マッシーパパの遠吠え

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国会はバーゲン会場? 自公政権最後の在庫一層セール!

2009-01-30 08:18:55 | Weblog

昨日から麻生閣下の施政方針演説に対する各党の代表質問が始まった。勿論、マッシーパパも観戦(?)したが、なんともつまらないものだった。

尤も、総理就任の際の自分の考えを述べる所信表明と異なり、こちらは、内閣の基本方針や政策を示すものだから、100%、官僚の作文。そして、代表質問の原稿も事前に総理の手元に届けられるので、その答弁も又、官僚の用意したもの。つまり、いわば、役者が舞台でセリフを喋るようなもので、しかも棒読みする分だけ余計、観客の心に訴えるものがないということだ。

それに、今回の施政方針そのものが、多くの社説が説くように、『「脱小泉」を掲げつつ、郵政解散で得た多数で政権を運営するというのでは、全く矛盾している。衆院選による首相自身への信任がやはり必要だ。民意の裏付けなきスピーチは、うつろに響くばかりである(「毎日http://mainichi.jp/select/opinion/editorial/news/20090129k0000m070123000c.html)』であり、

『首相の言葉がいま一つ胸に迫ってこないのは、信任の問題、つまり総選挙から逃げているからだ。ましてや小泉時代に得られた与党の議席数を使って押し通すというのでは、著しく説得力を欠く(「朝日http://www.asahi.com/paper/editorial20090129.html?ref=any#Edit2)』からであろう。

ま~、それはともかく、代わり映えのしない舞台でも、意表をついたのが、自党の細田幹事長の質問の答弁に立った、だんご3兄弟ならぬ、枡添、金子、鳩山三大臣の啖呵売(たんかうり:口上を述べ立てて物を売ること)。

まず、枡添厚労相が医療や介護が抱える諸問題と出産・子育て支援にてんこ盛り、且つ、薄っぺらな政策を羅列。そして、「実施するためにも一刻も早く予算を通してほしい」と、ブラウン管の向こうに一生懸命売り込む。

ついで、金子国交相はひとしきり、住宅ローン減税や省エネ・バリアフリー住宅減税のメリットを唄った後、目玉政策の高速道料金の割引を宣伝。なんと、路線まで例示して、そのバーゲン振りを訴えること、訴えること!

因みに、①青森→北陸道→大津→京都区間が(22000円→1000円の割り得)

②福岡→本四架橋(4、5000円が一律1000円)→香川(トータル13000→2000円)

③木更津→アクアライン→首都高→銀座(3700→1500円)だとか。

そして、しんがりに立った鳩山総務相は定額給付金をひとしきり売り込んだ末に、「年度内に給付できるかどうか、かかって、国会の対応次第」とあたかも「遅れれば、抵抗した野党のせい」とでも言わんばかりの脅しよう。

もう、脅したり、すかしたり、こうなれば、うちの(与党)の商品はこれだけお得。買わないと(総選挙で投票しないと)損と売り込む、どこかのテレビショッピングのお役立ち情報そのもの。見ていて、あきれるより、これが国権の最高府のすることかと怒りさえこみ上げてくる。

一方、野党側で意表をついたのは、先年、衆院決算行政監視委員会で福田総理と因縁の対決をした田中真紀子の例の「真紀子節」。質問に立った早々、施政方針演説を「空疎な言葉の壮大な羅列だ」とこき下ろす(http://news.tbs.co.jp/newseye/tbs_newseye4049898.html)。

ま~、そこまではよかったが、中身となると、途端に”切れ”がなくなる始末。あれ、今日は不発?と思ったら、真紀子節は健在でした。

最後に出てきたのが、彼女の自民党先輩の二人の出処進退物語。名前こそ出さなかったが、

一人はさる9月、惜しまれて、総選挙不出馬を表明した小野晋也議員(?)。そして、その理由を「市民の政治家に対する不信に思いをいたすとき、代議制民主主義を見直す為にも在野に下り、国民目線に立った政治家を自分の手で育てる役割を担おう」というのだ。しかも、「(議員を)続ければいずれ手にする大臣ポストを蹴っての勇断」だと・・。

又、今一人は恐らく小泉純一郎氏(?)。彼女と国会内での会話だそうだが、退任理由を聞かれて、「麻生の解散を読み違えた。こうなれば、任期一杯まで頑張ってほしい。そうすれば、議員歳費がよけいもらえるから」だって。そして、それを言いながら、彼女もTVカメラもその議席のほうを見渡せば、早、トンずらしてもぬけの殻。

ともあれ、臆せず、議場の自民党議員を睨(ね)め付け、「今、やじってる人もいずれは去る日が来る。その日のためにも、自分の心に正直に、又、弱い国民の心に答えられるよう努めてほしい」と、まとめるところはやっぱ、真紀子節の真骨頂。そして、そんな彼女の刺身のツマになるのを避けて、いち早く逃げたジュンイチローもさすがであった!?・・。

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