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小沢幹事長は10日、高野山・金剛峰寺をたずね、松長有慶管長と会談、そのあとの記者会見で、「キリスト教もイスラム教も排他的」「欧米社会の行き詰まっている姿そのもの」などとコメントしたという。
これには保守反動派が驚愕、ネット上では、「そういう考え方自体が排他的だ」「独裁者小沢らしい暴言だ」「マスコミがスルーするのはけしからん」「これでキリスト教世界とイスラム世界を敵に回した」などと、批判のコメントが寄せられている・・。
又、「読売」もその経緯を報ずるとともに小沢氏の発言は、「仏教を称賛することで、政治的には中立ながら自民党と古くからつながりのある全日本仏教会(松長有慶会長)に民主党との関係強化を求める狙いがあったものと見られる」とその発言の意味を説明している(http://www.yomiuri.co.jp/politics/news/20091110-OYT1T01243.htm)。
ま~、「読売」の言うのに間違いないだろうが、それにしても、解せないのは、唐突なキリスト教批判。何も態々、いわなくても他の方法で仏教会をヨイショできたし、オバマ大統領の来る今でなくても良かったのではないだろうか?・・と考えるのが普通。
そこで、マッシーパパなりに小沢氏の意図をいろいろ探ってみました。
そしたらなんと、分かりましたよ。その発言の、「排他的で独善的な宗教だ。キリスト教を背景とした欧米社会は行き詰まっている」の原典が。
「阿修羅」の投稿者「TORA」さんのブログで紹介されているのだが、どうやら、中谷巌著の「資本主義はなぜ自壊したのか(http://www.asyura2.com/09/senkyo74/msg/673.html)」の中にあるのだ。
そして、そこには、「西洋人の美意識は、日本人のように、山や野などの自然を見立て、その風情を庭に再現することが美であると考える意識とはまったく異なったものである。つまり、ベルサイユ宮殿の庭園のように、人間の手で品種改良されたバラなどを人工的、幾何学的に配置したものである」「このように、自然を管理し、飼い慣らし、征服することが神から人間に与えられた使命であると考えるのがキリスト教である」と。
さらには、「こうした自然観に基づく西洋文明、なかんずく資本主義社会は地球の限度を超えてしまった。また、環境破壊がとどまるところを知らず、先進国では人々の心が荒み、社会も疲弊しはじめた云々・・」と続く。
つまり、小沢氏もこの書を読み、リーマンショックと照らし合わせて「欧米社会は行き詰っている」と称したのだというのだ。
確かに、出処はこれに相違ないだろう。でも、問題は発言の時期と目的である。
実はここの処が、マッシーパパには、腑に落ちなかったのであるが、ハイ、例によって、マッシーパパの睡眠中、浅見光彦氏が訪れてこの、難解なカラクリを解いてくれたのです。
彼の推理によると、
まず、これらの過激発言が松永管長に発したものでなく、すべて記者向け。それだけに、記事になることをあえて承知しての確信犯だということ。
となれば、記者を通じて投げかけたメッセージの先が問題になるのだが、その一つがオバマ大統領。
つまり、イスラム教徒の父を持ち、自信は敬虔なプロテスタントのキリスト教徒。そして、資本主義の権化でもあるアメリカ合衆国の大統領の来日に合わせた(?)のだ。
この米国こそ、唯我独尊的に、これまでイラクやアフガンに戦争を押し付けてきた。あるいは又、「復興」を御旗に世界の同盟国に尻拭いを強要してきたのである。
彼小沢にとって、まさに、中谷先生の唱える「資本主義の自壊」とオーバーラップしたのであろう。そして、これから米国が圧力を加えようとする日米交渉に釘をさすべく、婉曲的に「キリスト教徒は排他的」と大統領に暗示、けん制したのでなかろうか・・というのだ。
そして、今ひとつは、公明党の支持母体の創価学会に充てたメッセージでもあると光彦氏はいう。
即ち、学会は仏教に違いないが、むしろ、教義的にはキリスト教やイスラム同様、他の宗派を邪教と呼んで排他的であることは変わらない。
彼、小沢は自民党だけでなく、かって新進党から袂を分かち自民党に擦り寄った公明党をいまだ許してはおらず、執拗に攻撃の手を緩めていない。
まさに、彼の党が痛手を負った今こそチャンス。その支持母体である創価学会に「排他的なキリスト教」を名指すことで、暗にプレッシャーをかけたと見るべきであろうというのである。
なるほど、世に怖いものなしとなった豪腕小沢氏の面目躍如というやつかも。いや、それとも、「読売」のいうように「今後、波紋を広げる可能性もある」のやら・・。
但し、その点は、光彦氏に聞きそびれましたけど・・。
最後までお付き合いいただきありがとうございました。ご批判ご賛同、なんでもいいですからコメントもいただければ幸いです。♪
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