マッシーパパの遠吠え

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ホントに名古屋が変われば日本が変わるの? 河村たかし市長VS名古屋市議会の仁義なき戦い!

2009-11-13 15:57:29 | Weblog

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名古屋の河村たかし市長が公約の市民税10%減税を巡り、議会との間で仁義なき戦いを繰り広げている。

実は喧嘩を売っているのは市長。その理由は、就任して半年が過ぎたのに肝心の減税法案は過去2回も継続審議となり、11月議会でも成立は危ういというからだ。

そこで、「名古屋から革命を起す!」(飛鳥新社)を出版、その中で、「行き詰まったら何らかの手を打たにゃならん」として、市民リコール(署名36万人分が必要)による議会解散の可能性に言及しているのである(http://mainichi.jp/select/today/news/20091022k0000e040076000c.html)。

又、一方では、減税の条例案を審議する財政福祉委員会(江口委員長)の「減税にかかる市民への情報提供は継続審議中であることから行うべきではない」とする抗議文を逆手にとって、「言論封殺で、民主主義の崩壊だ」とマスコミにリークする。

そして、解散権もない市長の無力さを嘆き、その原因である二元代表政治を批判。その奥の手として、前述の市民リコールを呼びかけているのだ。

ま~、確かに、11月に(減税条例が)制定されないと、予算に計上できず。(減税の)実施が出来なくなるから、あせっているのは間違いない。

処で、不思議なのは、市民の誰もが喜ぶ減税に市議会が反対していることである。それもただ、反対の名目は減税の方法論だとか。

つまり、市長の主張する「定率」は「金持ち優遇」になるので、所得の低い層に厚くなる「定額」にすべきだと彼らはいうのだ。

さて、ホンとに両者の争点は方法論なのだろうか? もし、そうなら妥協の余地は残っているし、ここまでもつれなかったのでなかろうか?

どうやら、仁義なき戦いの真相は「二元代表政治」の主導権争いにあるようだ・・。

そもそも、市長は市長選に立候補したときから、二大公約の一つに、「減税しないと税金の無駄使いはなくならない」と10%減税を公約。

そして、そのムダこそ税金で食ってる議員や公務員の人件費にあると、自らの 「退職金の廃止」、「年収800万円」を政策に打出した。勿論、その裏には市議会定数の削減や議員報酬(現行約1500万円)を800万円に大幅減額する腹づもりであるのは明らかである。

又、もう一つの公約である、「地域委員会」の創設だが、一定の地域単位(中学校区など)ごとに予算をつけ、住民に選挙などで選ばれた7~11人の委員が使途を決める仕組み。

市長は今年度中に各区1カ所でのモデル実施を目指しているというのだが、これが成功すると、まさに革命、市議会の役割軽視にもつながりかねないのである。

というのは、今のところ、地域委員会に割り振る予算は1地区500-1500万円と低いものだが、これが成功すれば、どんどん予算が増えていくのは必至。

となれば、議員先生たちの特権である予算審議権が結果として地域のしかるべき人たちに移ることになりかねない。

だからこそ、河村市長も議員定数を減らすの、減俸するのと言っているので、議員にとっては極めて危険思想。そしてその突破口となる「減税案」は断固呑めないと、のらりくらりサボタージュに出たというわけだろう・・。

勿論、先生ばかりでなく、市内に約5500人いるとかいう区政協力委員も既得権から強く反発、「ボランティアで長年、市と住民をつなぐ活動をしてきた区政協力委員をないがしろにする制度と言わざるを得ない」とおかんむりだとか。

ま~、これが日本の政治の現状。国も地方も既得権を握って放さない一部の特権階級がのさばるのだ。だからこそ、鳩山首相も「戦後行政の大掃除」といったのであろうが、これも同様、抵抗族のおかげで、「言うは易し、行いは難し」でなかなか、道遠しなのだ。

だからこそ、河村市長も「名古屋が変われば日本が変わる」と言っているのでないか?

そして、市民の手によるクーデター「36万人の市民リコール」を呼びかけて議会を解散、河村派の議員を増やして、議会を意のままに動かしたいというのだろう。

なるほど、それで日本が変わるのなら、マッシーパパも大賛成。河村市長にめげずに頑張ってほしいと応援するものである。

ま、確かにこんな、「二元代表制」など何の意味も無いと思う。市議会など保守の塊。自分らの権益が守れるものなら、現職市長を担ぎ、河村氏のように市民目線の市長が新たに現れると今度は反対派に回る。所詮、無駄飯を食べているやからなのである。

欧米ではこんなばかな制度もなければ、市議会もほとんどボランティアで職業議員などいないそう。いや、いても、ロサンゼルス市会のように名古屋の人口より多いのに議員はたったの15人という。

つまり、市議会議員はあくまで名誉職。自分の住む市のために奉仕するのが目的で、日本の先生方のように自分の住む市に寄生し、税をむさぼるのと大違い。

ぜひ、名古屋を変えて、鳩山政権に、日本の変革のお手本を示してほしいものである・・。

最後までお付き合いいただきありがとうございました。ご批判ご賛同、なんでもいいですからコメントもいただければ幸いです。♪

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