やけど。

結果として”政権投げ出し”の大恥をかいただけに、今度は「長期政権」と引き換えに「官僚丸投げ」政治で妥協成立。

そして、夢実現のためには、「強い内閣」、「決めれる政治」を可能にする「よらしむべし知らしむべからず」の政治システムを構築する必要があった。

勿論、その先には、彼の祖父・岸信介翁の念願、憲法改正、集団的自衛権の行使を可能にして、日米の強固な連携。それはとりもなおさず、日本がアジアの盟主に帰り咲くという遠大な夢。

そのためには、たとえ、国民に不利益が生じようとも、ひたすら、アメリカのご機嫌とり。TPPも基地の「辺野古移設」もお望みなら、いかようにも・・。

祖父、信介が国民の大反対を跳ね除けて、アメリカの既得権を擁護した「日米安保」の締結同様、

アメリカさんの命ずるまま、憲法改正、集団的自衛権、国家安全保障会議(日本版NSC)、そして、今回の特定秘密保護法の制定も喜んで準備します。

ただし、懸念すべきは政権交代で目覚めた国民の目。いわゆる「世論」の動向だが、先の民主党が「開かれた政府」とばかりに、記者会見などで情報をオープンにしすぎた。

まず、これを正さないと、国民批判はいつ、「反自民」に転じ、「阿倍政権支持率の低下」を招きかねない。

これは第1次内閣で痛い目にあっているだけに、真っ先切って、国民に目隠しにする必要がある。

勿論、国会は素人同然の橋下維新の会、そして、「お友達」でくすぐれば、「アジェンダ」の違いも意に介しない、渡辺・みんなの党は阿倍の手のひら、いつでもアリバイつくりは簡単です。

ま~、後は強行採決の悪イメージをどれだけ薄められるかに尽きるが、これもNHK経営委員会の「お友達」人事で、情宣活動に後顧の憂いなし。

そして、今ひとつ、心配なのがアベノミクスのメッキがはげて、同志社大・浜矩子教授の言うように「アホノミクス」に終わる懸念。

だからこそ、ここは何が何でも経団連の力を借りて、大企業の「賃上げ」を実現せねばならない。

勿論、そのためには、大企業を今以上に優遇せねばならないが、それはどうにか可能としても、副作用の格差拡大が心配。国民の更なるプアー化を促進、しいては亡国への道を突き進む懸念がある。

つまり、自民党の望む、「由らしむべし知らしむべからず」の政策は反面、日本の危機を招きかねないのだが、

それでも、阿倍政権は「強行採決の鬼」になって、専横を極めようとしている。

そして、同時に必ず、起こるのが「国会無視、無力」に対する国民の抵抗、いわゆる国会外での絶叫演説とデモ。

だからこそ、このことを予測できた”はしこい”石破はそれを「秘密法」の決めるテロとして取り締まろうと画策したのであろう。

いわば、国会内外の野党の抵抗を抑えて、すべて、政権の思うままに国民をコントロールしようとする「既得権益の輩」の深慮遠謀なのである。

いやはや、そのことに今頃気づいても遅いのだが、衆参両院選挙で自民を大勝させた、「YOU」、

後悔先にたたずが身にしみてわかった!?・・。

最後までお付き合いいただきありがとうございました。ご批判ご賛同、なんでもいいですからコメントもいただければ幸いです。♪

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2 コメント

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Unknown (通りすがり)
2013-12-12 11:02:23
「決められない政治」にもどかしさはあっても、このような「決められる政治」では怒りしか残りません。絶対反対です。
返信する
靖国参拝 (通行人)
2014-01-09 11:35:46
靖国参拝の正当性を信ずるなら国内でアピールせず国際機関で堂々と言えよ。
返信する

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